グォロンさんに捧ぐーー我朋友的作品

３月と４月になると香港スターのレスリー・チャンさんの事を考えてしまいます。
私は古くからのファンではなく、旅立ってからレスリーを知りファンになりました。
ファンになりたての頃はときめいて気持華やいで、その一方もう同じ世界にいないという事実に落ち込んで涙ぐんでました。
コンサートやファンの集いなどで（大勢の中の一人にすぎないにしても）直接お会いすることが無いのはやはり悲しい。
年数が経ち、気持が落ち着き、他にもファンの方もできて、今レスリーには穏やかな親愛の情を感じてます。

レスリーの事は中華迷友達の遵命（ズンミン）さんとよく話をしています。
遵命さんは、本当は同じ香港スターのレオン・ライさんの大ファンなのですが、レスリーも好きな俳優さんだそうです

一緒にレスリーの話をしてるといつの間にかきゃぴきゃぴして明るい気持になります。
こんな風に盛り上がるのって楽しい♪
レスリーは完璧主義で神経質な部分もあったそうですが、誰かが困ってたり辛そうにしていると見過ごせない優しさをもった人物だったと聞いてます。
そしていつもファンに新しい魅力を魅せてきたプロの表現者でした。

今もなお新しくファンができて、映像や歌を通してときめく人が出来ている。
そして、ときめきは生きる喜びを運んでくれます。
現在進行形のスターなんです。

ところで時々このblogでも紹介してますが、遵命さんは中華スターのコラージュ作品を定期的にTwitterで発表されてます。
ユーモアのエッセンスを１滴、ときには数滴たらして軽妙で、見ると楽しくなったりジーンとしたりしてます。
その中で最近に発表されたレスリー作品をご了承を頂きましたので是非載せたいと思います。

３月、まずはひな祭りを記念したコラージュ作品

レスリー扮するドラマ「武林世家」の方浩天（フォン・ホウティン）が吊るし雛の柱を支えています。
バックに配した雛あられの色合いが可愛らしい。そして、細長く紙を切り取りそれを吊るす紐に見立てています。吊るし雛の細かい飾り一つ一つも切り取って貼り付けたそうで、かなり根気を必要とする作品です。
でも作品からは弾むような楽しさと軽やかさを感じました
バランスに気を付けながら吊るし雛を神妙な表情で支えている姿が可愛らしい♪
遵命さんから伺ったのですが、レスリーは悩んで苦しんだ時期があったから、今は明るい表情でいてほしい、という願いを込めているのだそうです。
その明るい作品に遵命さんの愛情を感じました。


そして４月
レスリーと親しくしてた方々、生前の様子を知っている方ほど悲しみは深いでしょう。その深さ大きさは私たちの想像以上だと感じてます。
そうであってもレスリーとの思い出はきっと宝物のように大切なのではと思います。。
私たちはこれまでに出演されてきた映画やドラマを今になってみて、新しい魅力を感じときめいてます。
だからレスリーに感謝し、ご冥福を祈る日にしましょうとお互い言い合いました。

そんな４月１日、命日に遵命さんが新しいコラージュ作品をTwitterにアップしました☆


「永遠の明星・張國榮に捧ぐ」
一面に咲く菜の花、黄色い花畠は不思議に異世界のような感覚になります。
薔薇を何本も受け取り満足げな笑顔を魅せるレスリー
このレスリーは2001年日本の国際フォーラムでのパッションコンサートの時のです
そのころレスリーは作曲した歌「我」（作詞は林夕）で自分らしく生きる決意をコンサートで歌ってました
歌詞の中に
「我喜歡我（私は自分が好きだ）
讓薔薇開出一種結果（私の薔薇の花を咲かせてみせよう）」（我流の訳です）とあります。
レスリーが受け取った見事な赤い薔薇はまさしく鮮やかに開花したレスリーそのものなんです。あなたの才能はもう素敵な赤い薔薇のように開花しているというメッセージが込められていると解釈してます。
その赤い薔薇を手渡すしま猫・・・実は、これは遵命さんの魔法なんです
私も最初は気づかなかったのですが、ふと、ここのblogのプロフィール写真を見て気づきました。
(=^・^=)しま猫なんです。
そう、レスリーに赤い薔薇を手渡す栄誉ある役目を仰せつかっているしま猫は、私の分身なんだそうです。
それに気づいて、遵命さんに確認したら胸が篤くなりました。
私はコラージュの世界でレスリーに直接お会いすることができたのです！
ありがとうございます。すごく、すごく嬉しい(*´ω｀*)


ところで遵命さんはレスリーを中国名の北京語読みをして「グォロンさん」と呼ばれてます。
だから、今回のタイトルも「レスリー」ではなく「グォロンさん」と書かせていただきました。


そして
心よりレスリー・チャン氏のご冥福をお祈り申し上げます