能面ヴィオラ

最近、能面教室に通い始めました。能面とヴィオラにはいろいろ意外な共通点が!

音程(ピッチ)、ヴィブラートを可視化するアプリ

2021年08月03日 | ヴィオラ

弦楽器用に作られた、音程(ピッチ)をリアルタイムで可視化するアプリがあるようで、早速使ってみました。

Jerry Aginさんが作った「Intonia」というアプリで、Android以外にもiOS、Windows版などがあるようです。

詳しくは→こちら(英語)

無料版である程度確認できますが、無料版だと基準ピッチが440Hzにしか設定できないので、さっそく有料のProバージョンにしてみました。Proではピッチの指定ができ、保存や既存のファイルを読み込んだりもできます。が、実際には保存ができなかったり、ある条件のMP3がうまく再生できなかったりしました。現在作者に問い合わせ中で、保存ができない件はJerryさんも気づいていたようで修正作業中とのことです。

さて、使ってみていろいろ気づいたことを列挙しておきます。

----以下、個人メモからの転記

いちいち録音状態にするのがちょっと違和感あるが、チューニングメーターとしても使える。ただ平均律のせいか、他の弦のとのうなりをなくして調弦すると、若干異なるようだ。音律は純正調、ピタゴラス音律にも設定可能(使いこなすのはちょっと大変みたい)。

実際使ってみたら

- 短い音でもピッチの判定がちゃんと出る。(3色の色分け、ピッチが合っているときは白。赤が高め、青が低め)
- 画面上の判定(着色)と、自分の感覚はほぼ合っていることが確認できた。
- トリルの上の音が低めになっていることが多いことに気付かされた。
- 曲を弾いていて、高めが続いたり、低めが続いたりするところがわかる。
- 導音は高めに取っていることが、画面上でも(赤で表示されること)確認できた。
- 自分で、これでいいと思っていたところを、画面の色に基づいて修正して弾いてみると、なるほど、と納得することが多々あった。
- ヴィブラートは、それなりに波の形で視覚化される。
- 曲を弾いたとき、ピッチが曖昧なところ、探っているようなところなども視覚化される。これは自分の足りたいところがもろに視覚化されるので凄い!
- 左手の形(指を抑える角度など)で、ピッチが変わるのもはっきり確認できる。
- 音の出始めのところにピッチの微妙なゆらぎが見られることが多いが、ひょっとすると、左指が不安定なのもしれない。左手の形をどうすると、ゆらぎが少なくなるかを検討することで、左手の形の矯正ができるかもしれない。
- 残念ながら、録音したものを保存しようとすると、パーミッションが与えられていない、ということで先に進めなかった。(たぶん何らかの解説ページがあるだろう)→作者対応中(注:2021/08/06 更新版を入れたらSAVEできるようになっていました。
- 既存の音源ファイルも再生するとリアタイムで表示される。凄い!ただ、MP3のなかには、読み込みはできるものの、変なノイズとなって再生されてしまうことが、そういうファイルがいくつもあった。自分が録音したもの以外でも同様の現象がある。違いがまだよくわからない。→作者にメール済み(注:2021/08/06 原因究明と対策にはすこしじかんがかかりそうだとこのこと)
- 平均律(Equal)、純正調(Just)、ピタゴラス音階(Pythagorean)などの切り替えができる。がまだ試していない。そのための調を指定する機能もある。

Intoniaは、既存の音源を再生してリアルタイムにピッチを可視化することができるようです。Intoniaのサイトでは、著名なバイオリニストの演奏(主に無伴奏ソナタ)のピッチを可視化し分析した例があります。

 


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