腕の傷は癒えても。
心の傷は癒えてくれない。
いっそ。いっそ彼を嫌いになってしまえばいいのに。
ねェ。どうして?どうして嫌いになれないの?
全てが解決するのは。嫌いになればいいだけなのに。
サークルに来たらしいです。
M姉とメールしてました。珍しく。
Aちゃん参加したみたいだったので、月曜日の買出しの話をするのに電話しました。
電話を切って。
何故かまた。一つのケータイを二つにしそうだったので直ぐに手放しました。
腕は赤い。
ゴミ箱も赤い。
床に一滴。鮮血落ちました。
十四箇所。
一度に切ったにしては、多分最高記録になってしまいました。
二箇所はバッテン。
だって。
だってもう会わないでしょ?会えないから。
あたしはサークル行きませんよ。
だって。
メール返すのも嫌なんだもんね。屹度。あたしの顔なんて見たくないもんね。
大丈夫だよ。
もう少し。もう少ししたら消えるから。
貴方が其れを望むなら。疎ましいと思うのなら。
あたしは。貴方の意の儘に。消えるよ?
だって。あたしは貴方が大好きだから。貴方の望む事は何でもしたいの。だから。
貴方があたしを疎ましく思うなら。
あたしは躊躇無く消える事、出来るから。
幸い高層マンションは歩けば近いの。
運良く近くに車通りの激しい大きな道路があるの。勿論大型トラックだって走ってる。
念の為にちゃんと七輪も買ってあるの。
何時でも死ねるから。
安心して。
若し。後期になっても顔が見たくないのなら。
丁度いい。
あや嬢より一年長く生きたけど。
結局薬は処方されずだったけど。
入院もしなかったけど。
あたしは貴方の前から消えてあげるから。貴方の為に。愛してるから。
だから。安心して。存分に。嫌っていいよ。
死ぬ時は。もう。
誰にも連絡しないけど。
ううん。違うか。高校の友達二人。同じ小学校の親友一人には連絡入れようかな。。。
若しかしたら。此処と。mixiに書くけど。
でも。
死ぬ前はちゃんと全部消していきます。
あたしの存在を無かった事にして。
あや嬢の後を追うから。
貴方の望む儘にするよ。
愛してるから。