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2016年1月名古屋に行ってきたよ(その3・続四日市あすなろう鉄道)

前回から続く

さて四日市駅から四日市あすなろう鉄道に乗って終点の内部駅までやってきました。
途中駅は無人駅が大半のようですが、ここは駅員さんがいる有人駅のようですね。



こちらが内部駅の駅舎
駅前に郵便局があったので折返し時間の間にちょっと寄ってみました。
終端駅ですがこれといったターミナル感はなく住宅地の中の小駅な様相です。



駅名表示も四日市あすなろう鉄道になって刷新されたようで・・近鉄とは異なるオリジナルなデザインになっていますね。



内部駅には1編成分だけの小さい車庫が併設されていました。この日は新型車両はお休み中。
四日市あすなろう鉄道になって新型編成が1編成導入されたそうで・・。完全な新型車両かと思いきや、新造されたのは中間車のみで両端の先頭車両は従来車のリニューアルで済ませたよう。

通常の鉄道車両に較べて車体が小さいナローゲージ路線なので、価格的にも新型車両の導入もままならず、どこからか中古車を買ってくるというわけにもいかず厳しいようで。同じく旧近鉄のナローゲージ線の桑名の北勢線も結構レアな車両が現存しているようで・・。

日本で数少ないナローゲージ路線として、1991年に廃止になった瀬戸大橋の岡山県側の袂辺りに路線があった下津井電鉄という鉄道がありました。
瀬戸大橋開業ブームを当て込んで新型車をデビューさせたものの及ばず、わずか3年弱しか活躍しなかった新型車両も廃車になってしまいもったいないことに。子供の頃に1度乗ったことがありましたが、ナローゲージ線を持っている近鉄が買えばよかったのにと思ってしまいますね。


さて話を戻すと、私が乗った日中時間は、前回書いたように四日市~内部・四日市~西日野ともに30分間隔。内部方面は途中の泊駅で行き違い2編成使用、西日野方面は1編成使用で合計3編成使用。
3本使用+1本は車庫でお休み+更に内部駅の側線でバラの車両がいたので、3本使用+1本予備+バラみたいな車両態勢の模様。

さて四日市行きの電車に乗って、内部方面と西日野方面が二又に分かれる日永駅まで戻ります。ここで西日野行きに乗り換えるとします。
私が乗っていた内部発の電車はここで西日野行きちょ行き違いなのですぐに乗換え出来ます。
内部方面対西日野のような乗り方をする人がどのくらいいるのか分かりませんが、ロスなく乗換えできるような便利なダイヤになっていますね。



右が私が乗ってきた四日市行き。左はこれから乗る西日野行き
こういう2方向に分岐する扇型ホームの駅も珍しくて味がありますね。

分岐駅の日永駅の次が終点の西日野駅。乗り換えて1駅で到着です
ここから四日市までは3.7km



西日野駅は無人駅で1線だけの小さい駅。

こちらの西日野方面は八王子線という名前で、八王子といえば東京の八王子のイメージなので??な感がしますが、昔(昭和49年)までは1.7km先の(伊勢)八王子駅まで路線が延びていたのが廃止されて短縮されたよう。
本当は(四日市の)八王子まで繋がっている路線だったようで

こちらは内部駅以上に駅周辺は田舎の住宅内といった感じの終着駅らしい雰囲気?がないですが・・



駅前には大量の自転車が駐輪されていました他に屋根付きの倉庫のような有料?駐輪場らしきものも発見。
近鉄から廃止が提案された短距離路線とはいえ、ここまで自転車で来て電車に乗り換える。という人が多いみたいな・・・ラッシュ時には結構乗客がいるのかもですね。

折返しの電車で戻って最後に四日市の手前、走行写真を撮る為に赤堀駅で降りるとします、



日永駅で内部行きの対向列車待ちの停車中、ホームに降りてみたいな写真を撮っていたら、迷ってる人に間違えられたようで、運転士のおじさんに「どこまで行きたいんだい?」と聞かれます
「えーと、四日市の一つ手前の駅で・・」
「赤堀かね??」
「赤堀ですね」みたいな感じで・・・
「この電車で大丈夫だから乗ってて・・」
みたいな

さて日永駅と四日市駅の間にある赤堀駅で降りるとします。
行きに車窓を見ていたら、四日市と赤堀の間に走行写真を撮るにまずまずかな?という場所があったので、最後に走行風景を少し撮るとします。



赤堀駅の前の道はなんと旧東海道



旧東海道といっても、知らなければ単なる生活道路な雰囲気。
後で調べたら四日市駅から内部駅まで旧東海道に沿って走っていたようですね。
内部駅前も旧東海道が横切っていたようで・・

昔テレビ番組で旧東海道路線バス乗り継ぎの旅。のようなのを見たけど、このあたりも通ったのかな??でもここはバスは通ってなさそう。一応電車と並行するバス路線もあるみたいですが・・・

赤堀駅から旧東海道を四日市方面に歩くこと5分ぐらい。キャッスルホテル近くの踏切付近で走行写真が撮れそうだったのでここで少し狙うとします。住宅地の中の短距離路線なので走行写真が撮れるところが限られそうですね。



今回は乗っていない3両キッコロカラーの編成



先ほど西日野駅に行くのに乗った編成
「未来にはばたけ四日市あすなろう鉄道」のラッピング入りのグリーン1両+水色2両
このクハはそんなに古そうではないですね

この区間は片方向に毎時4本来るので本数が多くて撮りやすいですね。40分ぐらいいれば運用に入っている3編成全部撮ることが出来そう。ただ午後は光線の向きがいまいちかも

まずまず走行風景も撮れたのでJR四日市駅まで歩いて戻るとします。そんなに寒くなくてよかった

ということでこの辺りで四日市あすなろう鉄道訪問は終了して名古屋に戻るとします。

全体的な感想として
まずダイヤとしてはコンスタントに30分間隔に運転されていて、最低限の本数は確保されているのかなと。大雄山線じゃぁないですが、この本数を減らす方向に改悪したら最後どんどん厳しくなるように思います。

近鉄からの分離の仮定でバス転換の話もあったようですが、現行の30分間隔で運転時間帯も5時30分から23時過ぎまでというダイヤは下手な地方の一般路線バスならかなり優秀なダイヤ。
敷地が狭くバス専用道のBRT転換が事実上無理。というのを含めると、沿線利用者にすればやはり鉄道で残っているメリットが大きいのかなと。
一方で近鉄四日市が終点で工場地帯への通勤の足としては役立っていなさそうなのは残念。それこそ近鉄四日市駅からJR四日市まで広~い道路の上を走らせて延長でも出来ればまた違うのかなとも感じます。
まぁ次回でもこの話は触れるとして・・・

ナローゲージの狭い線路の上を軽快な走り(といっても最高速度は遅いですが)で走る小さな電車は、見ても乗っても楽しいものです。趣味的は車両の方は、特に中間車に今ではそう乗れないような見るからに古そうな旧型な車体の車両が活躍していて、これも一見(一乗?)の価値があるかなと。

同じく元近鉄のナローゲージ線の桑名から発着している三岐鉄道の北勢線の方も乗ってみたいですね。北勢線の方は珍しいナローゲージの連接車の200形が今でも残っているそうなので、是非乗ってみたいものです。

次回に続く

2016/2/15 1:25(JST)


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コメント一覧

八草きよぴ
あすなろう鉄道の新型編成は、写真などで見ると在来車と較べて見ちがえるようになっているようで・・・。
私が訪問した日は車庫でお休み中だったのは残念でした。
それにしても車両更新ですませた先頭車も既に30年選手を超えているようで・・・
車両代替の苦心が感じられますね
DK-Kawachi
http://dkkawachi.blog58.fc2.com/blog-category-5.html
北勢線と同様にあすなろう鉄道も車体更新と冷房化には苦心しているみたいで、中間車は50年~60年選手なのと相当痛んでいたので車体自体を新造しましたが、先頭車は大規模な修繕および改造と冷房化で乗り切ると・・・。

あすなろう鉄道のそれは運用が開始されてそれほど経っていない去年10月の段階で乗って来ましたが、車体と車内はかなり手が入っているようです。
八草きよぴ
黒部峡谷鉄道も一度は乗ってみたいものですね。乗ったことないので・・・

近鉄から四日市あすなろう鉄道になってとりあえず存続が決まりましたが、今後はどうなるか??
色々難しい部分もあるのでしょうけど、頑張って欲しいものですね
kusakabe-dc
http://yaplog.jp/kusakabe-dc/
去年のシルバーウィークに乗ってきました。
北勢線よりもこっちの方が可愛かったですね。
現在ではあと黒部渓谷鉄道ですか。
ここも不便で、富山に泊っても日帰りすると、後はどこにも行けないくらい時間がかかりますね。

新型車両のデビュー前の写真も撮ってきましたが、一両しかないとは知りませんでした。
こういう路線は廃線にしてほしくないです。
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