NO MOVIE, NO LIFE

観た映画をすぐ忘れてしまうので、覚書です。。。

「ロスト・イン・トランスレーション」を観た。

2004-06-23 | movie ま・や・ら・わ行
アメリカで公開されてから随分と待ったけど、ようやく観た。
評判がいいのは知ってたけど、どういいのかは観てみないとなぁ。。って思ってた。
なんかね、なかなか良くできてたよ。
ってエラそーなこと言うのもなんなんだけど、
「アメリカ人が撮った日本でロケした映画」
っていうと、なんとなくホントの日本と違う、デフォルメされた日本人や慣習ばっかし捉えられてそーじゃん。
でも、そうじゃなくて、この映画が世界で上映されてるなんて嬉しいなぁ、って思ったわねぇ。
外国人が日本を舞台にして撮った映画は結構あるのよね。
ジャン=ピエール・リモザンの「Tokyo Eyes」(武田真治、吉川ひなの)、
リュック・ベッソンの「WASABI」(ジャン・レノ、広末涼子)、
これふたつとも割と好きな映画だけど、でもやっぱし「外国人が見た日本」で、日本人から見た日本とはちょっと違う。
単に、「日本でロケした」っていうだけのよーに思えるもん。
「ロスト・イン・トランスレーション」は、監督ソフィア・コッポラの、日本をっていうか
"東京を愛してる" ってゆーのがすごくよく伝わる。
これは、東京でなくては成り立たない話。
それがわかったから、直に心に響いた作品なんだと思った。
でもさぁ、逆に言えば、日本人ではない人がこの映画を観たら、どう思うんだろ。。
それ、ちょっと知りたい。

「21g」

2004-06-12 | movie その他
賞を総ナメした「アモーレス・ペロス」の監督、イニャリトゥの作品。
ズシンと響く作品だったわ。。。
すんごくいろんなことを、いっぱい考えた。
てゆーか、考えずにはいられない作品だったわ、どっちも。
そんでもって、たくさんの線があって、線と線との交わりを追っていって全体がつながる、
っていう構成だった。
ベニチオ・デル・トロの、ダメ男ぶりがよかった。
もちろん、ショーン・ペンもナオミ・ワッツもよかった。
迫力ありすぎ。

「エレファント」

2004-06-12 | movie あ・か・さ行
コロンバイン高校で起きた銃乱射事件を題材にした、ガス・ヴァン・サント監督・脚本の作品。
ガス・ヴァン・サントらしく、少年の心の中の小さな揺れ、みたいなものをきちんと表現してるって思う。
空だけの映像も、いいよね。
美しい空であればあるほど、哀しさが伝わってくるし。

この作品は、一般の高校生をオーディションで集め、台詞や演技は特に決めずに本人たちに任せたらしい。
なので、リアリティがあるってゆーか、ドキュメンタリーっぽくなって効果大。
マイケル・ムーアの「ボウリングフォーコロンバイン」と違うところは、そこ。
ドキュメンタリー”っぽい”。ドキュメンタリーじゃーない。
事件にインスピレーションを受けて作った作品だしね。
大人ではなく子供というほど幼くもなく、微妙な年齢の少年たちが起こした事件。
マスコミは原因をつきとめようとしてまったく違う方向で騒いで、マリリン・マンソンのせいにする。
それはマイケル・ムーアが指摘して取り上げたところ。

ガス・ヴァン・サントの場合は、そういうことではなく、大人や専門家が説明しきれないことを表現してるって思う。
言ってみれば理由はないに等しい。
大人ならそう思うだろう。
だけど、少年たちにとってはそうではない。
少年たちの世界の中だけにあるものは、その外にいる大人にはわからない。
そこをとりあげたガス・ヴァン・サントはスゴイと思った。

Laundry

2004-06-02 | DVD ま・や・ら・わ行
窪塚と小雪が出てるやつですね。
登場人物が少ないし、テル(窪塚)を中心に話が進むので時間が少しゆっくり流れてる。
悩みは誰にでもあるし、変わりたいと思う自分をなかなか変えられないでいるジレンマもあるし、登場人物が傷つくシーンであたしの心も痛かった。
でもー、なんかもうちょっと足りない!っていう気分なのよねぇ。
テルの繊細さは伝わってきたし、ボニピンの曲もマッチしてたし。
逆にそこが「いかにも」って思えたのかも。。。
それともー、小雪でなくて、たとえば坂井真紀だったりとか、、、
その方がわざとらしいかなぁ・・・

ブエナビスタソシアルクラブ

2004-06-01 | DVD た・な・は行
監督はヴィム・ヴェンダースなんだけど、この際監督の存在はどっかへ行ってしまって、とにかく元気なキューバのじーちゃんたちの映画。
どんだけ歳を取っても、唄って踊って演奏できるのだーっていう、希望と憧れで未来は明るい。
でもやっぱ、キューバっていう国だからこそ、の音楽なのだねぇ。
太陽が強烈に照っていて、昼間から酒飲んで酔っ払って、宴は延々と続いて夜中まで踊りまくる。。。
なんていぃ人生なんだ・・・。
そーゆー、真夏の昼間に酔っ払って聴く音楽だとあたしは勝手に思っている。
人生は楽しまなくては損なのさっ。
「キサス、キサス、キサス Quizas」みたいに、結構知ってる曲もある。
ってことで、今年の夏はキューバンミュージックで過ごそうっと。
この際、サルサでも習ってみるか!?