・戦争はイカン、といいつつも
映画、小説、そして漫画にしても水木しげる先生
印象に残るモノというのは「戦争」が絡んでいたり
作者が戦争を体験していたりというケースが多い気がします。
特攻野郎Aチーム の映画版、
テレビではAチームの面々はベトナム戦争を経験という設定でしたが
映画ではイラク戦争になっておりました。
ベトナム戦争というと終結でも1975年。
2010年という設定にするとお爺さんのお話に
時代設定をちょっと昔に・・・町並み・クルマ・衣装。
これがなかなか大変かも。
・・・酷い話ですが小説とか映画のネタ作りに戦争を行っているのか?
アメリカは?妄想全開モードです。
近年「不朽の名作」と言われるレベルの映画が出ていない気がします。
戦争といっても1984年 ではありませんが現体制の安定が最大の目的なので
人の心を揺り動かすモノが出来なくなっているとか。
単に過去の作品の蓄積が多いので趣味・嗜好が細分化されているのでしょう。
・・・平和・安定、「退屈」に耐えるというのも必要になるのかも。
・最後はローテクが勝つのか?
退屈しのぎ、だけでなく教訓も込められているのでは?という映画の話を
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漫画「20世紀少年 」で
漫画家志望の青年角田とオッチョが監獄島から脱出を図るシーンで
この映画に触れておりました。
オッチョが角田に「大脱走」の話をしたところ
角田は「どういう映画です?それ」と答えます。
オッチョは「おまえも見た事ないのか、漫画家志望なのに・・・」
といったやり取りだったと覚えております。
不朽の名作、といってもこれだけ古いと見た事ない、という人が多数なのかも
漫画家のアシスタントに入るような人でも。作者自身の経験を反映か?
映画の見方は人それぞれ
オッチョは「映画の結末を語るほどおれは野暮じゃない」と言っておりますが
私はスティーブ・マックイーンがバイクで疾走するシーンより
逃亡に成功した人物の移動手段が印象に残りました。
意外とそういうものなのかも。
歩きではダメだがハイテクに行きすぎるのも・・・といったところか
戦争はイカンと言っても戦争毎に自動車・飛行機、
そして原子力利用など工業製品のレベルが進化するというのもあります。
ローテクな移動手段を選んだ逃亡者の結末は・・・
これは娯楽とユーモアを交えた反戦のメッセージなのかも。
そうすると過剰人口でハイテク工業に偏重せざるを得ない日本は
「平和」を守るには不都合なのかもしれません。
私がこの映画から感じたメッセージからすると。
冒頭のドイツ軍将校のセリフにもありましたが
捕虜収容所といっても酷い強制労働とかも無いようで
脱走はアウトにしても所内でのレクリエーションもアリ
画から受ける雰囲気も
結構楽しそうに見えてしまうのが難点か
これなら日本のサラリーマンの方が悲惨かも?
名優チャールズ・ブロンソンとジェームズ・コバーンの2ショットです
主演のスティーブ・マックイーン、監督のジョン・スタージェス
「七人の侍」の西部劇リメイク「荒野の七人」と共通のキャストが
スタージェス組、というのがあったのでしょう。