日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『コロナ禍中』/『若い人の感染症教育』/『人は過去を忘れる』

2021-04-24 14:54:44 | 感染危機管理
昨夜、大阪も3度目の『緊急事態宣言』が発出され、明日から連休明けの11日までの『短期決戦』で色々を『対策』が行なうとの事となった。
テレビでは総理会見の後、大阪府吉村知事や東京都の小池知事からも具体的諸施策が示されたが、なにか『必然性』が伝わってこない。

なぜなのだろう・・・
一つ目は、『なぜ』『どうして』その『対策』を行う必要があるのかの説明が不十分なことかもしれない。
政府の『専門家会議』や『都・府』からの『要請事項』は、『人流抑制』という『一言』で語られてしまっているが、この背景にある『どんな事実から』『こうしてほしい』という事が見えてこない。
マスコミも、今回の『宣言』は『変異株が原因』とだけの説明で、『変異ウイルス』が『猛威』と説明し、こんな『事例』でも『感染』してしまうとの報道もあるが、昨年からの『クラスター解析』で『こんな所で感染は伝播した』という事が『抜けて』しまっている・・ような気がする。

感染症の『原理原則』から考えれば、『感染』は『人から人』へであり、いくら『マスク』や『アクリル板』さらには『換気』がなされていても、どこかで『漏れ』があれば感染する。
こんな事を『マスコミ』はきっちり伝える必要があるのではなかろうか。

例えば、テレビでここ2週間程の間に『変異株の怖さ』として『テレビ報道』された内容であるが、昨年『クラスター対策班』が調査し、こんな事を『気き付けてください』と『発信』されていた内容に、どこか『守るべき所』に『抜け漏れ』が起こった事が『原因』ではなかろうか。

こんな事が、今回の『緊急事態宣言』では『過去の歴史』を今一度『学び直す』必要があるのではなかろうか。
これらを正確に伝える事で『人流抑制』は『何のために』を、多くの方に『理解』していただけるのではなかろうか。




(クラスター対策班資料)









ただ、政府の『専門家』の方々や『知事』、さらには、これらを支えるスタッフの方々は、過去の『感染事例』を『熟知』しておられるためか、あたりまえの事『周知』としておられるようであり、多くの『国民』へ伝える時、この『過去からの知見』の『説明』が抜け落ちる事もあり、『何のために』の『周知』が出来なくなっている様にも思える。
多くの人間は、昨年の連休の時の『状況』は思い出せないであろう・・
『人間は痛い思いをしないと忘れてしまう』
(先週のテレビでは、身内の感染が出た方が、再度『濃厚宴会』とも流れていたが、『懲りない人もいる』のは別であるが ・・)

もう少しかみ砕いた『平易』な『説明』が必要であろう。
例えば・・・
『今回の「緊急事態宣言」は、これまで「まん延措置」で、飲食店の「時短」や「換気」など色々な対応をしてもらいましたが、『感染拡大』がまだ止まりません。このために、昨年の感染拡大で学んだ「クラスター事例」から、『人と人の接触』を止めない限り、『感染を止める』事が出来ないと考えます。このため、思い切ってこの対応のため「人と人との接触」を「避ける」根本的な政策を「人流制御」とし、お店で『人と人』が「接触」しないための『休業』をおねがいするしだいです・・』
こんな説明が無いと、多くの方は・・なかなか『なぜ』『どうして』が『理解』できないのではなかろうか。

このあたり『政府』や『専門家』とともに、『マスコミ』も『休業問題』を煽るだけではなく、『なぜ』『どうして』をしっかり『平易』に伝える事をお願いしたいものである。
人間は『忘れやすい』・・
昨年『カラオケ』や『スポーツジム』で『感染』した事を忘れ・・・
だれかが『対策』してくれているから『大丈夫』とうあいかない・・
自ら『学び』『対策』するためには、何度もの『教育』が必要である
こんな事のためにも、今一度『過去の事例』を引っ張り出し・・
『なぜ』『どうして』から『どうしよう』を再度学び直す必要がある

たぶん、これがきっちり出来れば『ダブルスタンダード』はなくなるような気もしている。

二点目は、もう少し細かい情報開示である。
昨年の8月までは、大阪府では『どんな方』が『どのような症状』で『発症』したかという『公表』がされていたり、『クラスター』の『発生状況』もある程度見えていたが、最近ではほとんど見えてこない。
こんな中、先週、近隣の豊中市では、小学校の『クラスター状況』が『公表』されたが、その『感染拡大』の速さに驚いた所である。

身近での『感染状況』が見えないと『身構える』事は少なくなる。
『個人情報保護』や『誹謗中傷』の問題はあるが、『情報』がないと『適切行動』は採りにくい。
大阪府でも、府からの公表では、日々『1000人越』『過去最多』とテレビ報道されるが、府内の個々の市町村の情報は『府公表』や『市役所』のHPを自ら探しに行かないと、見えてこない。
市長村によっても『公表内容』に温度差がある。役所の人力の問題なのか、豊中市の様に『保健所』と一体であれば『公表』しやすいのかもしれないが、我が町では『毎日の新規感染者数』と、詳細は府の『公表』へのリンクだけである。
大阪府全体で『緊急事態』を考えるのであれば、府内の『全府民』が『危機感』を持たないと『収束』に向けた動きとはならないと思われる。
このためには・・『情報開示』が『不可欠』

マスコミも、全国版でなく『関西特化版』『大阪府 特別警戒版』など・・
『緊急事態』『危機管理』のために、ぜひとも考えてほしいものである。

今、この二つ前くらいの『メモ』に書いたデーターを、さらにまとめている所であるが、『感染』は『ドーナツ状』に『府内』でも『拡大』しており、郊外の『市町村』も充分な『対策』を取らないと、さらに『拡大』するかもしれない。

各市町村の、感染者数(人口1万人当たり)を見てみると、下記の様になる 。


確かに、感染者数は人口比で見ても大阪市が最も多く、周辺の都市が続くが、4月1週目と先週1週間での増加比で見てみると、下記の通り、さらに周辺の都市へ感染拡大が広まっている様にも思え、心配である。(高齢者施設でのクラスターが影響しているかもしれないが・・)


大阪府や各市町村も、データー解析の上、適切な情報開示をお願いしたいものである。

こんな事になったので、明日からは『Stay Home』
この言葉も・・・今回の対策からは『消えた??』

国民総出で・・『Stay Home』
  『Challenge Zero CORONA Week』としてほしい。

せっかくの機会だから、もう一度『COVID-19』とはを学んでみよう。。

*+**
こうなると・・大学も『休校』・・そして『休講』なのか
先々週、今年定年となった友人が、再就職で、女子大の栄養学部の非常勤講師の職を得たとのメールが入り、専門の『化学』と共に、栄養士さんとしての『安全管理』を教えるための『講座』も持つようになったとの事で、『ネタ』提供の要請があった。

早速彼から来た連絡には・・・
高校で『亀の甲』はともかくとして、『生物』もあまり勉強していない『新入生』が多く、『ウイルスの大きさは、蟯虫とどちらが大きい?』と質問しても、『マスクの穴を通らないくらい』と、とんでもない答えも飛び出し、こんな『知識』や『意識』の乏しい『学生』が多いから『感染拡大は止まらない』のか・・・と書かれていた。

このため、『ワイガヤ』で『感染拡大』は心配であったが『ワークショップ方式』で『ウイルス』とは『感染』とは・・を学んでもらい・・『危機感』が出ればと・・計画し、先々月『飲んべ~会』で話題となった『一人がどのくらい感染させるか』という『課題』で『伝播』を学ぶ事から始めたとの事。
小生が、昨年高校生用に『プロト作成』していた『Excel』での『入力事例』を参考に、『一人が一人に』『別の感染者は二人に感染させる』などの『ルール』で『感染者数』を追いかけると・・この『増大』に驚きがあったとの事。
『感染伝播』を断ち切るためには、この図の『矢印』を断ち切る必要があり、『行動変容』を理解してもらえたようである。

<参考図表> (赤丸・・2人へ伝播)


なかなか『先生』も大変であるが、今の『学生』さんたちが『自分の問題』として捉えて頂くためには、このような『体験型』『実践型』の『教育』も重要なのかもしれない。
こんな中から『なぜ』『どうして』・・さらには『こう変わったら』『こうなったら』との『気づき』が芽生えれば、『安全管理』の『原点』である『危機』を『危機』として感じる事も『醸成』してくるのかもしれない。
卒業までには、彼は立派な『栄養士』を育ててくれることであろう。

そしてもう一つ、学生さんへ『どこで感染するの』を学んでもらうため、『教務課』へ『政府の感染対策関係資料』などを見せてもらった所、指示の『文書』はたくさん来ているが、細かい『図表』などが添付されておらず、このURLを参照しか書かれていらず、ほとんど見ていない・・との事で、これも驚きであった。

このメールの上部に添付した『クラスター対策班』の資料などは、全く見たことが無く、学生へも『カラオケは注意』くらいで、『どう危ない』『感染はどこから』などの『具体指示』は出来ていないとの事にもビックリとの事であった。

こんな事があるので、大学の運動部での『クラスター』が度々起こるのでは・・・と書かれていた。
政府が求めた『5つの場面』は伝わっていたのか・・はなはだ疑問である・・と付け加えられていた。



彼からは、過去事例から『どこで感染したのか』『どうしたら感染する可能性があるのか』『人へどうしたら汚してしまうのか』も『テーマ』として考えたいので、資料があれば『提供』してほしいとの事。
門外ではあるが、今まで読み集めた、下記の『感染研』での『資料』や、学者として学ぶには『アウトブレイク調査のススメ(防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症疫学・制御研究部門 加來 医師 著)』が面白いのでは・・・と紹介しておいた。
(この本は販売品であるが、公衆衛生学会に載せられている)

これらの『過去感染事例』の資料は、『変異型』にとって変わっても同じことであり、より高い『防御』をこれら事例から『忘れないように』しなければならない。
『政府』や『マスコミ』も、『警鐘』のために、事あるごとに『公開』してほしいい資料である。
( MEMO として残すため、そのまま添付しておいた)

;:;:Skype 到着  文書見直し未完:: 
























































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