夜何度も空を確認したが、星が出ることはなかった。
しかし生暖かい。 暑い?
そうだ前回木曽駒で凍えそうだったので、シュラフインナーをプラスしていた。
暑くて眠れない。 失敗。
4時20分出発。
ヘッドライトを点けて登山道へ。
途中後ろで悲鳴が・・・・ 川に落ちたようだ。
大丈夫か!
空が明るくなってきた。
森を抜けると目の前に、 岩 岩 岩だらけ。
何とも歩きにくい。 また骨折しないように慎重に。
まえの組に追いついてきた。
振り返ると小仙丈ケ岳と、朝日で赤く染まる馬の背が見える。
仙丈ケ岳は雲の中だ。
もう日の出の時間は過ぎているが、雲が多いのか。 残念だが仙水峠までもう少し。
5時40分 仙水峠に到着。
真っ暗闇を歩いてきたので精神的に疲れた。
冷たい風が強く吹いている・・・ふと気が付いた。
テントに着替えとウインドブレーカー置いてきてしまったー。 "(-""-)" 絶命
頂上は雲の中、摩利支天が見えるかどうか。
寒いので樹林帯へ避難。
どこか広いところで朝食をとることにする。
雲はどんどん増えてくる。
地蔵岳が雲ぎりぎり。
南側の山並みが少し見える。
塩見岳の方角だと思うが、今日はこんな天気が続くのか。
雨が降らないように・・・。
そろそろ朝食にしよう。 風の当たらない場所で、雑炊をつくる。
いつもの山朝食。 できるだけ具材を工夫してみるが、今回は女房水入れすぎ。
おかゆになってしまった! (゜Д゜;)
30分程休み、出発。
体も暖まったので頑張ろう。
遠くにテント場が見える。
少し実が大きいが、ナナカマドか?
ミヤマシャジン。 風が強い!
ミヤマコゴメグサ。
少しだけ富士山の頭が見えた!
お先真っ白! 青空も見えているのに!
神秘的な光景が・・・
さあ登ろう。
天気もいまいちなので、テンションが上がらない。 ↓↓↓
8時 駒津峰に到着。
予定をかなりオーバー。 仕方がない、登るだけが目的ではないのだから。
ここからが核心部になる。 残りの標高 約200m。
標識にも頂上まで1時間30分と書いてあるが????
標高の割には時間が長い・・・・といきなりの下り。
これは長いぞ覚悟しなければ。
暫くアップダウンを繰り返すが、危険個所多いため写真撮り忘れ。<(_ _)>
絶壁!
下ったところで8合目。
左足の化石発見!
靴底の持ち主は裸足で下山したのだろうか。
それにしてもゴミは持ち帰ろう。
人が多く入る山はゴミが多い。 甲斐駒も意外とゴミが目につく。
山小屋の周りが特にひどい。 (~_~;)
ヤマハハコ。
タカネツメクサ。 終わりですね、また来年。
岩の間にラインが・・・・ ずーと上まで続いている。
石を綺麗に詰めたように・・・不思議だ。
いよいよ砂礫の斜面始まりです。
小股で少しずつ行きます。
摩利支天が雲から現れました。 晴れるかな?
少しばかりの希望をもって一歩一歩。
頂上が見えたのは真下に来てから。 あれれ、頂上だ。
9時30分 無事到着。 以外にも時計通りの到着に、自分でビックリ!
いつもなら頂上でのんびりするのだが、今日は果物を食べて下山。
お昼を食べる分の水を途中で使ってしまったので、お昼は下山してから。
頑張って下山。
砂礫を登ってくる人の8割は、この登りでゾンビに変身するようだ。(゜Д゜;)
イワウメ。 終わりでした。
見たかったなあ。
絶壁にホタルブクロか?
葉や茎が違うような気がするが・・・・図鑑で調べたがわからなかった。
イワヒバリ。 木曽駒のイワヒバリより警戒心が強い。
登りでは気づかなかった! ダイモンジソウが絶壁に張り付いてる。
もっと近くで見たかったが、いつかまた。
250mmでこの大きさ。
駒津峰に近くなってきた。 雲が切れてくる。
もしかしたら晴れるかな?
アップダウンを繰り返すような山でよく聞かれる。
まだ頂上ではないのか。
あと何回上り下りするのか。
頑張ってまだまだですよ! 歩けば着くから大丈夫! (^O^)/
駒津峰まで1時間30分かかってしまった。
どんどん下って来る。 一応登り優先だが、彼らは頂上に向かうのが優先と
思っているのか? 譲り合いが少ない。
次は仙水峠まで下ります。
下って10分もしない所で、重症の高山病の症状の高齢者が横たわっている。
5人グループであるが、早く下山させなさいと言ったら、足が痺れているだけだと
言ってまだ登るようなことを言っている。
まだ半分も来てないよ。 下山した方がいいと言ったが聞かないのでスルー。
熱中症の疑いもありそうな感じだった。
結局5時ごろヘリで運ばれ、広河原で救急車に乗せ換えられたようだ。
5時間以上何をしていたのか? だめならまた来ればいいのに…。
樹林帯に入ったところで、ホシガラス発見!
ハイマツの実を食べていた。
仙水峠 1時間 予定通り。
山頂であった大学生グループに追いつくも、さっさとお先に~と行かれてしまった。
あと1時間ラストスパート。 でもヘロヘロ (~_~;)
13時ジャスト、テント場に到着。
途中仙水小屋で水を頂いて助かった。 すんごいうまかったー。
仙水小屋のおじさんありがとう。
13時30分発のバスを諦め、昼食タイム。
いつものカップ麺。
16時発のバスに乗る事にする。
明日の天気は、今日よりも悪いというので仙丈ケ岳はまた今度。
テント場は空きもなくビッチビチ。 土日はキツイな、今度も平日を絡めて来よう。
15時人数が集まったので早めにバスを出してくれた。
不老滝。
広河原に早く着いたが、山梨交通は時間通り16時40分発。
こんな状態です。
明日はもっとすごいことに。
バスもギューギュー。 この状態で林道1時間。
皆さん頑張って17時10分到着。
日帰り温泉で汗を流し、甲府で夕食を取り帰宅。
22時到着しました。
なかなか厳しい山でした。 黒戸尾根コースに挑戦するにはまだまだです。
がんばろう。