何気ない日々

我が家の庭と近郊の花の写真などと共に、我が家の行事など、日記代わりに綴って行きます。

マツヨイグサ、アカバナユウゲショウ、ラショウモンカズラ、フウロソウ

2010-05-06 10:38:19 | Weblog

マツヨイグサ「待宵草」(アカバナ科マツヨイグサ属)

オオマツヨイグサと言うそっくりな花があるので、明確には分からないが、日中赤くしぼんでいなかったので、多分マツヨイグサだろう。

竹下夢二は、これを宵待草と呼んで詩にした。

待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ・・・・。

確かに、詩としては、待宵草では感じが出ない。

ここは是が非でも、宵待草と彼は考えたのかも知れない。

何処でこの詩を作ったのか知らないが、いずれにしろ何処にでも顔を出す花で雑草化している。

きっと、本郷付近が、伊香保あたりに、群生が見られたのかも知れない。


マツヨイグサ「待宵草」(アカバナ科マツヨイグサ属)

夕方近くになるとしぼんでいた花が開き始める。

宵が近づいてくると、待ってましたとばかりに、花開く。

サンジソウ「三時草」と呼ばれるハゼラン「爆蘭」(スベリヒユ科 ハゼラン属)や、テルナミ「照波」(ツルナ科ベルゲランツス属)、そして、ユウゲショウ「夕化粧」と呼ばれたり、ヨジソウ「四時草」とも呼ばれるオシロイバナ「白粉花」(オシロイバナ科オシロイバナ属)など、夕方近くになって花開く花は幾つかあるが、待宵草だけは、時間で呼ばれる事は無い。



アカバナユウゲショウ「赤花夕化粧」(アカバナ科マツヨイグサ属 )

オシロイバナがユウゲショウと呼ばれると書いたが、アカバナユウゲショウと言う雑草も、至る所に生えている。

畑や花壇に一杯に広がるので、全て除去しているが、それ以外の場所には、群生をなしている。

確かに午後になるとたくさん咲き始めるが、朝以外は常に咲いているように思う。


アカバナユウゲショウ「赤花夕化粧」(アカバナ科マツヨイグサ属 )



ラショウモンカズラ「羅生門葛」(シソ科ラショウモンカズラ属 )

坂田金時、渡辺綱、平貞道、平季武と言えば、源頼光の四天王だが、この内、誰でも知っているのは、やはり、坂田金時だろう。

幼い頃、足柄山に育ち、足柄山の金太郎として熊と戦った豪の者であり、長じて、坂田金時と名乗った。

最近の登山ブームで、その一歩が足柄山だったなんて人が多くいることからも、金太郎の人気が伺える。

それに続いて、知られているのが、渡辺綱で、酒呑童子や鬼同丸を退治した話や、一条戻橋で鬼婆の腕を切った話が有名だ。

これだけ多くの人に知られた話だけに、この花の形を、その切られた腕に見立てて、ラショウモンカズラと呼んだのもうなずける。


ラショウモンカズラ「羅生門葛」(シソ科ラショウモンカズラ属 )

この花も、雑草としてやたら増える花である。

鬼婆の霊が宿っているのかも知れない。



フウロソウ「風露草」(フウロソウ科フウロソウ属 )

この花も、やたら雑草として至る所に顔を見せる。

他の園芸種の花を押しのけるように畑や花壇に自然に生えてくる。

路地の隅や、ブロック塀に沿ってなど、この時期、たくさんの花を付け始めている。


フウロソウ「風露草」(フウロソウ科フウロソウ属 )


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