まあ, 細かいことはわかりませんけど,

と, 卑怯な前置きをしておいて.

少なくとも, ほとんど何も報道されておらず, 一般人には何も事情が解らぬ段階で, あの「この顔がそんなに悪人に見えますか」とか騒いでいた映像を見て, 「あ, こいつ何かやってるな」と確信した人間が沢山いただろうことだけは確かである.

トダナホ.

近頃話題のトダ・ナホ氏だが, かなり日本語の堪能な外国人にとって, 果たしてこの名前は日本人ぽく聞こえるのだろうか？と思うと夜も眠れないが, 眠いので寝る.

ていうか, 片仮名表記だけで既にネイティヴ・アメリカンっぽい.

追記.
トダさん, ごめんなさい.

今日の名言 ‐ 心に響く言葉は人生の糧 (2005.11.27)

「読者諸君, 君たちだって（中略）, 性とその諸結果から苦よりも快を味わってきたと答えることができるか? 男性支配の昔は（中略）男は好きなことを行ない, 女はこれに服従した. （中略）女も男と同程度に幸福になるようにと改革者は企図したのだろうが, 彼らの実際上の成果は, 男も女と同水準まで不幸になったにすぎない.」

かのバートランド・ラッセルにこういうことを言われると, 全くもってごもっとも, とひれ伏すしかない.

次の餌食は誰か.

リンカーンのだいたひかるといい, ピザーラのオリエンタルラジオといい「最近もてはやされている面白くない芸人を祭り上げおいて, 基本は無視」というスタイルが流行っているらしい.

「胡散臭い」という形容詞の具現化.

リンカーンの前番組があんなことになっているため, あのオールバックおばはんが視界に入ってしまう機会が増えてしまって困っているのである.

例えば, 一連のオウム報道で表に出て来て滔々とそのオウムの正当性を述べていた人達を観て「なんでこいつらはあんなインチキ臭い宗教にダマされてしまうのだろう」と小馬鹿にしていた人間の集合と, あのオールバックおばはんの番組を観ている人間の集合の共通部分が空でない…かの番組の視聴率とやらから推測しているだけだが…というのは世紀の謎である.
さらにあの「スピリチュアル・カウンセラー」とかいう気持ちの悪い肩書の, 最近なぜか突然和装になった彼に何等違和感を覚えていない人間の集合とのインターセクションを取っても, まだ結構な人数が残るのではないか, と考えると, 日本人の知的レベルというのはオウム的な事件を今後も繰り返していく程度のものなのだろうな, と切ない気分になるのである.

ま, 集合の内部だけで勝手にやっててくれりゃあ何の文句もないんですけどね.

今月のオススメ. （2005年11月の巻）

久々のくせに古いものを勧めてみる.

スネオヘアー「東京ビバーク」

まずおさらいとして, ワタクシの音楽嗜好は「歌詞の意味は無視」「とにかく解りやすい音楽」（とくに人様に勧めるようなことをする場合）の二本柱で成り立っており, 例えばcorneliusなんかの場合…また古いな…は, 誰が何と言おうが"first question award"に尽きるのであって, それ以降の「ゲージュツ的」な音楽群に対しては「俺にゃあそんなの解んねーよ」というスタンスを貫いているわけである.
で, 「解りやすい音楽」などと言うと, いい加減に作られた薄っぺらい音楽しかないのかと言えばそんなことは当然ないわけで, 中村一義/100sとか, キリンジとか, ハナレグミとか, まあ簡単に見つかるだけでもたくさん聴くべきものがあるわけである.

そんな中でもスネオヘアーという人の音楽は悉く「解りやすいロック風味ポップス」を貫いており, さらにこれまでメジャーで発表された曲群の編曲の良さは特筆すべきものがあると思うのである. 特異な仕掛けがあるわけでもない, スタンダードな部品を比較的「普通に」組み合わせた曲が多いのにこれほどまでに印象に残るのは, 曲自体のクオリティがかなり高いということを示しているのであろう.
中でもこの「東京ビバーク」は王道ポップ・ロックを華麗なオーケストレーションで固めた秀作である. 「冬の翼」「2(two)」「コミュニケーション」と, ミニアルバムながらスネオヘアーの代表作と言ってよいような曲が詰まっており, お値段を考えればスネオヘアー入門盤としてもお勧めできる.

気が向いたらレンタルでもしてみるべし.

で, 前作「フォーク」以来, シングル一枚程度出しているだけでしばらく音沙汰ないなあ, と思っていたらこんなことをしていました. 案外良いかもしれねえな, この曲も.

東京ビバーク スネオヘアー ERJ このアイテムの詳細を見る

第2日本テレビ

で, 松本人志が新作コントをやるらしい.

当然喜んではいられない. そう, またまた出ました「Macintoshでの動作は保証しておりません」.
これ, 当然の如くLinux, UNIXの動作だって保証していないわけで, 正確には「Windowsでの動作しか保証しておりません」と言っているわけであり, 言いかえれば「第2日本テレビを観たけりゃ, まずMicrosoftに金を払え」もしくは「ビルゲイツに賽銭投げてからじゃねえと観せねえ」と言っているわけである. つまり, みんなMicrosoftを儲けさせるために必死なのである. どうよ, これ.

技術的にWindows以外にしか対応できないなどということは考え難く, つまりは開発者の怠慢によって, 面倒だからとりあえずWinだけ対応しときゃいいだろ的な発想でしょう. 最近この手の, 恥ずかしげもなく「Windowsにしか対応できない程度の技術力です」と堂々と言うサイトが増えて来ている…GyaOに至っては「Windows以外のパソコンに対応しておりません」などと恥ずかしいことを言っている…のがとても気持ち悪いのである.

当然, よほどのコンテンツを用意していない限りそんなインチキメディアは無視すればすむだけの話なのだが, 松本の新作コントとなると話は別だ. ただ, 絶対に「松本のコントを観るためにゲイツに貢ぐ」などという訳の解らぬことはしたくないのであって, さてどうしようと思案しているのである.
良い方法があれば教えてください.