NO MOVIE, NO LIFE

観た映画をすぐ忘れてしまうので、覚書です。。。

「スウィングガールズ」

2004-09-15 | movie あ・か・さ行
ここんとこ世間も映画も暗いのばっかしで、明るく楽しいのが観たいなぁと思っていたのでさっそく観てきた。
矢口史靖監督。
「ウォーターボーイズ」は面白かったよねえ!
男子高校生にシンクロさせた監督が、今度は女子高生にジャズを演奏させるってことだけど。
まぁ、やっぱし二番煎じって感じではあるよね。
まったく楽器の演奏ができないところからスタートして、最後にはできるようになっているっていう内容だし。

シンクロの時は「男がシンクロをやる」っていうこと自体が衝撃的だったので(っていうかこれは実話を元にしてるんだけど。)作品全体が新鮮で楽しくて、だから面白かったのよね。
今回は、女子高生がジャズっていっても、楽器を演奏すること自体はそんなに珍しいことではない。
だからというわけではないだろーけど、この女子高生たちをとんでもない落ちこぼれに設定してんのよ。
何をやっても続かないダメ女子高生が、ジャズにのめりこんでいく、っていう。
「ウォーターボーイズ」では妻夫木くんを始め、金子、玉木、光る逸材がいて、それも成功した理由のひとつだけど、「スウィングガールズ」では一応キャラクターをそろえているけど、どれも同じに見えるとまでは言わないにしても、特に光っている人がいなかったっていうか…
同性だからそう思うのかもしれないけど。
それで台詞を東北(米沢)弁にしたのかなぁとか思ってしまった。
方言を話す女子高生ってそれだけで可愛いもんね。

どーしても前作と比べて観てしまうけど、最後の演奏シーンはやっぱしイイね。
できなかったことができるようになるっていうのは、観てる方も嬉しいものだしね。
自分が高校生のときにバンドをやってて、練習してだんだん弾けるようになる曲が増えていくのが嬉しかったり、ただ音を出してるだけで楽しかったことを思い出したりしましたわ。
あれって、ひとりだけじゃダメだしね。
みんなと音を合わせてひとつの曲になる、っていうのが演ってて楽しいのよね。

高校生が一生懸命頑張っている姿を見るのは、イイもんです。
歳を取ったら特にそういうふうに思うようになりました。