烏の隠れ家・秋葉原本部

呟き放置所。前途多難でも何とかなるさ。

コードネーム:ホワイトチュンチュン

2006-04-28 22:37:59 | 過去の日記
 …でもなんでチュンチュンなんスか、部隊長?
 別にホワイトピーピーでもいーじゃないかと思うんスけど。


 最近文芸部員用の裏ページを作りたくてしょうがありません。
 パスワードかけて来訪者を限定したい一方、見て欲しい気もあって。うーん複雑。
 実はパソコン持ってる人が少ないので、結構参加者は限られるんでしょうけど。
 高3が集まりにくくなってるから、そういう意見交換の場があってもいいと思うのね。

 表には出し辛いネタをつらつらと語ったりだとか。
 部活を裏から牛耳る方法をみんなで考えたりだとか。
 日々の苦悩を思いっきり発散してみたりだとか。
 そういう「秘密結社」的なモノが大好きだったりします。
 …どっかに1つぐらい、BBS余ってないかなぁ。

 今年で本当に最後だと思うと、やりたいことと出来ないことが多すぎて。
 おまけに今までに最難関な予感までするし。ああ、こりゃ日々の生活が加速するワケだ。
 こうやってあっと言う間に時間は流れて、あっと言う間に卒業していくんだろうな。…その前に受験だけど。
 悔いの無いように。そうは言っても、そう簡単に自分と他者が繋がることなんて、出来ないのかな。

 次の文集原稿―――あのネタでいこうか、ねぇWhile?

バトン及び

2006-04-27 17:45:00 | 過去の日記
■人間質問攻めバトン■
※各質問に、必ず1人だけ回答してください。無い、という回答は認めず、当てはまる人がいない場合、この人なら許せる…という人を必ず入れてください。

文芸部元会計より受け取りましたー。また難儀な品を…(笑)
鮎さんキャラ改め、NKS指定だそうで。…両方混ぜたれ。

*可愛い、と言われて浮かぶ人は?
 …ピー君。(P'sE)
 人じゃないけど…メインキャラだからいいよね!
 すっごい可愛いと思います。欲しい~。

*綺麗、と言われて浮かぶ人は?
 ユーイ、と見せかけてレイス。(※リシュエルの仲間の腹黒君)
 もうトリ○ラ並みに美麗描写を入れてやれ、とあて付けた覚えが。

*癒される、と言われて浮かぶ人は?
 これはもうリッチーしかいないでしょう!
 そもそも井上ボイスに設定してしまった時点でアウト…作者が一番のファンっす。

*色気、と言われて浮かぶ人は?
 リシュエル。…何故だか分からないけど、リシュエル。
 ↓のクールに当てはまる気もするのですが、最近脳内でかなり色気が強く…
 やー、パパってば罪なヒト…v(ぇ)

*クール、と言われて浮かぶ人は?
 手塚。手塚国光。NKSじゃないけど。
 クール系は総じて好きですが、やっぱり本命は彼かなぁ、と。
 恋心、この前ぶり返しましたしねv(書けてなくてごめんよー)

*男前、と言われて浮かぶ人は?
 うーん、これも…手塚、だなぁ。なんでだろう。
 男前…理性で考えればアフリードやらが来るんだろうけど、直感的に浮かぶのは彼だ。
 ふっしぎー。(謎)

*彼女にしたくなる人は?
 ティーエで。これはもう、ティーエで。
 あのカップルは自分でもお気に入りですし。ツンデレいいよね! 甘党いいよね!
 彼女の話書いてるとにやけてくる危ない作者です…

*彼氏にしたくなる人は?
 彼氏…恋人、だろ? じゃあやっぱ…リチャードなんかなぁ。
 恋愛対象として見るとどうなんでしょう、という気もしますが、まぁ問題ありますまい。

*ペットにしたくなる人は?
 リッチ…(げふごふがはっ)………レオンハートで。
 未だ活躍してませんがどっかでチラッと出てるはず。
 あれはあれで可愛いんですよ、結構。…ゴツイけどな。

*猫っぽい人は?
 ま、マーシィ…(何か一瞬浮かびかけたが全部かき消えた)
 あれは「猫でない別の何か」という見方はあれ…うん、猫っぽいから。

*犬っぽい人は?
 うーんと…なぜか頭の中に、犬耳付けたジャーニー君が…(笑)
 副艦長ですからねー、忘れないで下さいねー、実は凄い人ですからねー。
 ………やっぱり活躍してねぇっ!

*兎っぽい人は?
 うさぎ…うさぎ………ラビたん(人違う)。
 本命はユーイなのですが、ふとバニーガールなクリシーヌを思い出してしまった以上そっちで。
 …おおぅ忘れていたのにー!!(傷口開いた)

*優しい、で思い浮かぶ人は?
 リチャード、と言いたくなりながらも、今はアフリードですかね。アフロだよアフロ。
 ある意味彼が一番普通の人間しているのかもしれない。だからこそ優しいのかな、と。
 基本的に3バカトリオ…もといバックアッパーズは優しいんですけどね。

*俺様街道まっしぐら、な人は?
 ロジャー。もうロジャーしかいないぐらいの勢いで。
 いっそ「アーン?」と言わせたいほど俺様だし。
 いっそボイスを諏訪部さんにしたいぐらいの俺様だし。
 実は何気にいい人なぐらいの俺様だし。
 …彼も結構可哀相なことにはなるんだけどねー(ケラケラ)

*恐いものなし、な人は?
 恐いモノ無しかぁ…シエラ所長とか?
 艦長もかなり恐いモノ無しだけど、やっぱり彼女が一番かなぁ。
 いつか世界中を窮地に陥れるような大実験をしてほしいです。(何)

*守っ(助け)てあげたくなる人は?
 リッチーとフェイント、白哉兄様と不意討ち、その真意は手塚。
 裏にはリシュエルが控えつつも、彼には敵わないのだよ諸君。

*守ってほしい人は?
 同上。(どーん)
 黒騎士な手塚が好きです。ノーマルバージョンもモチロンOKです。
 背中合わせはかなり好きなシチュエーションです。
 ………えー、だって今まで守っていた相手が、自分のピンチに立ち上がってくれるの見るの、楽しくありません?

*自分の忠実な僕・部下・子分は?(無い場合は願望)
 子分ねぇ…ある意味じゃNKSキャラ全部私の部下だけど。(正しくは「共演者」)
 それほど忠実でもないので、願望論で言えば。
 ………………チャーリー君。「Vassalord.」のチェリーな神父で。
 ドラマCDまだ出てないので声聞いてないけど鮎さんだし。たとえタイプが合わずとも脳内補完で…!(爆)
 レイフロさんじゃなくて私に仕えてほしいですっ! 血ぃ飲んでいいから!(言っちゃった)

*良い相談相手は?
 相談、相談………うーん、クリシーヌ?
 いや、カ…ノジョはいい人だよ? ドクターだし。ちょっとアレだけど。

*大人だなぁ、と思う人は?
 ………いやいやいや、あの人はNKSじゃないし。
 ………うーん、あの人も鮎さんキャラじゃなかったはず。
 ………た、たいちょー。NKS内である意味一番子供っぽい大人の、ニコラス隊長。
 それでも彼は大人です。とても素敵な大人だと思います。まだまだ書き足りないのですが。
 カイトは…きっとずーーーっと、「大人だなぁ」とは思われないんだろうなぁ。(笑/少なくとも作者には)

*お疲れさまでした。
きちんと埋めましたか?
ではでは、このバトンを回答させて悩ませてやりたい人を8人あげてください。
 8人は多いよー、ウチの部員ですら12人しかいないんだぜー。
 とりあえずWhile受け取れー。君もNKSキャラでなー。時間が無い? 作ればいいんだよ作ればー。
 分かってるよー、ちゃんと縮小準備もしてるよー。業務連絡するなー? バトンのついでさー。

 …うん、残り7本はその辺りに放り投げて逃げます。



PS・昨日のトリビアの副音声について。

 いつもは見ないのですが、21:03頃友人から電話が。
「いやー9時以降電話すんなって言われてたけどさー、またどうして教えてくれなかったんだって言われそうだから伝えておく。
 トリビアの副音声で井上さん出てるよ」
 マジですか!!!
 ダッシュで行ってみる(※2階のテレビでは副音声が入らない)。丁度タイトル場面。必死にリモコンのボタンを押す。
 ………効かねぇぇぇっっ!!!
 でもここで、ここで諦めるものかっ。井上さんは3週間ぐらい、声聞いてないんだッ!

 電池切れかと思うのが普通ではあるものの、我が家のリモコンは効いたり効かなかったりするので、チェックしてみることに。
 電池カバーが開かずに四苦八苦、半ばリモコンを壊す勢いで見れば、電池がずれているだけ。
 もう一度チャレンジすると…よっしゃ、サブ入った! でもこれ………スネオ…?

「ああ、今はスネオだけど。もうちょっと待っててみ」と友人。
 うん分かったよ、ととりあえず電話を切り、待つこと数分。
 ………………ありがとう。君と友達になれて良かった。(滝涙)
 数週間ぶりの井上さん、染み渡りましたとも…やっぱり低音も素敵だわぁ。シリアスシーンではこんな声でティーエに語りかけるのね、と作者的妄想爆発。
 おまけに「変態」なんて単語も言ってくれたし。私もう、変人もとい変態で構いません! 鮎さんもですが、いつか業界人になって井上さんにも会いに行きますからっ!

 …というワケで、燃料補給して学校で浮かれまくった挙げ句、反動で今更眠い傷影でした。
 うん、見終わった数時間は受験も勉強も何もかも、全てを忘れていたからね!(駄目)

あー…

2006-04-26 20:03:53 | 過去の日記
 縮小準備の為に過去のファイルを漁っていると、色々出てきます。
 以前の作品がごろごろ…以前の貰い物がごろごろ…
 自他共に色々でフォルダ内がかなり散らかっている状態ですが、それでも何とかやっていっています。

 読みやすく、スタイリッシュに。
 何だか相反する気がしないでもないデザイン方針ですが、それでも文字サイズを大き目にしたり、スタイルシート使ったりと頑張っています。
 ですが問題はNKS…量が半端ないので、1話を数ページに…今よりもっと多いページに分けることになるんだろうなぁと思ったり。
 12話も書かないとなんだけどー…やばい、ホントに時間が無い~…

 でもかなり、「受験生」な気分です。
 他の高3が4時限目終わって帰って行くのを見送った後の数Cとか。たとえ先生がダメダメで授業中寝ていたって「うわぁ、私頑張ってるなぁ」と思えてしまいます。
 他人が働いてる時に休むのは大好きですけど、自分が働いてる時に休まれるのは大嫌いなんですよね。彼女らも休んでるワケじゃないけどさー…(寧ろ私などよかよっぽど大変か)

 こうして、物凄い勢いで高3が過ぎていって。
 すぐに受験が来て、泣いて、笑って、卒業して。
 新しい場所へ行って、また今を思い出して、その大部分は忘れていて。
「今」と「朧げな記憶」と「忘れた部分」の積み重ねをしながら、これからも生きていくんだろうなぁ。
 ………雨の降る寒い夜は、そんなことを考えるんです。

 毎日毎晩、ずっとパソコンの前に座っていた私を、今の私は忘れかけています。
 受験が終わった後、机に座る習慣を私は忘れるのでしょうか。それともそのままでいるのでしょうか。
 最近めっきり記憶力が落ちています。小説の書き方を忘れ、ひたすら本を読んで、それを頼りに手探りでそろそろと先に進んでいる感じです。
 この先にあるのは、大抵進歩であるはずなのですが…うん、さっさと12話と13話書いて、楽になりたいね。

 それとも楽になったらなったで、また苦しいのも忘れてしまうだろうか?
 ああ、ああ、嫌なことはずっと憶えているのに、楽しいことはどうしてこうも消えていってしまうのだろうね。

いやー。

2006-04-24 17:59:12 | 過去の日記
 夕暮れ、雨音、澪音の世界。
 これ以上無いというシチュエーションの中、黒の単語帳【ブラック・レキシコン】作りに追われている傷影です。
 いいよなー、じまんぐ。メジャーデビューかじまんぐ。いつかMステにじまんぐが出ちゃったりもするのか。と言うかこの前も言った気がするなこのネタ。
 5月5日のサンホラカラオケ祭を目標に、必死に歌詞カードと唄の練習…もとい、勉強してます。
 チクショー、プログラム系志望の理系だからって数学出来るとは限らないんだー!!(泣)

 と言うよりも。
 サンホラは歌うよか「演奏してみたい」ってのが強いですね。頑張ってレインのバイオリン部分(あの速いやつね)の音を取ろうとしているのですが、あんなの無理っ!
 右手は動いても左手動かないよ! バイオリンはやったこと無いけどさ! もう何長調だか短調だか分からんよサンホラ!
 あ、例のギターの弦はまだ頑張ってますよ? 一番細いのが危ないですけど、切れてません。音は狂ってるけどね!(チューニングすると切れそうで…)

 現在の領土、1人→23人。大分広がりました領主様!
 領土拡大遠征、行きたかったです! でも無理そうです! 受験生です!
 友人が授業中も「じまんぐー」だの「領主様ー」だの煩いのですがどうしたらいいでしょうか! いっそのこと、彼女を連れて、教科書ほっぽりだして遠征に向かうべきなんでしょうか!
 何にせよ休み時間に教室で歌っているので、我々の知らない部分で領土が広がっているやもしれません! 結構白い目向けられますけどね!(でもメゲない人達)

 ………進路希望に「吟遊詩人」って書いたら、先生は何て言うだろうなぁ…

釈然としない。

2006-04-21 18:40:37 | 過去の日記
 今年の文芸部、どうやら新入部員は2名の様子。
 中1と中2。いやぁ嬉しいことだねぇ。中学文芸部、無いんだけどね!!
 高校とセットで活動することになるだろうけど…大変だわ、まぁ頑張れ。(投げやりな先輩)

 今日も新歓文集の配布を行っていたのですが。新しく入ってくれるという中1の子も一緒にいました。(ろくすっぽ客なんて来ませんでしたし)
 物怖じしないいい子ではあります。自分の思ったことをはっきり言える子っていいよな。
 ………それはまぁ、いいんですけどね。

(以下暴言を並べようとしたものの本人その他が見ている可能性アリなので一部規制)

 ………大切なのは、「場の空気を読む」ってことと、「質問の内容に気を付ける」っていうことなんです。
 何かを疑問に思うことはとても大切なことです。けれどもそれを訊いていいかどうかは、一度考えるべきだと思うのです。
 中1と高3という差があるから、2、3の校則違反を指摘されるのはいいとしましょう。「こんな先輩になっちゃ駄目だよv」で済ませられるし。(反面教師ね)
 でもそれを連発されるとこっちもムカついてくるワケです。厳しくなった教育体制の下、何も知らずに最初からそれに晒されている彼女達は何も知らないと分かっていようとも。

 更に、いきなり初対面に等しい相手に(いくらこれから半年ちょっとを一緒に過ごす部活の先輩だからって)批判的なことを(無意識だろうけど)言うのはちょっと…と私は思うのです。
「文集読みました」は、いい。寧ろ歓迎すべきことだ。「こんなの書いてるんですね」も、いい。分かってもらう為に配布してるんだから。
 でもね、最初でいきなり「面白くない」とか言われると、温厚なフリをしている先輩達も、キレちゃうよ?(言葉は違うけど意訳するとそんなことだったはず)
 私の作品は誉めてくれてたけどね、私は文芸部が大好きで、それ即ち部員が大好きだからね。私のだけ誉められても、他がけなされると「あー、確かに」と言う前に「んだとオラァ」となるからね。(私が周りの奴等の小説に対し辛口なのはそれだけの信頼があるから…と、思っています。同じ気持ちだったらごめんよみんな…)
 我々は変人であることに半ば誇りを持っています。が、冗談でなく、尊称でもなく、マジで「変な人達ですね」と言われると、4:6だった比率が逆転しちゃったりするんだよ?
 元々私はガキが嫌いで、何が嫌いかっつーと、人の話を聞かないところが一番なのね。人の話と言うか、「他人を知ろうとしない」ところが。
 これで私が認めるだけの実力があるならばまだ良しとしよう。けれどこれでまた小学生レベルの作文出してきやがったら、タダじゃおかねぇぞ♪(にっこり)
 ………と、いつ後輩ちゃんに言おうか考えています。最初の躾が肝心よね。

 こっからが本題なんだけど。(長いよ)
 そんな話題の後輩ちゃん、この前お母さんと喧嘩して言ったんだって。
「死ね」って。実の母に。
 あの時はビビッたねマジで。今の中学生は怖いと思い知ったサ。おまけにその後の親子喧嘩は勝ったんだって。
「あーそうですかそうですか、それはよござんしたね、じゃああんたも同じ言葉を言われてみる? 『死ね』って」と、言いそうになりました。
 ………うん、確かにね、私も小説の中じゃバカスカ人殺してるよ。星1つ滅ぼしたこともあるよ。文集原稿ですら死んでないのは…1冊分、あるか無いかだよ。
 でもね、私のスタンスはずっと前から変わっていない。「死を描くことは、生を描くことだ」と。
 だからそう簡単に、その言葉は、向けてはいけないと。

 或いは私が甘いのかもしれない。或いは昨日の誕生日に幸せすぎた所為かもしれない。
 けれど、実の親に対し死を口にした彼女を、私は許せないと思う。ごめん、正直あれだけで彼女の株、既に地に落ちたから。
 きっぱり言っちゃうと、私だって両親を殺したいと思ったことはあるし、今ここで親が死んだらどうなるんだろう、と想像したことはある。冗談混じりで父親に「あんた、近い内に絶対肺ガンで死ぬよ(※私の父はヘビースモーカー)」と言ったこともあった。
 けれど、「死ね」と口にしたことは無いし、されたことも無い。きっとこれからも、お互いにそうだと思う。それが当然のことと思ってるし、その必要も無い(小競り合いや喧嘩はいくらでもするだろうけど)。
 だからこそ、彼女の言葉は意外だった。あっけらかんとそれを言う彼女も。

 私は、出会って1時間以内に初対面の相手を「好き」と「嫌い」に分別しているらしい。
 かなりの気分屋ではあれ、人間に対するその分別はその後滅多に揺らぐことは無いのが自分でも不思議でしょうがない。
 別に好きだからって進んでそちらに行くという行動が無い場合も多いし、嫌いだからって全く会話しないということも無い。けれど一種の「勘」によって振り分けたそれは、言わば世間で言う「第一印象」なのかもしれない。
 そうだとすれば、彼女はきっと嫌いな側だ。そして私の「勘」というのは、文芸部員は―――特に変人ズは、同じような物を、持っているだろう。

 悪い所ばかり挙げるのもアレだが、私が嫌いな人種はたくさんある。「不幸語りするヤツ」はWhileも嫌いだったはずだ。彼女は小学校時代に苛められてましたよー、みたいなことを言っていたが、実は文芸部では既に語り飽かされて埃の積もっているネタである。
「本はたくさん読んでるんですー」も同様に、「何それ、自慢?」と返したくなる。文芸部全体の読書数をトータルすると、高2のクラス平均の3つ分ぐらいにはなるのではないだろうか。漫画を入れれば更に増えるだろう。
 もう1つ何かあった気もするが忘れた。とにかく問題となるのは「何をどう書けるか」。文芸部で生きるのにこれ以上の力は必要無い(…そりゃあ、使える権力【ちから】や資金【ちから】や頭脳【ちから】は多いに越したことは無いが)。

 どれほど酷い苛めを受けていようと、小学生レベルの作文しか書けないなら「へっ、そりゃあ可哀相なことだね」と流していい。
 どんなに読書数を誇ろうと、それに伴う知識と描写力が無いのなら「うん、じゃあこれからもどんどん読めば、自分の好きなだけね」と突き放していい。
「私はこれだけ出来るんです!」と言って持って来れる作品は見る。が、当然駄目出しは厳しい。それで落胆してそのままならばそいつはこの部に要らない。
 欲しいのは、「それでも話を書くのが好き」で「上達したい」と思えるヤツで、「自分はスゴイ」と思う「自分が主人公人間」は必要無い。
 周りのことが知ることが出来て、好きなモノを貫き通せて、「皆が主人公」だと知っている子だ。そうなれるよう、努力する子だ。(私も時々忘れるが、戒めはしているつもりである)
 だから―――今はまだ、力を探っている段階。使えるのか、否か。言葉遣いなど、正せばいいだけ。
 調教? …うん、言葉は悪いが、当たってるかもな。アメとムチを久々に持ち出そうか。

 ―――ああ、分かっているとも。全て、分かっているとも。
 けれどここで踏み出さなきゃ…きっと後悔すると思うんだ。
「全て任せろ」と言い切れるほど強かないが…努力はするさ。
 私は、策士にだってピエロにだってなってやる。

 それが、私の「やりたいこと」なんだ。