ヤング神戸三田イーグルスの監督のブログ

兵庫県神戸市、三田市、宝塚市、西宮市、川西市、三木市を中心とする、ヤングリーグ所属チームの奮闘記です!

生活面でも育成

2016年08月22日 | 日記
先々週からのまさに盆踊りのような、野球人の野球人による野球ウィーク。甲子園は作新学院の優勝で幕を閉じました。兵庫県内は既に秋の高校野球予選が始まりました。



そんな中ですが、小学生は姫路アイアンズ大会に準優勝。中学部は大阪ニューヤング大会に出場。接戦の末敗れましたが、「勝ち負け」までの仕上がりだと思えば、続く練習試合でも連敗。勝ちにはこだわっていませんが、もう一捻りも二捻りも必要です。




生活面での育成

この一週間で、自チームの練習以外に高校も七校見てきました。宮上代表や小学部監督とも意見交換しました。高校に入学し、野球を続けるとした時に、高校の監督は選手に何を求めるのか?

挨拶、返事、先回りした準備、他の選手への思いやり、野球だけでない学問への取り組み、高い目標、見えない努力。。。

上記があれば、後は技術があればいいな。なくても鍛えれば良い。と、言う風に考えるのではないかと思います。

勿論、そんな立派な選手ばかりではありません。選手は正に一から、神戸サンダーイーグルスで学んでいる最中です。



宮上代表や小学部監督との意見交換で一致したのは、技術、体力は鍛えるが、最も重視すべきは、「取り組み姿勢」だと言うことです。今までもやってきましたが、更なる取り組みの強化が必要であると考えます。

コーチ陣はそれを流さないようにしなければなりません。

挨拶であれば、

1 相手の前で立ち止まる
2 相手の正面を向き、目を合せる
3 脱帽して、ハッキリ大きな声で挨拶
4 挨拶してからお辞儀をする
5 グランドだけでなく、私生活からやる

これだけ必要です。

課題は技術、戦術の実現、体力といろいろありますが、まず上記からやっていきます。

私生活面でも徹底をお願いします。



神戸サンダーイーグルス
事務局兼中学部監督
安永 大輔





合宿からの食育

2016年08月08日 | 日記
先々週末は三日間の合宿でした。















お母さんの炊き出しカレーからのスタミナ定食、朝御飯はビュッフェ、ヒレカツ弁当、焼肉、朝食ビュッフェ、唐揚げ弁当。

食べ盛りの選手と食べ過ぎ禁止のおっちゃんの欲望丸出しのメニュー。がっつりとご馳走さまでした。おかげで、倒れる選手は一人もいませんでした。

ただ、問題発覚だったのは、特に一年生の食事時間。夜ご飯に至っては、最後の一人が食べ終わったのが、一時間半。よく噛んで食べるのは大事ですが、それなりのスピードで食べないと、満腹中枢がはたらき、満腹感になるため、適量の補給ができません。

一過性ではなく、一事が万事この調子で食事していると、一年、二年と積み重ねる度に他の選手とも大きな差になることは間違いありません。

意識を変え、正しい知識で体作りを実践することは、遅かれ早かれ親元を離れ、独り暮らしをしていく上で、大事なプロセスです。センスといえば聞こえは良いですが、直感で体を作るのは私に言わせれば奇跡です。

ここまできたか。と、少人数ではできなかったことに取り組めるようになった感謝の気持ちです。私は決意を固めました。何に取り組むかは、いずれご紹介します。

いろいろ勉強させていただいたあげく、日曜日の練習で、全員にインタビューしました。

「食事するのは好きか?」
「食事の後にお腹いたくなったりするか?」

食事の時間と量に比例し、「どっちでもない」の回答と「嫌い」、「お腹いたくなる(二名)」の結果が出ました。

また、練習前と練習後で体重を計測しました。ほとんどの選手が減少0.5~1.5kg。一見当たり前に見えますが、近代スポーツの考え方では、減らない方が良く、水分補給が不十分である問題も明白になりました。

そして、合宿で食事の完食に30分以上かかる選手を集め、昼食見合で食べてほしいご飯量600グラムを三回に分け、10時、12時、15時で食べました。





ものの10分程度でご飯は完食しました。一度に600グラム食べれる選手と同じ分量を摂ったことになります。

時は夏休み。やるならば今しかない。選手への宿題は毎日、10、12、15時にご飯を食べること、朝御飯、夜ご飯のご飯の分量も食事時間を分割し、ご飯を食べることを課しました。

やるかやらないかは、父母の責任ではなく、自分次第。取り組めば、数ヵ月後に体が変わってくるはず。

神戸サンダーイーグルスの父母の皆様、是非、取り組みのフォローをお願いします。そして、選手の皆は主体的に取り組むこと!自分次第。

体を作る食事に関心をもちましょう!

神戸サンダーイーグルス
事務局兼中学部監督
安永 大輔