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気づきの瞑想

「イライラ、ムカムカ」「もっと欲しい!」「ぼんやり…」など心のツラ~イ症状に効きます

拾い読み「脳と瞑想」~その3、P178_十二支縁起と自我観念の解体

2014年03月04日 22時28分38秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

プラユキ師と脳神経外科医の篠浦先生の脳をめぐっての対談本「脳と瞑想」(サンガ)

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 「脳と瞑想」はざぼんによるイラストつきです~


ざぼんのイラストと関係あるあたりの 脳と瞑想の本文を拾い読み~ その

P178_十二支縁起と自我観念の解体


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プラユキ 
…瞑想の目的は智慧を得て、苦しみから自由になっていくことと、一切衆生への深い慈悲を育てていくことです。
瞬間瞬間に気づいていくことはその手段です。…

…智慧を得ていくためには、…あるがままの洞察に進んでいくことが大事です。 

人間における不安やおびえ、恐れといったものは、動物のそれとは違うと思います。…動物はもっぱら身体的な痛みや死を恐れますが、人間はそれ以上に「心が傷つく」ことや「自我の死」を恐れているわけです。…
…自我が衰退、消滅することを私たちは恐れたりおびえたりして、苦しんでいるのです。
ブッダが悟った十二支縁起でも、「自我」の誕生を意味する「生」の次には、「老死愁悲苦憂悩」が来ています。
この「老死」も、身体的な老いや死のことではなく、自我の衰退や消滅のことを言っています。
それゆえ、気づきの瞑想などで自我観念が解体すれば、それに伴って自我にまつわる苦しみのすべても消え去ることになり、心も自ずと解放されていくという道理なのです。

< 「脳と瞑想」P177~P179>
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ないものをあると思い込んでたんだぁ、とわかったとたんに、苦しみが消えるぅ~

 

自我観念を解体しちゃう「気づきの瞑想」ってなに?

気になったら! 
ぜひぜひ「脳と瞑想」、ご一読ください

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 

こちらの過去記事もご参照ください

はじめに 「気づきの瞑想」について
「気づきの瞑想:歩行瞑想」実践方法
<講義メモ、その8>気づきの瞑想(手動瞑想)のやり方~プラユキ・ナラテボー師に習う気づきの瞑想


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拾い読み「脳と瞑想」~その2、P165_自我の解体から活用へ

2014年03月03日 21時07分46秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

プラユキ師と脳神経外科医の篠浦先生の脳をめぐっての対談本「脳と瞑想」(サンガ)

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 「脳と瞑想」はざぼんによるイラストつきです~


ざぼんのイラストと関係あるあたりの 脳と瞑想の本文を拾い読み~ その

P165_自我の解体から活用へ


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篠浦 
…自我は脳の司令塔だと言っていますが、ほんとうにいい司令官は、部下が前面に出て活躍し、司令塔の存在感がないのに、うまくいくように自然にもっていっている人だと昔から言われています。
日本海海戦で戦史上ない、完璧な勝利を挙げたときの連合艦隊司令長官の東郷平八郎の偉大なところは、いまだに賢いのか馬鹿なのかわからない点だという話があります。
要するに、彼は状況の必要性に応じて、適切に組織を変えていく機能に徹し、自分がこれだというカラーがない無我の人なんでしょう。

プラユキ
そう、自我というものは、まさに必要性に迫られて形成される構成概念だということです。
これも「車」にたとえるとわかりやすいと思います。
車は、ハンドルやブレーキ、 アクセル、エンジン、ガラスやシート、あるいは小さなネジやらで組み立てられていますよね。
そういう部品だけを取り上げてみたら、そこに「車」という実体はない。
でも私たちはそういう部品で組み立てられた構造物を、仮に「車」と名づけて利用しているわけです。
「自我」も「車」と同じように、さまざまな身体要素、心要素、性格、経験、行動といったものをひとつの統合性をもった組織的な「まとまり」として認識したときの仮の名前です。…
…(自我とは)私たち人間がこの世で都合よく生きていくための組織化のパターンだということを理解し、とらわれることなく、車のように有効活用していけばいいのではないかと思います。 

 「脳と瞑想P161~P163>
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自我も車も、上手に運転できるようになりたいな~

 

<ご参考資料>
一切のものを構成要素が集まった状態である、と理解する

「車」とか、構成されたものとか、についての過去記事です。 

 

そもそも無我

「無我」についての過去記事です。  

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なぜ「自我」がキーワードなの?
「無我」ってなに?…

気になったら! 
ぜひ「脳と瞑想」、ご一読ください

 

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

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拾い読み「脳と瞑想」~その1、P136_心の主となるための気づきの分岐点「受」

2014年03月02日 23時46分16秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

プラユキ師と脳神経外科医の篠浦先生の脳をめぐっての対談本「脳と瞑想」(サンガ)

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 「脳と瞑想」はざぼんによるイラストつきです~


ざぼんのイラストと関係あるあたりの 脳と瞑想の本文を拾い読み~ その1。

P136_心の主となるための気づきの分岐点「受」


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篠浦 
僕が考えるに、幸せに生きる鍵というのは、動物脳的な情動や衝動を、どう上手にコントロールしていくかということだと思います。
動物脳がすべて悪いわけではまったくなく、おいしいものを食べて、恋愛して、楽しいことをして生きることはもちろん幸せなこと。
けれどもそれらは手に入れば入るほど歯止めが利かなくなる。
ドーパミンにコントロールされてはダメなんですね。
動物脳は、自然に放っておいたらどんどん力を増していくものです。
動物脳が強い人は若いうちは強くてエネルギッシュでまだ良いけれども、晩年になって自分が弱くなってくると、周囲との関係をキープできずに滅びてしまう。
歴史上の人物で言うなら豊臣秀吉が良い例ですね。…

 「脳と瞑想P135>
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「動物脳が強い人は若いうちは強くてエネルギッシュでまだ良いけれども、晩年になって自分が弱くなってくると、周囲との関係をキープできずに滅びてしまう。」…

我が身に照らして…イテテテテ…

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プラユキ 
仏教用語でいう「受」、すなわち、五感や心で外界や内面世界に触れた時に最初に生じてくる快や不快といった感覚のことですが、これにいかに正しく対応していけるかが、苦楽を分かつ鍵であり、心の下僕となるか、心の主になるかの分岐だと説明しています。…

…先生のおっしゃる動物脳がおそらく仏教の「受」にあたり、それに支配されるのではなく、きちんと飼い慣らして、ともに協力し合いながら生きていけばいいんだよ、ということですね。(前頁図<P136_心の主となるための気づきの分岐点「受」参照

 「脳と瞑想P136~137>
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フツー、動物脳の飼い慣らし方なんて知りません、教わりません
心の正しい飼い慣らし方を身につけるための練習として、瞑想があるんだよ~ということでした。

 

「動物脳」って?「ドーパミン」って?
「瞑想」ってどうやるの? …

気になったら!
ぜひ「脳と瞑想」、ご一読ください

 

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

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プラユキ師最新刊!「脳と瞑想」~ざぼんによるイラストつき~

2014年02月27日 00時29分21秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

ついにでました、プラユキ師の最新刊「脳と瞑想

脳神経外科医の篠浦先生との脳をめぐっての対談本です

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 


脳と瞑想」はざぼんによるイラストつきです~

 

P136_心の主となるための気づきの分岐点「受」

 

P165_自我の解体から活用へ


P178_十二支縁起と自我概念の解体


P186_環境は同じでも、意味づけの転換が起こる


P217_怒りの裏側に気づくことが慈悲を生む

 


P220_心の作用の三重構造

脳と瞑想」、ぜひお手にとってご覧ください

 


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予約開始!「言語と仏教」サンガジャパン。言葉といえば…

2013年03月17日 23時55分03秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

プラユキ・ナラテボー師も寄稿されているサンガジャパン Vol.13(2013Springの予約販売が開始されました

よき縁ネット」さんによると、プラユキ師は「二段20ページほどになる長文を執筆されました。」とのこと。
今回はどんな気づきかあるか、楽しみです♪ 

サンガジャパン Vol.13(2013Spring)
サンガ
サンガ

 

 「言葉」、といえば、プラユキ師の著書、「苦しまなくて、いいんだよ。」の「第4章 言葉の力で、苦しみを超える」でも、言葉についての論考があります。

その中から、以下ギリギリのところで踏みとどまらせたひと言から、一部抜粋してご紹介します。

(A子さんが、友人のMくんにメールをしました)

「わたしにも可能性はあるの?何もかも生きているのが無意味に思う。変わったね、なんてよく言われるけど、結局何にも変わってない。他人にすがる。いつもひとりぼっち。つらい。もう繰り返したくない。死後の世界のほうが楽しかったりするんじゃないかな」

(受け取ったMくんは、ただならぬものを感じ、すぐに返信したそうです)

「おーい。死後の世界は今、生きてる世界の続きだよ。一生懸命に今の世界を生ききればこそ、死後の世界が素晴らしいものになるんよ。誰にだって可能性はあるよ。あきらめんとって。大丈夫やから」

A子さんはこのとき、自殺を図る寸前だったそうです。でも、Mくんからの返信で、思いとどまったそうです。

 

百字足らずの言葉が、たいせつなものを守る力をもっている。

そんな事実に励まされるエピソードです

 


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