「みなしごハッチ」の「みなしご」だが, これ, よく考えるとよく解らぬ言葉である.
意味はもちろん, 「死別するなどして親のない子」のことであるが, これを何故「みなしご」というのか. Yahoo!辞書の大辞泉によると, 「みなしご」は「身なし子」であって「身」は「身寄り」の「身」ではないか, としていて, もっともらしい.
しかしよく考えてみると, 「身寄り」とは「身を寄せるところ」なのだから, その子にとって「身」は自分自身のことである. 「身寄り」の「身」が「ない」ということは, 「自分自身がない子」ということである. パラドキシカルである.
意味から類推するに「みなしご」の「み」は「両親」とか「保護者」を指していそうである. これが何故「み」になるのか. 上と同じ「身」で親の意を持つのか. それとも「御」とか別の漢字が当たるべき「み」なのか. その辺, 実はよくわからぬ言葉である.
意味はもちろん, 「死別するなどして親のない子」のことであるが, これを何故「みなしご」というのか. Yahoo!辞書の大辞泉によると, 「みなしご」は「身なし子」であって「身」は「身寄り」の「身」ではないか, としていて, もっともらしい.
しかしよく考えてみると, 「身寄り」とは「身を寄せるところ」なのだから, その子にとって「身」は自分自身のことである. 「身寄り」の「身」が「ない」ということは, 「自分自身がない子」ということである. パラドキシカルである.
意味から類推するに「みなしご」の「み」は「両親」とか「保護者」を指していそうである. これが何故「み」になるのか. 上と同じ「身」で親の意を持つのか. それとも「御」とか別の漢字が当たるべき「み」なのか. その辺, 実はよくわからぬ言葉である.
確かに, もともと「身寄りなし子」とかいう言葉があって, それが短縮された, という可能性は充分考えられます.
固有名詞だからまだいいか。
問題は, 音だけを短くするにしても, その元になった言葉がなければ, 短縮形は発生しないだろう, という点です.
意味的な短縮ならば, 短縮前の原形が単語として存在しないことがあるでしょうが, 意味を曲げてまでの音だけの短縮ならば, その原形となった言葉があるはずなので, 「身寄りなし子」とかいう言葉があったのだろうか… と書いたわけです.