今朝の新聞に「フォレスト・サポーターズ」募集の広告がありました。
なんだか、よくわかりませんが、製材屋という仕事柄、かつ
自然科学好きの息子たちの母親という仕事柄、見過ごせません。
さっそくウェブ検索GO!
政府のCO2削減目標達成のために、森を生かしましょう、という趣旨
だと思うのですが、CO2はともかく、森を生かすのは大賛成なので
さっさと、サポーター登録しました。
20年ほど前、製材屋のヨメになったころには、正直言って、
木にも森にも自然にも興味はなく、製材屋という稼業も
「森林破壊をしているのではないか」と思ったくらいでした。
あれから、この地に暮らし、子供を育て、自然の中で自由研究につきあい
世の中も、エコだとかCO2だとか自然エネルギーだとかうるさく(?)なり
私自身、いろんな情報をもとに、いろいろ考えるようになりました。
数日前にも夫が、私のことを、
「川に行くような人になるとは思わなかった」
と言っていました。
大学時代や名古屋OL時代の「都会のお嬢さま暮らし」の私を知っている夫には
子供の自由研究のために、川にがしがし入って、水生生物を探したり
山の中の林に分け入って、ちょろちょろ山から出てくる水源を探したりしてきた
私の変わりようは、驚くべきものだったのでしょうか。
私自身は、そう言われればそうか、と思い出すくらいですが、
はたから見ているほうが「信じられん!!」だったのかもしれません。
さて、話がそれましたが、最近、山について思っていることを書きます。
山の木を切るということ=自然破壊、と思っている方はまだ多いことでしょう。
TVで取り上げるときも、キャスターの方ですら、
「そう思っていた」と発言されるのを聞いたことがあります。
畑の作物は収穫されるときに、「自然破壊」とは誰も言いませんね。
農家の方が、いっしょうけんめい畑を耕し、苗や種を植えて
肥料をあげて、雑草を抜いて、手間やお金をかけて育ててきたものです。
それを収穫して、お金に換えて暮らす、普通のことです。
では、山の木を「収穫」するときは違うのですか?
山の木を収穫するときは、自然破壊ですか?
山も畑と同じことをしています。
苗木を植えて、下草刈りや間伐をして、手間やお金をかけて育てます。
畑は、半年とか1年とかで収穫時期がやってきますが
山は、数十年かかるという違いがあるだけです。
畑の作物をもしみなさんが買って食べてくれなかったら
農家は衰退し、だれも作物を作ることができなくなります。
また、あるとき、たとえば、農家の方が病気とかになって
せっかく育った作物の収穫ができなくなって
そのまま放置されたら、食べごろをすぎて作物は台無しになります。
今、山は、それに近い状況に陥っています。
山は自然のもののような気に人々はなっていると思いますが
実は、所有者があり、木を植えた人がいて育てた人がいるのです。
だから、木を伐採することは「自然破壊」ではありません。
単なる生産活動、経済活動です。
人工林に関しては、絶え間なく伐採と植林を繰り返さないといけません。
山がやっかいなのは、単なる所有者責任では片付かないものが
多く含まれているからだと思います。
たとえば山から出る水は、川になり海に出ます。
その間に飲み水に使われたりもします。
木から自然に出る花粉は、都会にまで広がり花粉症を引き起こします。
土砂崩れが起これば、大きな災害になったりします。
山を維持管理するのは膨大な時間とコストがかかります。
結局、間接的に山の影響を受けない人は、日本にはほとんどいないと思うので
みんなで大事に世話をしていきましょう、ということになります。
で、今回のフォレスト・サポーターズなる企画もでてくるわけですね。
森や山を守る、というのは木を切らないということではありません。
むしろ、たくさん木を切って上手に利用するということです。
言葉足らずの点があって、誤解を受ける表現もあったかもしれませんが
少しでも、ご理解いただけたらうれしいです。
なんだか、よくわかりませんが、製材屋という仕事柄、かつ
自然科学好きの息子たちの母親という仕事柄、見過ごせません。
さっそくウェブ検索GO!
政府のCO2削減目標達成のために、森を生かしましょう、という趣旨
だと思うのですが、CO2はともかく、森を生かすのは大賛成なので
さっさと、サポーター登録しました。
20年ほど前、製材屋のヨメになったころには、正直言って、
木にも森にも自然にも興味はなく、製材屋という稼業も
「森林破壊をしているのではないか」と思ったくらいでした。
あれから、この地に暮らし、子供を育て、自然の中で自由研究につきあい
世の中も、エコだとかCO2だとか自然エネルギーだとかうるさく(?)なり
私自身、いろんな情報をもとに、いろいろ考えるようになりました。
数日前にも夫が、私のことを、
「川に行くような人になるとは思わなかった」
と言っていました。
大学時代や名古屋OL時代の「都会のお嬢さま暮らし」の私を知っている夫には
子供の自由研究のために、川にがしがし入って、水生生物を探したり
山の中の林に分け入って、ちょろちょろ山から出てくる水源を探したりしてきた
私の変わりようは、驚くべきものだったのでしょうか。
私自身は、そう言われればそうか、と思い出すくらいですが、
はたから見ているほうが「信じられん!!」だったのかもしれません。
さて、話がそれましたが、最近、山について思っていることを書きます。
山の木を切るということ=自然破壊、と思っている方はまだ多いことでしょう。
TVで取り上げるときも、キャスターの方ですら、
「そう思っていた」と発言されるのを聞いたことがあります。
畑の作物は収穫されるときに、「自然破壊」とは誰も言いませんね。
農家の方が、いっしょうけんめい畑を耕し、苗や種を植えて
肥料をあげて、雑草を抜いて、手間やお金をかけて育ててきたものです。
それを収穫して、お金に換えて暮らす、普通のことです。
では、山の木を「収穫」するときは違うのですか?
山の木を収穫するときは、自然破壊ですか?
山も畑と同じことをしています。
苗木を植えて、下草刈りや間伐をして、手間やお金をかけて育てます。
畑は、半年とか1年とかで収穫時期がやってきますが
山は、数十年かかるという違いがあるだけです。
畑の作物をもしみなさんが買って食べてくれなかったら
農家は衰退し、だれも作物を作ることができなくなります。
また、あるとき、たとえば、農家の方が病気とかになって
せっかく育った作物の収穫ができなくなって
そのまま放置されたら、食べごろをすぎて作物は台無しになります。
今、山は、それに近い状況に陥っています。
山は自然のもののような気に人々はなっていると思いますが
実は、所有者があり、木を植えた人がいて育てた人がいるのです。
だから、木を伐採することは「自然破壊」ではありません。
単なる生産活動、経済活動です。
人工林に関しては、絶え間なく伐採と植林を繰り返さないといけません。
山がやっかいなのは、単なる所有者責任では片付かないものが
多く含まれているからだと思います。
たとえば山から出る水は、川になり海に出ます。
その間に飲み水に使われたりもします。
木から自然に出る花粉は、都会にまで広がり花粉症を引き起こします。
土砂崩れが起これば、大きな災害になったりします。
山を維持管理するのは膨大な時間とコストがかかります。
結局、間接的に山の影響を受けない人は、日本にはほとんどいないと思うので
みんなで大事に世話をしていきましょう、ということになります。
で、今回のフォレスト・サポーターズなる企画もでてくるわけですね。
森や山を守る、というのは木を切らないということではありません。
むしろ、たくさん木を切って上手に利用するということです。
言葉足らずの点があって、誤解を受ける表現もあったかもしれませんが
少しでも、ご理解いただけたらうれしいです。
