金正日が死んでこれからいったいどうなるのだろうか？我々があの国にすんでいたなら少なくとも革命を希求することはできただろう。
だが我々は”自由”というイデオロギーによりその”自由”を担保に
即時的な環境に身を置くように強制されているようだ。我々は必死に見えない敵を
探している。ほら、みつけた、昨日はそれを闇の権力と呼んでみた。たしかに
それも一理あるだろう、我々はグッドフィールソサエティーに住んでいて
その間にギリシャやアイルランドが骨抜きにされているのをきずかない。
おおロスチャイルド。鵜腫黒！だが我々は真の自由を享楽することはないだろう。
それは前イデオロギー的な領域に属しているため。かつての時代では複雑な
イデオロギー分析を発達させる必要があった。ローマキリスト教的遺産の諸価値
への訴えかけなど。当時イデオロギー分析は高級なネズミ捕りになっていた。
理論家たちは新しいイデオロギーを創ることに義務感を覚えていた。
はかないかっさい、喜んですぐに移る好奇心、つかのまの関心。
しかしこんにちこれらの複雑なイデオロギーはほとんど消え失せてしまった。
規制緩和、民営化、生産増、に直面してイデオロギー自体もずっと透明になった。
ハイエクなどの思想家に追随して政治的自由を市場的自由と同一視するようになった
からにはイデオロギーの背後の諸動機は脱コード化や再解釈といった装置を
必要とはしなくなったらしい。現代政治を省略していおう。つまり金持ちが
減税してもらいたがっているということだ。２０１２年となりの国で赤い色がくすみだし
いまやイデオロギーの終焉の時代である。さあみんな喜んで銀行を救済しよう。