スーパーナチュラル シーズン12 気まま感想３

第5話　トゥーレ再び

夜中のアンティークショップで、店主と金持ち夫人が金の懐中時計をめぐり交渉。しかし二人とも燃え上がって死ぬ。
どっかで見ました！（OPですでにネタバレてる）
サムが買い出し&朝食当番らしい。兄貴の卵はスクランブル？、目玉焼き？って！　サミちゃんも料理するようになったんだ！　夫婦家事分担！(違)
そしてパイを買ってくる。明らかに兄貴の機嫌をうかがってるだろ。
ディーンは食欲ないとか言いつつ、パイをチラ見。前回マムとラインして一歩進んだかに見えて、また拗ねモード？
アンティークショップに調査に来る兄弟。船の模型を落としまくる兄。超ソコツ。
隠し部屋にナチス関係グッズぎっしり。
はい、お馴染みトゥーレ！

出会い系で知り合ったカップルが、これからというところで侵入者に襲われる。男性は燃やされ、女子は逃走。
アーロン久しぶり！　今回は情報提供のみ。ゴーレム元気かな。って病気せんわ。ユダヤの旗手をちゃんとやってるもよう。
襲われた女性エリーがまたさらわれるも、兄弟が奪還。ふんじばった若造はトゥーレ幹部の息子。幹部ノーハウスは、ヒトラーの魂を金時計に入れて、のちに復活させる計画だった。
分霊箱でわかるサム。ハリポタ読んでるのはチャーリーの時に知ってるだろうが。兄貴、ハリポタはオタクが読むものと決めてる。
エリーはヒトラーの子孫だった。ショックを受ける彼女に、サムは自分はルシファーの器だったと慰める。当然効果なし。

追ってきたトゥーレ幹部と兄弟乱闘。かなり強いぞトゥーレ。久々のフルの肉弾戦。
ノーハウスは息子を不満ばっかりの「ゆとり世代」と(笑)　こりゃ原語で言うはずないので聞いたら「ミレニアム世代」ｖ
部下に息子の処分を命ずるも、おぼっちゃまは気概を見せて返り討ち。この子イケメンだね。
ノーハウスはエリーの血を輸血し、自分がヒトラーを入れる計画だった。
乗り込む兄弟。その前にグレネードランチャーを取り出して、これ使うと嬉しそうな兄。サムに止められてブー垂れる。いつか使えるよとなだめられる。なんなのかわいい。
ヒトラー復活！　さすがにドイツ語。異様にハイテンション。むしろ躁病。
確かにツィッターあればゲッペルスいらねえな（ヒトラー広報）。
エリーよ銃をとれ。
さっきあんなに兄弟をコテンパンにしておきながら、銃撃戦では10秒で片付けられる幹部たち。
時間の関係上。
兄弟を燃やさないのはなぜなんだ(主役)
ヒトラーおネエ走り。
「ディーン、ヒトラー殺したの？」「…すげえな！」
何この兄弟かわいい。
幹部坊やを逃がしてやる。エリーも立ち直る。ディーンもヒトラーやっつけ記念にパイ食う気満々。

トゥーレが意外に常連に(笑)　スタイン一族より使いやすいのでこっちにした模様。たいして変わんねえけど。てかこれでトゥーレ全部かい？！
終わってみたら、息抜きエピだねこれ。ヒトラーも妙におかしいし、トゥーレ幹部もお堅いのにおかしみがある。話自体はたいしたことないんだが、兄弟が仲良く調査、戦い、家事もとい担当別に女子やら若造トゥーレやらを扱ってて、なんかほのぼのしました。

 

第6話　エイサのお葬式 

1980年。森で少年が狼男に襲われるが、一人の女性に助けられる。
若き日のメアリー。三つ編みはちょっと無理が(^^;
シャレた車に乗ってるが、メアリーの？
少年―エイサはメアリーに憧れ、狩りに魅入られハンターに。
でも木にぶらさがる最後…。 

休日のジョディの家に兄弟がやってくる。アレックスとクレアはコンサート。一緒に行くようになったのねｖ
ワインとピザでラブコメ見る三人。ディーンのジャパンアニメ好きを暴露するサム。
「エロアニメを恥じるな。兄貴そのもの」
理解あるかにみせて、完全にディスっておる。

エイサの訃報が入る。ジョディはエイサといい仲だったらしい。
彼女を気遣い、一緒に行くことにする兄弟。
「僕らがハンターの集まりに出ないのは知ってるだろ。トラブルになるって父さんが」
…ジョンが死ぬまで他のハンターの存在知らなかったよな。

エイサの家。ハンターだらけ。賑やかなお通夜。
ハンター１、ディーンに「確か4回位死んでるんだろ」
いや軽く三ケタ死んでます。
弱っぽいハンターになつかれるサム。
伝説のハンター扱いだと苦笑する二人。憧れか殺意を抱かれるか、二者択一。

訪ねてきたメアリー。気まずい母息子たち。
メアリーに紹介されたジョディの素直な驚きと喜び方がかわいい。
エイサには会いに来て、自分らにはメールもあまりしないとディーンおかんむり。
長男、遅い反抗期です！！

ジョディのアドバイスはしみるわ…。今、夫と息子が生き返っても思い出の中の二人じゃないかもしれない。望んだような家族にはなれないかもしれない。ディーンが感じてることを言い当ててる。
エイサの母は、息子がハンターになったのはメアリーのせいと責める。
サムはメアリーを慰める。ものわかりいい次男坊。
ハンターの一人が室内で殺される。全員、ヤエルという悪魔に閉じ込められてしまった。
外で頭を冷やしてたディーンは入れない。そこにご登場、ビリーさん。相変わらず兄弟とくに兄にドS。
ビリーに頼んで中に入るディーン。悪魔封じを作り、みんなで中に入ることに。入れないのが憑りつかれた人。アタマ良いとマムに褒められて、ちょっと嬉し気なディーン。
メアリーが悪魔憑きだとサムにせっつくジョディに憑いてました。全員のヒミツを暴露。
みんなでワンフレーズずつ、悪魔祓いを唱えるところいいね。メアリーも流暢。
吹っ飛ばされてガラス戸を突き破った兄が、すぐ戻って立ってるぞ(笑)
エイサは親友のバッキーの過失で死んでいた。事故なら悪魔のせいにせず、正直に言えばよかったのに。

三人の母が並んでるところいいな。メアリーとジョディ。多くを語りあわないが、兄弟を知ってるジョディとのやりとりは、知り始めた生みの母のメアリーには必要。
行儀よく並んで待ってる兄弟かわいい。

ビリーに頼んで入れてもらったので、回収しにきた。代わりにメアリーの命。好きで生き返ったわけじゃないメアリーの孤独を正確に見抜いてるビリー。結局いいひと(死)なんだよね。
「俺たちがいる」「そういう問題じゃない」　そうなのよ…。
僕らをまたおいて死ぬの？！みたいにキッとなるサムと、とにかく複雑な顔のディーン。兄貴はわかるんだろう。
「もうちょっと待っててくれる？」とメアリー。
「ウィンチェスターはこれよ」と言って消えるビリー。サムのドヤ笑みすごいｖｖ
ディーンはベーコン尽くしの朝食をおごるという。

メアリーのターン。一人で自分を見つめなおすと言って出て行っても、知り合いはほとんどが死に（30数年後に生きてるハンターとか極まれ）、生きてる人がいても責められる。それはエイサの母親以外でもそういうことがあったってことだよね。それでなくても実の息子をハンターにした罪悪感がぬぐえないのに、助けた少年がハンターになっちゃって死んだことを責められたらさ…。
益々現世にいる意味がわからないメアリー。

ディーンはジョンが生きてるときにはできなかった反抗期を40近くなってやってるが、ただの反抗じゃないので辛いよね。メアリーの気持ちを実はよくわかってるんだよ。大人のディーンは。罪悪感と後悔と、家族の役に立てないという追い詰められ感は、長男ほどわかるものはいない。

でも彼の中にいる子供のディーンは、「置いてったのに、戻ってきたのに、また見捨てた！」と感じてる。望まぬ死だったとわかっていても、置いて行かれたという気持ちは拭い去れないんだよ子供には。
その点、「初めての母と息子」をやってるサムは、「狩りを捨てきれない、意義あるものとも感じてる」視点で母を見て、自分とシンクロさせている。
サムとの方が楽にいい関係を築けそうなメアリーだけど、ディーンとより向き合わなきゃいけないこともわかってる。

ジョディとメアリーって、逆の人生。ジョディは息子が死ぬ前までは普通に幸せな人生だった。ゾンビになった息子が夫を食い殺したのを見てしまい、その息子はサムに退治された。
メアリーは息子たちより前に死んで天国で幸せだったけど、ハンター家に生まれて数奇な人生を歩まされ、今は意に反して復活させられてる。
ジョディをかばったサムを見て、兄弟にとって母親と姉の中間あたりにいる女性なんだとわかったはず。苦しみばかり与えてる自分より、兄弟に必要かもと感じて、有難さ半面、複雑でもあるだろう。

ジョディの言葉も深い。私も両親がもう亡くなってる。今二人が生き返ったら、お互いが幸せになれるだろうかと考えると、思いはジョディと同じになる。会いたくもあるし、いてほしい気持ちもあるのに。
甦りは生き返った者にも、思い出をよすがに生きてきた者にとっても、とても難しいことなんだ。

ビリーは兄弟虐めが楽しそうに見えて、死神以上の仕事を毎度して下さるｖｖ
ストレートに表情に出すサムがおかしい。兄のことでクラウリーとかと対峙した時も同じで、サムは家族関係だと顔に出まくるよね(笑)
逆にディーンの顔の複雑なこと。メアリーはビリーの誘いに心揺れたものの、顔を見なくても隣で鼻息荒く「母さん？！」と言ってる次男と、何も言わないけど“やめてくれオーラ”ビンビンの長男の波動を受け取ったのは、さすが母親。
当然のことのようだけど、こうして若いメアリーはアラフォーの息子たちの母親になっていくんだと思う。「必要とされている」と感じる経験こそが、メアリーには大事なんだ。

しかしヤエルみたいな悪魔らしい悪魔まだいるんだ。せこい部下悪魔だけかとおもいきや。クラウリーはどう管理してんのよ。
魔女を母に持つ男女の双子がいい味出してました。後半にも出てくるよ。