ここのこの連絡網

そっ..と、言葉を置いていきます。

おかあさん

2021-01-09 12:26:35 | 連絡網《ミ》

これは人間の「仕組み」に関係している象徴的な物語。
すべての(あなた)に当てはまる。

(あなた)の心は
誰も居ない、何もない世界にひとりで立ち尽くし、途方もない絶望にうちひしがれている。
もう何も信じない、何も感じたくないと、
すべてを諦めて遠ざけている。

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えーん、えーん、、

薄暗い世界に

男の子が、両手を目に添えて、うつむいて泣いていました。

この子は、意識の世界にいる子供の○○さんです。


私「どうしたの?なんで泣いているの?」

うつむいて、ずっと泣き続けています。

私「いつまでも泣いてるだけじゃ、わからないよ?」

男の子「おかあさんがね、おかあさんが、、いないの、、」

私「どうしていないの?」

男の子「気付いたら、いなかったの、、」

私「どこへ行っちゃったのかな?」

男の子「わからない、、」

私「お姉さんが一緒に探してあげようか。」

男の子「ぐすん、、ぇ、いいの?」

私「いいよ。お姉さん、君のことが心配だから一緒に探してあげたいな。」

男の子「ありがとう」

私「じゃあ、この場所から離れてみようか。ここには何もないし、誰もいないと思うよ。誰かが居そうな場所へ一緒に行こっか。お姉さんにつかまってね。行くよー!せーの!」

ジャンプ!

穏やかな明るさの、草原のような場所へ行く。

男の子は、その世界を見て“わぁぁ~“っと、目を見開いてキラキラさせている。


私「ここには、土や、草木や花、虫や動物達がいるね。風がいろんな香りを届けてくれる。太陽の光は、こんなにも世界を生き生きと輝かせて見せてくれるんだね。」

男の子「向こうの方には川があるね。(パタパタ走っていく)魚もいるよ~。わぁ~。」

男の子は、とても嬉しそうで生き生きとしている。
 
私「でも、ここには誰もいないみたいだね。」

男の子「でも、ここに誰かがいたら、この世界は汚されてしまうような気がする、、このままでいる方が、この世界にとっては良いんじゃないのかな、、」

私「でも、それだと、君はひとりぼっちだよ。それでもいいの?」

男の子は、ぐっ、と言葉を飲み込みました。

私「言葉を交わす相手もいないし、君の気持ちを受け止めてくれる人もいないってことだよ?」

男の子「でも、ぼくは、この綺麗な世界の方を大切にしたいよ。」


この意識の世界を管理する“監視者“が言いました。


“では、この世界が失われたとき、そこに何が残るかな?“

“ここは、自然のサイクルに寄り添った循環が存在するだけで、その循環には意思はないんだよ。“

“だから、この世界が失われたら、そこには何も残らないんだ。“

“君は、その、何も残っていない世界にいた。“

“その世界にいたとき、君は、何を思った?“


男の子「さびしかったよ、誰もいなくて。僕の声に応えてくれる人は、誰もいない。何をやっても、どこへ行っても、何もなかった。

そんなとき、僕がしていたことは、おかあさんを求めて泣くことだけだったんだ。

おかあさん、どこへ行っちゃったの、、、」


私「おかあさんって、どんな感じがする?」

男の子「あったかくて、やさしくて、おおきくて、安心できて、さびしさがどこかへ行っちゃうの。」

私「おかあさんと、さっきの綺麗な世界、どっちが好き?」

男の子「おかあさんっ!おかあさんがいれば、ぼくは何もいらないよ!!」

私「じゃあ、おかあさんのところへ、行こっか。」

男の子「うん!」


おおきくて、あたたかい光の中へ

おおきな光に包まれながら


男の子「おかあさん、おかあさん、どこに行ってたの?! ぼくを、ひとりぼっちにして、今までどこに行ってたの?!」


“どこにも行っていませんよ。いつも、(あなた)のそばで見守っていたのよ。いつも、(あなた)と共に在りましたよ。“


男の子「うそだ!ひとりぼっちで、いままでずっとさびしかったんだよ!」


“(あなた)の心が、わたしを遠ざけました。“

“すべてを切り離し、孤立していきました。“

“わたしは、何も変わらず、ここにいました。ここで、(あなた)のことをいつも見守ってきました。“

“あなたの世界は、あなたの心が作り上げたもの。“

“そのことを知るために、必要なことでした。“


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“思いが伝わらないのは、なぜだろう

それは、

相手への感謝と、それを受け止める信頼

真の感謝は相手に対する信頼があって生まれるもの

感謝があっても、受け止める信頼がなくては成立しない

信頼のない関係には意思の疎通はない

信頼がなければ、
前には進まない、
形にはならない、

これらは、あなたにとってとても大切なこと“


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2019/4/23