ペブル、サポーター日記

バングラデシュに滞在する「ペブル」サポーターが、現地の「ペブル」情報や、生産者団体の情報をお届けします。

製作現場を訪問!ジョソール(その2)

2012年04月09日 | 生産者団体と作っている人たち
2012年3月

ハテブナノの58ある製作センターのひとつをハテブナノのスタッフと一緒に訪問しました。
場所は、ダッカから飛行機で40分、ジョソールという町にある「パドマ・トレーニング&プロダクト・センター」です。



「パドマ・センターを中心として別に2つの小さい作業グループがある」と聞き
パドマ・センターから2~3km離れたところにある作業グループを訪問しました。
このグループをまとめている女性のお宅。ここがサブセンターということになります。




近所に住む女性たちはここに糸を取りに来て、自分の家で作ったり、ここにきて皆で一緒に作ったりします。普段は、こんな感じで楽しくお話ししながら作っているようです。



実はここはこの3人家族のご自宅でもあります。
お宅では、現在は娘さん、お母さん、お父さんの3人暮らし。
3人そろってハテ・ブナノの編み物の仕事をしています。
え?お父さんも編み物?(「ええ~?かわいい」と思った私。)
なんと一番の稼ぎ手は「お父さん!」だとか。
「娘さんに編み物を教わって、お父さんが一番上手になっちゃったの?」


お父さん、黙々と編み物をしています。
実は、以前村にあったニット製品を販売する会社のために、
製品を作っていたこともあるそうです。
なるほど、既に編み物の技術はあったわけですね。
ハテ・ブナノの仕事は、うってつけのお仕事だったことでしょう。

「娘さんに編み物を教わった」のではなくて、
「娘さんに編み物を教えたのは、お父さんだった!」わけです。
この家族の主な収入源はお父さんの農業の収入ですが、
農作業が忙しくない季節には、こうして家族3人(一家総出)で、
ハテ・ブナノの仕事をしているので、よい副収入を得ることができます。

それにしても、お父さんを含め家族全員で揃って
ハテ・ブナノの編み物している姿が
なんとも、のどかで、微笑ましくて、素敵でした。



糸はここで保管されています。



ハテ・ブナノのスタッフ、レイハンも製作現場を取材&撮影。
あっという間に人だかりが・・・。

私たちが右へ動けば「群衆」も右へ、左へ動けば皆も左へ、と
とにかく物珍しさにゾロゾロとついてくる村人たち。

それにしても、こんな日本から遠く離れたバングラデシュの
こんなにのんびりした田舎の村の奥で
お父さんがせっせと編んでいるぬいぐるみが日本で売られているのかと思うと
なんだか感慨深い気持ちになります。

日本でペブル商品がたくさん売れたら、
お父さん、さぞかし誇らしいことでしょうね~。




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