日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

日経『「ヒット商品番付」で振り返る平成の30年』から

2018-12-06 15:13:17 | 日記
一昨日の夜WBSで、平成最後の日経MJが選ぶ「ヒット商品番付」の特集があり、横綱は9月に引退した安室奈美恵さんが選出されていた。

このあと日経電子版へはこの記事と共に、『「ヒット商品番付」で振り返る平成の30年』というタイトルで、MJ編集部が選んだ元年からのその年の最もインパクトがあった番付が映像で流されていた。



必ずしも横綱ばかりでなく前頭まで選定されているが、時代の流れを的確に捉えられており、興味ある内容であった。

映像なのでメモを取りながら見てみた。

平成元年の消費税開始での『1円玉』に始まり、平成4年、バブル崩壊での『複合不況』、9年、環境対応での『プリウス販売』。
13年、低価格、高品質で産業構造を変えた『メイドインチャイナ』と時代は進み、15年高級客指向で『六本木ヒルズ』、16年『韓流』24年『東京スカイツリー』
26年『インバウンド』27年『ハロウインフィーバー』と、バブル崩壊から見掛け豊かな時代、グローバルな世界へ大きく展開して来た事が読み取れる内容であった。

一方、バブル崩壊前の平成2年には本物志向の『一番搾り』が入っているが、6年『バリューセット』、12年、1900円フリースの『ユニクロ』、20年『セブンプレミアム』25年『セブンカフェ』29年『アマゾンエフェクト』と、消費の構造は節約志向と共に多様性が出てきたように思える。

さらにこの番付では、これらの景気や世相を映し出す選定と共に、この30年間は、IT化、情報社会の急速な流れが起こった事も記載されている。

平成元年頃、会社ではPC-98の導入などでパソコンが普及しはじめ、個人でパソコンを所有する方も出て来た時期ではなかったかと記憶しており、小生もFMV DESKPOWERを購入した時だったかと思う。
番付では『WINDOWS95』が平成7年発表との事。
WIN3.1から何枚かのFDでアップデートし、電話回線からモデム変換通信していたので、登録に四苦八苦した記憶が思い起こされた。

この『WIN95』でパソコンが個人の環境に入って来たとの事であるが、この年は阪神大震災や地下鉄サリン事件など、激動の年でもあり、あれから4半世紀経っのかと思うと、時の流れの速さに驚きである。

この後、平成8年には『PHS』全盛で『1円端末で加入者急増』という時代。
10年アップルがグラフィカルな環境を有した『iMAC』を投入し、平成11年、ついに『i-モード』という番付が続いている。
携帯が普及し、端末でメールが読めるようになり、ビジネス環境が大きく変わってきた事が思い起こされた。
さらに平成17年には『iPod,iTune』発売でデーターが持ち運びできる時代となったとの事、
子供が購入した品物を見て、ウオークマンではなく、さらに小型で、手軽に音楽を外で聞ける環境となった事以上に、電子機器の小型化、メモリ容量の拡大に驚きを覚えた事も思い出した。
平成18年には『デジタル一眼レフ』が伸長との記事もあるが、メモリが小型化し、安価となって来たことも大きな要因かと思われる。

平成19年には『電子マネー』、21年には『ツイッター』。
そして平成22年『スマートフォン iPhone 4』登場。
28年には『ポケモンGO』、29年『アマゾンエフェクト』と、身の回りでは色々な情報がやりとりできるようになった。
生活様式も平成の30年の間、特に直近の15年間はもすごい速度で変化した気がしている。
IT時代のスピードを表す一つの指標として、犬年齢が人間の5~7倍という事で『ドックイヤー』という言葉で表す事があるが、この犬年齢だと『たった2年』である。
あっという間に世の中の仕組みが変化して来ている。

この日経の番付が出た日、『ポケベル』が、来年(2019年)9月に提供終了との事も発表されていた。
1986年(昭和61年)に立ち上がった通信システムであり、ほぼ平成の歴史とかぶっているが、アナログ通信から、1993年(平成5年)のデジタル化(2G)の中で伸長し、PHSとともに一世を風靡した。
i-modeでの携帯端末やスマートフォンの普及で影をひそめてしまっていたが、建物の中でも繋がるなど優れた特性があり活用されていたようであるが、IT化の流れでは仕方ないかもしれない。

話しは少し横へそれるが、『ポケベルが鳴らなくて』・・と言うTVドラマがあった。
いつまでも時間を忘れて端末を眺めている・・このわくわく感は、今あたりまえになった電話や『Line』などで文字化され、すぐに答えを求める事では得られない、ゆっくりとした時間軸を、自分で作る事ができ、感情を整理するには、すぐれた端末だったかとも感じている。

この『平成を振り返る』記事から、平成という時代は、間違いなくハードとして、通信環境や記憶媒体が大きく成長する中で動いた時代であり、豊かな生活が得られた。
次世代も、このハードを活かした自動運転やロボテックが当たり前の世界となるかもしれない。
中国、アジア圏、アフリカもさらに先進国化し、日本もグローバル展開を目指す中で、位置づけもも変わってくるであろう。

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もうすぐ平成最後の正月となるが、『今年の正月がついこの前』『一年の記憶が鮮明でない』という事を昨今感じている。
この平成の30年は、小生にとっては『今年の干支ではないが、30年が5~6年のドックイヤーとなった激動期』であった気がする。
昭和を約35年、平成を30年生きて来たが、この直近を振り返る記事から、あるていどは思い起こせたが、細かくは何をしてきたのか、記憶をたどる事に苦労している。

昭和から平成へは、正月明けの突如の事で、大喪の礼で会社が休日となった記憶は鮮明であるが、その後は要整理の状況である。
平成6年頃、長年の研究所生活から営業へ転籍し、数年本社勤務後、子会社への出向となった。
その後、さらに担当していた製品を別の子会社へ移し、これにあわせて新たに出向。
この会社では、東京勤務、原籍の定年、再雇用、完全リタイアと、忙しく働いたためか、周りが急がせたためなのかは判らないが、時代毎の記憶がおぼつかない。
一度どこかでゆっくりと棚卸が必要かもしれない。
そうしないと、平成が何であったか。どうだったのかも語る事は出来ないかと思われる。

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次の元号がまだ見えていないが、次の世代では『ドックイヤー』とならないように、1年をゆっくり楽しめる時代となってほしい事を祈るばかりである。

今、働き方改革が叫ばれているが、自分を見つめ直す時間も必要ではないか。・・とも感じている」

それと、IT化で進んできたデジタル指向が現実に起こらないように。
バブル崩壊でもそうであるが、ゼロー100の現実が。
もう少しアナログ的にゆっくり物事が進んでほしい。

でも現実は
地震、台風での大被害。米中での摩擦。
デジット化した事である。

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