今日は、夕方に結構揺れた地震がありました。
でも、周りのスタッフの方も、
避難所の方もそこまで動揺されていない姿に、
この1カ月の余震の多さを感じました。
今日は、感じたこと多めの報告です。
自分がやってること自体は目新しいことはそんなにないので。。
4/21の動き
8:20 災害ボラセン到着
備品貸出準備
9:00 ボランティア受付開始
ひと段落ついたあとは、しくみづくりに精を出す
11:30 ボランティアを送るバスに便乗し、津波被害の大きい住宅地区へ
13:00 休憩
13:30 ボランティア対応
対応としくみづくり
17:30 終了
今日、とても印象に残っている出来事は、
「この地区には、家の前に2軒の家が流されてきたりしてるところだから、(作業が)大変なんですよ。」と、現地の方が言われた言葉に、
同じように「作業が大変だ」と思った自分がいたことです。
家の前に、2軒の家が流されていまもあるという状況自体、
大変異常なことであるのに、それを異常ではないと受け取っている自分がいます。
たった3日間でこうなっているのですから、
被災された方の、「まぁ、仕方ないよね」という類の言葉は、
本当にもう、そう言うしかないな、と思いました。
そう言うことにより、自身の心を落ち着けておられるというのもあるでしょうし、
むしろ今後、どのようにその思いと付き合っていかれるのか、心がおだやかになられるための支援は、いまではなく、衣食住が保障されたあとに必要なのではないかと思いました。
FMせんだいから流れてくるDJさんの言葉の中に「安心して生活できるようになるために」という言葉が多く使われています。
ボラセンが避難所と併設されていることで、感じることは、避難所にいる限り、
心から安心して生活することはできないのではないか、ということです。
避難所は、消毒液のにおいにあふれています。
津波による泥やヘドロが乾き、粉じんとなって、避難所の中に入り込んでいること。
また、各種感染症対策のために、消毒を随時行うことは、理解できるのですが、自分の家だと、そこまで消毒液のにおいが充満することもないでしょう。
だれしもが、自分の家のにおいというものに、安心感を覚えるのではないか。
そう感じました。
また、昨日から、写真やランドセルなど、所持者がわからないものが、
きれいに洗われて、避難所の外に並べられています。
それを被災者の方が食い入るように見つめておられること。
その中で、ご自身の流されたものを探しにいかれた方が、
ほかの家から流れてきた写真などをていねいに集めて、ボラセンに持ってこられた姿を見て、写真などの思い出に残された安心感も大きいのだろうなぁ、と感じました。
今日は、途中に、泥かきの作業を依頼されている地区に行く機会をいただきました。
道の泥やがれきはだいぶ片付いているので、一見きれいに見えるのですが、
各住宅の土や壁には白いものが浮いていて、それが塩分であることは一目でわかりました。
今後、そういった塩分を多く含んだ土を入れ替えたりもしていかなくてはならないでしょうし、塩分によって、劣化がすすみやすくなっているものも多くあるでしょうから、そういったニーズも出てくるのではないかと思いました。
今日のところの報告と雑感は以上です。
明日で、仙台滞在が終了します。
明日一日、自分ができることをして帰りたいと思います!
それでは。
松村幸裕子