第1話 再び、悪夢のはじまり
黒焦げで空洞になったジャックの眼から始まる、終わりのはじまり。
ラスト・オープニングタイトル映像はべっとり虚無たん。
S14最終話からの続き。ゾンビと戦いまくる兄弟とキャス。
オカルト博士サムの言うには、ゾンビではなく地獄から解き放たれた悪霊が墓地の死体に適当に入った奴ら。
面倒なのでゾンビでいいよ。どうせウォーキングデッド。
キリがない戦闘に、三人は墓地内の霊廟に逃げ込む。キャスはジャックの亡骸を担いでいく。
鉄錠で止めているが、入って来れなくてもここで餓死だと兄。
キャス「私は飢えない」 最終シーズン開始にしてボケ。
ディーンはチャックへの怒りを雄叫ぶ。「笑ってない目で笑って、すぐ歌い出す」
ロブのあの眼ってネタなんだな(笑)
下水道が通ってる壁を壊して出ようと試みるも、出てきたのは水ではなくゾンビ。キャスどたま叩き潰す。
振り返るとジャックの死体が起き上がり、気軽にヘロー。たまげる3人。
少し期待したサムだが、こいつは悪魔だとキャス。
名前はベルフェゴール。黒い目の証拠は、目がないので見せられない。いかにもチャラい。
そこらで拾ったサイケなグラサンかける。ますますチンピラ風情に。
あんたらを助けられるという悪魔に、ジャックの亡骸を汚していると、キャス激怒。
兄弟はなだめて話を聞く体制。そこら辺のナイーブさがないのは、育ちのせいか兄弟(^^;
気にいらなければやっちまえという、いつもの兄流だが(しかも毎度本人前に言う)
ベルフェゴールは地獄で拷問係を真面目にやってた。仕事好き。だから霊どもを地獄に戻したい。利害の一致という言い分。
そこらの土と天使の血で一拍。はい、おしまい。ゾンビ総倒れ。簡単だな!
しかし死体から出された悪霊どもは散らばって…。
早速ガールズが血まみれメアリに襲われる。
ベイビー内。わかりやすいキャスのベルフェゴールへのジト目。嫌悪感ばりばり。
地獄にいる霊はざっと20~30億。え、そんなもん? 地獄ができてからずっとなら、逆に少なくね?
2Km圏内に、呪いで封じ込める。ただし一時的な措置。それに乗るしかない。
途中、惨劇の跡だけで死体がない車発見。見覚えがある風景。『白いドレスの女』
今まで狩った霊がみんな…と暗澹たる兄弟。そうか、怪物は煉獄だな(そこか)
やはり前シーズンラスト回で、パーティに呼んだピエロがゲイシーだった家。血まみれ。
家の中で逃げ回っている母親と女の子。
呪文をかける街に着き、FBIサムは保安官に避難勧告を伝える。二代目クラウリーを手伝えと言う兄に、ベルフェゴールを見たくないキャスはサムに同行。
ベルフェゴールは現代人に感慨深げ。前回人間を見たのは原始時代だったらしい(^^;
そしてディーンに、あんたはゴージャスだと。
最終シーズンでも悪魔人外に色目使われる兄貴。
この器は誰だったんだと言うベルフェゴールに、「息子みたいなもんだった」と。
ディーン、ジャックに対していつも複雑だな…。
バリアの材料は大量の塩+人間の心臓。
二手に分かれて家々を見回るサムとキャス。サムはゲイシー・ピエロのいる家。キャスは血まみれメアリーが襲った家。
これって暗喩的嫌がらせだな(^^;
母と娘はガレージの棚の上に隠れていて無事。ゲイシー見つけられないとは? 霊が解き放たれてから街に来るまでかなり時間たってるよね?
しかしやっぱりゲイシー現れ、サムはざっくり切りつけられる。あわやの際にキャス駆けつけた。
サムを癒すキャスにビックリ母娘。キャス「私は天使だ」
兄はロウィーナに救援要請。「早くケツを上げろ。いや、どうかお美しいケツを上げて下さい」
ロウィーナにランゲージ怒られた模様。
ベルフェゴール、地獄での兄の拷問ぶりは芸術だったとファン告白。アラステアなつい。
地獄の檻も開いた。「ミカエルは?」と気にするディーン。出たとしても大丈夫だろとベルフェゴール。
兄が気がかりなのは、アダムのことか、こっちのミカエルまで出てきたらということか、逆にこの事態にミカエル使えるのではということか。
アダムだと思いたい(^^;
傷は治ったサムだが、チャックを撃った時の銃痕がうずく。それも癒そうと手をかざすキャスだが。
サムは自分の眼が黒くなり、兄を傷つけるヴィジョンが浮かぶ。未知のエネルギーが詰まってるとキャス。
小太りの保安官やられそうだなと思ったら、予想通り…。
白いドレスの女、前より熟女じゃん。地獄で老けたか。
叫び声に駆けつけるディーンとベルフェゴール。いい塩梅にフレッシュな心臓ゲット…。
悪霊の女に言い訳する悪魔ってなんだよ。呪文知ってるのに追い返せないのかよ。
サム隊は逃走中。女の子が池を覗くので、何が出るかむしろ期待した。
水から出てきた女、貞子?(ブラッディメアリーです)
クラシカルな服の女はS9の霊能力姉妹の姉の方? でかい男わからん。
乱闘のさなか、サムの撃った岩塩がキャスに命中。キャス「撃ったな」 サム特に謝らずww
最後は普通に追っかけっこ。悪霊走らなくても消えて目の前に出現できるのでは。
サムの長いリーチでも互角にするため、女の子を抱えて走るという演出。
あわやの瞬間、ベルフェゴールがかけた呪文によりバリア発動。
後部座席にぎゅう詰めだが、大人3人+女の子が乗れるベイビーやはり横長だな。
サム「幽霊のことは言わないように。怖がらせるかも」 ベルフェゴール「かも?」
キャス「天使のことも」 まず真っ正直に自己紹介せんことだな。
女の子、サムに「ありがとう」 やっと話した。無表情で憑りつかれてる臭漂わせてたが、単に恐怖で声が出なかったんだね。
それはキャスが気が付くだろうというのは、今のキャスの塩梅では当てはまらないので(^^;
参ってる風のキャスに、ディーン「大丈夫か」 キャス「ああ、でも…」 ディーン「よし」
そっけないね~と突っ込み担当に参入したベルフェゴールに言われるも、シカト天使。
母娘をいたわるサムを見て、同じく和んでる二人。弟同担。でもこじれてる。
サムの手当てをする兄貴。でた、子供の頃逸話。絆創膏を剥がす時とか、気を逸らせただろと。
「トントン(Knock Knock)」 かわいい…。
しかしディーンは、俺達は迷路のネズミ、右か左か行くのは決めても、結局出られないと言う。
サムは、チャックは飽きて次の物語へ行った。僕らはもう自由だと。
30億の悪霊と戦う。やってやろうぜ。
「やろうぜ、兄貴」 ファースト第一話オマージュ。インパラのトランクを閉める兄弟が、一瞬かつての若兄弟に!
ようやく始めました、ファイナル感想。始まりましたっつうか、無理矢理始めました(^^;
相変わらず日々、超低空飛行。まんまだけど、けじめつけたいサブタイトル。
途中でへばるかもしれません。今、指が痛い症状が出ていて、キーボードが打ちにくい。推敲せずアップするので、逆に今まで以上にクソ長くなると思う。
まんまと言えば第一話の邦題。原題は「Back and to the Futuer」
かの有名映画タイトル拝借と思いきや、ん?
兄弟が過去に倒した悪霊どもに、また未来で立ち向かうって意味かな。
内容的には確かにファーストシーズンのオマージュ的なものは含んでた。しかし白いドレスの女や血まみれメアリはともかく、S13登場のゲイシー・ピエロはサムへの嫌がらせ(^^;
ニューキャラのベルフェゴール。前シーズンラストの三者会談in虚無を見てるので、ジャックが復活するのは視聴者も確信済み。チャック対応の件もあるしね。
しかししょっぱなからかよ!と思いきや、別キャラ。アレクも人気だし、完全ニューキャラはもう予算的にもファイナル的にも無駄なので、スパナチュ恒例中身は別人設定を使用。
アレク上手いよね。俳優だから当然だろうが、所作の一つ一つがジャックとは違う。歩き方も、ジャックは肩を落として周りを興味深げに見ながらのんびり歩く感じ。まだ幼児だから。
ベルフェゴールは肩をいからせ、チャラい歩き方をする。ベルフェゴールって本来は「七つの大罪」の一人、『怠惰』を表す悪魔のはず。シーズン3のメンツにもいた。太った兄さんでボビーにやられてた。別物と考えましょう。毎度の名前を借りただけ。ザカリア、メタトロンとかも大天使の名前です。
兄貴はまだキャスに怒ってんのかよ。長いな!と思ったが、前ラストから大して時間はたってないのであった。キャスに塩対応ディーンだとカスティエルガチ勢のヤバい連中が大騒ぎし、二人を仲良くさせると「ディスティエルに気を使いすぎてるアホ脚本!」と反勢力に叩かれるショーランナーと脚本家たち。
私はそこらには関与しません。それでなくても面倒な人生に、好きなドラマで悩むのは却下。
私が思うに、スパナチュは悪霊悪魔天使と戦うイケメン兄弟の話ではなく、こじらせ家族の物語。
兄弟はすでにこじらせ尽くしたので、代わりに兄とキャスにやらせてるだけと見てるよ(笑)
ディーン、ジャックにもまだこじらせてるからね。この時点では死んでるってのに。後半色々出てきます(^^;
キャスだって、ディーンがカイン印の悪魔になったのも、魂無しサムも見てる。自分もルシの器になった。
内と外が違うのには慣れているはず。
ジャックの身体を乗っ取ってるのが許せないと言ってるけど、つい小一時間前とはまるで変ったチャラ男になってるのが我慢できなかったんだよね(笑) うちのジャックは純真で優しい子だ!ってね。
クレアの時は義父とも言えず、複雑な関係性で思春期の反抗少女に右往左往したから、素直に頼ってくるジャックが可愛かったんだろう。半分同類だし。
そこらを理解してくれる兄弟じゃねえよ(笑) 二人ともナイーブな時期を考慮されて育ってない。大事なお互いにも、傷口に塩を塗りこむこと多数回な兄弟。双方の父親に文句言うしかない。
兄弟的には仲良し連投で嬉しいけど、いつものパターンで片方が落ちると片方が意気盛ん。
「どんな酷い運命も、自分の意思で切り抜けた」が扶持であるディーンが、世界で一番のオタクの推しキャラと知って無力感に囚われるのはわかる。サムの無理のあるポジティブシンキングも、この際はファンも兄志向になってたと思う。
ただサムは最終シーズン、わりとこじらせを卒業してる。未来志向までは行かないけれど。
『物心ついた時から、普通の生活、普通の人生を与えられなかった』が基本のサムと。
『ある日突然、愛する者と人生を奪われる』が幼少期に刻み込まれたディーン。
兄弟の立脚点の違いが、少しずつ見えてくる。
冒頭ゾンビども(仮称)をなぎ倒してるシーンで流れてた曲。聞いたことあるなと思った。
音楽には詳しくないが、SPNで流れる曲はシーンと連動すると印象に刻まれる。
シーズン9でサムに憑依したガドリエルがケヴィンを殺し、兄貴が荒れまくりながらも一人で後始末するシーンに流れてた。ボブ・シーガーの『The Famous Final Scene 』
Bob Seger - The Famous Final Scene | Supernatural - 15x01 (The Road So Far)
この歌はかなり印象的で、ファイナルシーズンに持ってきたのも示唆的。
歌詞は調べれば出てくるし、さほど難しいものではないので翻訳かければ伝わるはず。見てみて。
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