元世界銀行副総裁の西水美恵子氏は、
内閣府が新指標として検討している
「幸福度指標は無駄]であると提唱しています。
国民の豊かさを測る新指標(予定)の「幸福度指標」は
現在、内閣府で原案を作っており、来月にも最終報告が
まとまると掲載されていた。(日経新聞2011年8月30日記事)
西水氏が記事を掲載した時期を考えると、
「幸福度指標」について、少なくとも一年以上は検討していることになる。
西水氏によれば、「幸福度指標」は、
ブータンの「国民総幸福量」を、日本がお手本にして
いるそうですが、根本的に間違いであると論じています。
そもそも、ブータンの「国民総幸福量」は、
”ものさし”や”指標”とするためではなく、
ブータンが「長年貫いてきた政治哲学」だからだそうなんです。
現実に幸福度とは、それぞれの人が、それぞれの心で、
それぞれの物差しで、決めていることであり、測れるものではない。
測れないものを指標にされて判断されたら、たまりません。
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