NO MOVIE, NO LIFE

観た映画をすぐ忘れてしまうので、覚書です。。。

ONE TAKE ONLY

2004-09-30 | DVD ま・や・ら・わ行
オキサイド・パン監督。
こないだ「テッセラクト」を観てから気になって仕方がなかったのよね。
ホントは、「レイン」が観たかったのだけど、貸し出し中だったので、最新作って書いてあったこっちにしてみた。
バンコクの裏社会に生きるドラッグのディーラーをしている男と、娼婦をしている女の子が出会うって話。
犯罪と隣り合わせで、危険が多い生活の中でふたりが出会って、恋をしている瞬間はすんごく生き生きしていて輝いてるのが印象的だわね。
ラストあたりは、タランティーノの「トゥルーロマンス」っぽい感じがしたけど、全体的にはバンコクならではの混沌とした、いかにもアジア映画!って雰囲気なので、同じアジア人として嬉しくなるよーな作品だと思ったよ。
映像は、「テッセラクト」の方が洗練されてるというか、3カ国合作だったので海外で上映されることを視野にいれて作ってたのかもしれない。
英語だったしね。
この作品はタイ語(まぁ当たり前だけど。。)なので、タイ(っていうかバンコク)の雰囲気たっぷりで、他の国には真似できないっていうのがヨイと思った。
オキサイド・パンかぁ~。
他のも観てみたい!

ロボコン

2004-09-28 | DVD ま・や・ら・わ行
楽しかったねぇ~!
徳山高専が舞台で、ロボットコンテストで優勝を目指すって話なんだけど、観てて元気がでるよ。
キャストがよかったし、徳山っていうのもよかったかも。
なんてゆーか、台詞の間とか時間の流れがウソくさくないってゆーか、自然な雰囲気だった。
いくら前半がなんの変化もなくダラダラと流れていようと、それが後半に盛り上がるその伏線だと知っているので普通に集中して観ることができるのよね。
そういう意味で、青春映画って好きかも。
ストーリーが普遍なものでも、キャストの若さと雰囲気で特徴が出せるしね。
あー高校生っていぃなぁ、理系っていぃなぁ、コンテストっていぃなぁって思ったわ。
義務も利益(←経営の)も発生しない、純粋に「勝ちたい!」と思って闘うロボコン。
うらやましぃよね。

作品も、変なこだわりとかなくてよかったと思う。
一応笑える場面とかもあるけど、やりすぎではなくあり得る範囲だし。
荒川良々とかね。

男の子ばっかし出てるし、ロボコンだし、高専だし。
そんな中に出てくるヒロインは、やっぱし可愛くなくっちゃね。
長澤まさみの、ぴっかぴかな笑顔が、一層輝く、そんな映画。

2004-09-26 | DVD た・な・は行
原作が金城一紀だということで、観たかった作品。
これが、えかったのよ。
ラストが特に良かったと思う。
後半にさしかかると同時に、どういう状況で作品が終わってしまうのかが気になっていたのだけど、このラストはイイ。
といってもどんでん返しとか、奇抜なものではないんだけど、その後の行方を楽しく想像できるってことが、よかったと思う。

登場人物が少ないので、テキ屋が椎名桔平だとか、備前市の食堂のおばちゃんが樋口可南子だったりとかで、それも楽しみのひとつだわね。
柄本明の妻役が牧瀬里穂で、ハッキリ言ってそれが不安の種ではあったのよねぇ。
牧瀬かよ…てな感じに。
でもねえ、これが気にならない程度におさまってるわけよ。
牧瀬は、ただ笑ってるだけの役だとまぁイイかもってことが新発見だったわ。
あともうひとつ気になることを挙げるとすれば、大沢たかおが実年齢よりもずっと若い、20代後半を演じるからか、若さを強調するような演技が、ちょっと…ねぇ、やりすぎのような気もしないでもないけど。
だけどそんなことはどーでもいいと思えたラストで逆転勝利、かしらね。

フル・フロンタル

2004-09-26 | DVD た・な・は行
スティーヴン・ソダーバーグ監督。
他の作品を観た覚えはないけど、どっかで見た名前だなぁ。。。って思っていたら、リチャード・リンクレータ監督の「ウェイキング・ライフ」ね、そうそう。

もとい、ソダーバーグの作品は観たことなかったわ。
ないっていうより、観ないって感じだけど。
なんかね、全く興味をそそられないのよね。
っで、今回は、いつもよく行く映画館がこの作品を上映したんだけど、紹介のコメントが上手かったわけ。
ジュリア・ロバーツ、ブラピ、ジョージ・クルーニが、自ら出たいと言って出演した低予算映画、みたいな。
ブラピは別として、普段、名前を見ただけで「この映画は観ないでおこう。。」と判断する人たちが出てる作品だったけど、そのコメントを読んだらちょっと興味が出てきて観ようかなって思ったのよね。
でも、結果的には、観なくてよかったじゃん、、、っていう…。
あたしにはこの作品の良さってものが理解できないわ、マジで。

ただ、社員の首切りが仕事のキャスリン・キーナーの壊れ具合は良かったと思う。
あと、唯一あの登場人物の中では、妹に共感できる、かも。

ジョゼと虎と魚たち(再)

2004-09-24 | DVD あ・か・さ行
DVDの副音声では、監督犬童一心と妻夫木聡、池脇千鶴のコメンタリーが収録されてんの。
ばーさんが亡くなってひとりぼっちになってしまったジョゼを恒夫が訪ねて行ったけど、ジョゼに「帰れ!」って言われて素直に帰ろうとしたらジョゼに引きとめられるシーン。
「ちーちゃん、このときリハからすでに泣いてたよねぇ」
って妻夫木くんが言ったのが印象的だった。
それから動物園でトラを観る場面では、ジョゼの肩に手を置いたのは、アドリブだったと言ってたよ。
あれは恋が始まってすぐの頃で、それを表現しているいいシーンだと思ってたけど、アドリブだったとは。。。

あと、映画館ではそんなに気にしなかったけど、ふたりが台所に立ってる背中のシーンは、結構ヨイよね。
顔が映ってないけど、ちゃんとジョゼの気持ちが表されてるんだよねぇ。
そんなこととか思いながら、また新鮮な感じで観たわ。
きっと、しばらく経った頃、また観ようって思う作品よねぇ。

「ヴィレッジ」観てみた。

2004-09-19 | movie その他
M.ナイト・シャラマン監督。
「シックス・センス」「サイン」のね。
あたしは両方観たけど、「シックス・センス」は途中で解ってしまったし、「サイン」も特別な感想もないくらいだったので、今回も、まぁ一応観るだけ…てな意気込みでしたわ。
っで、どうだったかと言えば、やっぱよくわからんわ、の一言ですねぇ。。。
内容が、、、

でね、映画館においてあるヴィレッジのチラシ(「解読マニュアル」らしい…)があるんだけど、シールで封してあんの。
「映画の醍醐味を損なう恐れがありますので、「ヴィレッジ」をご覧になった後で、中面をお読み下さい。」
って注意書き入りの。
あたしはなんの躊躇もなく映画を観る前に中身を読んだけど、流して読んだせいかちっとも頭に残ってなくて、映画を観終わってから読んでみたら、
「ハァーそうなんだ、そゆことね。」
っていう、「言ってくれなきゃわかんないじゃん」的なことが言い訳のように書いてあったわ。
まぁ、宣伝する方としては難しいだろうとは思う。
ネタばらしをするわけにはいかないので内容に関して紹介することはできず、かといって作品の中で詳しい説明をしてあるわけでもないため映画を観てもわかりづらいことが多いのよね。
それで苦肉の策としてそんなチラシができたってことなんだろーけど。
「謎解き」を醍醐味とする作品だからわざとわかりにくくして作ってるわけだし。
あたしにはそれが…「わかりにくすぎた。」ってことで。

あとはねえ、ホアキン・フェニックスも老けたなぁーと思ったわ、当たり前なんだけど。。。
そう、当たり前なんだけどねー。
どうしてもリバー・フェニックスを思い浮かべてしまうから、そう思ってしまうのよねぇぇ。

「スウィングガールズ」

2004-09-15 | movie あ・か・さ行
ここんとこ世間も映画も暗いのばっかしで、明るく楽しいのが観たいなぁと思っていたのでさっそく観てきた。
矢口史靖監督。
「ウォーターボーイズ」は面白かったよねえ!
男子高校生にシンクロさせた監督が、今度は女子高生にジャズを演奏させるってことだけど。
まぁ、やっぱし二番煎じって感じではあるよね。
まったく楽器の演奏ができないところからスタートして、最後にはできるようになっているっていう内容だし。

シンクロの時は「男がシンクロをやる」っていうこと自体が衝撃的だったので(っていうかこれは実話を元にしてるんだけど。)作品全体が新鮮で楽しくて、だから面白かったのよね。
今回は、女子高生がジャズっていっても、楽器を演奏すること自体はそんなに珍しいことではない。
だからというわけではないだろーけど、この女子高生たちをとんでもない落ちこぼれに設定してんのよ。
何をやっても続かないダメ女子高生が、ジャズにのめりこんでいく、っていう。
「ウォーターボーイズ」では妻夫木くんを始め、金子、玉木、光る逸材がいて、それも成功した理由のひとつだけど、「スウィングガールズ」では一応キャラクターをそろえているけど、どれも同じに見えるとまでは言わないにしても、特に光っている人がいなかったっていうか…
同性だからそう思うのかもしれないけど。
それで台詞を東北(米沢)弁にしたのかなぁとか思ってしまった。
方言を話す女子高生ってそれだけで可愛いもんね。

どーしても前作と比べて観てしまうけど、最後の演奏シーンはやっぱしイイね。
できなかったことができるようになるっていうのは、観てる方も嬉しいものだしね。
自分が高校生のときにバンドをやってて、練習してだんだん弾けるようになる曲が増えていくのが嬉しかったり、ただ音を出してるだけで楽しかったことを思い出したりしましたわ。
あれって、ひとりだけじゃダメだしね。
みんなと音を合わせてひとつの曲になる、っていうのが演ってて楽しいのよね。

高校生が一生懸命頑張っている姿を見るのは、イイもんです。
歳を取ったら特にそういうふうに思うようになりました。


「テッセラクト」観てきた。

2004-09-14 | movie た・な・は行
ジョナサン・リース・マイヤーズが出てるってことで観たくて観たくて仕方がなかった作品。
監督はオキサイド・パン。
あたし、他の作品を全く観たことがなくって今回が初めて。
原作が、アレックス・ガーランド。
どっかで聞いたなーこの名前…って思ってたら、「ザ・ビーチ」(原作)と「28日後...」(脚本)の人ね、なるほど。
それでこの3つの作品はトーンが似てるわけよ。
っで、舞台はタイ、バンコク。
ひとつの安ホテルに宿泊する客たちと、ホテルのボーイを中心に、まったく関係なかった者同士がだんだん繋がっていくんだけど、話の構成がパズルみたくなってんの。
それが、うっとおしい細切れじゃーなくって、観てて頭が覚醒していくような感覚なのよ。
これってね、オキサイド・パンの独特な映像のせいかなって思う。
すんごくカッコいい。
ミュージックビデオみたいな感じ。
あ、エンディングはスマパンのジェームズ・イハが作ってんの。
キャストもみんな男前だし(田中雄一郎も出てる!)、なにからなにまでカッコいいわ。
でも、カッコいいだけじゃーない。
ボーイ役のアレクサンダー・レンデル(1990生まれ)。
この子がスバラシイ!
大人なんだか子供なんだかわかんないような、混沌とした状況の中で生活してるっていう複雑な役なんだけど。
きわめて自然に映ってみえたのよ、スゴイよね。

いろんな人種が集まっているバンコク。
キャストもほとんどがハーフだったり、言葉もタイ語と英語で、無国籍っていうよりは「まさにバンコク」って雰囲気。
アジアの映画ってカッコいいよ。
こういう映画がもっと増えたらいいなと思う。

とりあえずあたしは、原作を読んでみることにするわ。
映画館を出て歩きながら、「原作読んでみたい」って思ったから。

「LOVERS」観て来た。

2004-09-01 | movie ま・や・ら・わ行
チャン・イーモウの作品ね。
あたし、前作「HERO」観てないんだけど、なんでかってゆーと、そんなに観たいと思わなかったからで。。。
だって時代ものだし中国だし…云々
だけど今回のは金城武が出てるので観ようかなぁと思ったのよね~

とかなんとか言いながら観てたら、あっという間にスクリーンにひきこまれてしまった。
映像が美しいのよ
ロケーションもだけど、ワダエミの衣装も素晴らしく美しく、踊り子が踊るシーンもうっとりするくらいにキレイだった。
アクションも、迫力あるしネタは新鮮だしやっぱり映像は美しいし、で眼が離せなかったわ。
これは「HERO」も観なくては、って思ったわね。
話の内容はねぇー、、、どうなん?えっ、そうなん?ハァーそーですか…てな感じ。
(どんな感じや…)
長い映画なのでラスト付近は「もぉええやん。。」とか思ったのだけど、まぁ、そこに言いたいことを収めてるってことなのでしょう。

しかし、金城武はいぃよね。
インテリとかバイリンガルに弱いあたしは、金城くんが中国語を話してるだけでボォ~っとしてしまうのであった…(アホ)

予告で気になったのは、「僕の彼女を紹介します」。
韓国映画「猟奇的な彼女」のスタッフと、主人公のチョン・ジヒョンの新作。
予告を観た限りでの感想だけど、「猟奇的~」らしいユニークな作品っぽいよ。
婦人警官の彼女が、女子校の教師をしている彼のクラスに乗り込んでって、女生徒に向かって言い放つ台詞が
「私の彼に手を出さないでね!もうしちゃったし!」
チョン・ジヒョンが言うと、めっちゃキュートだぁね。
早く観たいわ~(12月上映予定)