私は、生まれも育ちも熊本(中心部から離れた田舎の方)ですが、なぜか熊本弁の師匠がいます。師匠は、私よりも年下なのに、熊本弁のボキャブラリーが実に多彩です。
例えば、「今日、一生懸命自転車で走ってたら、チェーンがはずれちゃって」というのを「今日たい。自転車ばびゃんびゃんこぎよったら、チェーンのうっぱずれちかったい」と表現します。
師匠の口から出てくる熊本弁は、熊本でも最近はあまり聞かれなくなったような言葉で、どこか懐かしいような響きがあります。熊本弁を話すことは熊本の文化を残していくことだと師匠は言います。
師匠は、菊池の某お城の旅館の支配人さんです。彼も温泉をこよなく愛する人です。お風呂の掃除は彼の日課で、仕事には一切妥協を許しません。その姿勢が多くの老若男女の心をつかんでいるのだと思います。
師匠!これからも熊本弁講座よろしくお願いします。