去年の11月中旬に台湾鉄道の運転台展望DVDを買いました。
前々からそういうのが売られている。という情報は小耳にしていたのですが、
丁度、amazonのマーケットプレイスで送料込みで約1700円で出ていたので、買ってみることにしました。

パシナコレクション254
台湾国鉄シリーズ 特急自強号 PART1 松山→彰化
というタイトルです。
定価は4200円。リージョンコードは「ALL」です
他に第2巻以降の続刊で「彰化~高雄」や台東・花蓮方面の路線の展望映像も発売されているようですが、
今回は自分が乗ったことがある区間。ということで「台北~彰化」だけ買いました。
実際に乗ったのは「板橋→彰化」「清水→台北」ですが、まぁ細かい点は・・・・。

DVDメニュー
最初の約10分は台北駅の様子や走行シーンなどが流れます。
ナレーションはなく説明は字幕のみ。
撮影車両はkiyoPP車ことE1000型。
展望ビデオとは直接関係ないですが、書物などにはこのE1000型の両端の動力車が「機関車」と表記されているのを良く見ますが、どうも違和感を感じますね。
プッシュブル方式で「機関車」なので間違ってはいないとは思いますが・・・TGVの両端の車も機関車??
ちなみに映像の撮影時期は2005年3月だそうです。
展望映像は南港の車両基地からスタート。
車両基地~松山駅の間で台北101ビルのようなものが確認できます。
私が訪れた時は地下化されていた松山駅は、撮影時点では地上駅。
発車するとすぐに地下線に入ります。
地下線内も比較的明るくて「真っ暗で何も見えない~」状態ではないのは嬉しいですね。
対向列車とすれ違う時に、ヘッドライトを「上向き?」から「下向き?」に切り替えているのが面白いような。

展望風景
通過駅も含め字幕で駅名が表示されます。
お陰で、今どの辺りか分かりやすく嬉しいですね。
運転士の他に添乗?と思しき人が乗っていて2人乗務のようで、信号を確認しあっているのが声で分かります。
が画面では信号現示が確認できないのが残念。
線路際には速度制限標識のようなものも見えますが、「今の速度」が分からないのもちょっと残念ですね。
配線としていえば、松山~台北~新竹間の駅は2面3線や2面4線
新竹~竹南~彰化間の小駅は相対式2面2線の駅が多いですね。
いわゆる山線区間は複線で長いトンネルや高架橋で貫いている区間が多く、後年に線路切替をして改良したのかな。
という雰囲気を感じますがどうなのか?
台湾鉄道は双単線(日本の一般的な複線区間と異なり、右側通行も可能)と聞きますが、残念ながらこの映像中では右側走行区間はありません。
ただ、特に新竹までの駅の多くは、駅前後に片渡り線X2があるのが、双単線らしいのかな?という感が・・。
列車自体は左側通行ですが、注意して見ていると併走する道路を走る車が右側通行なのが分かって面白いですね。
展望風景自体は建物の雰囲気など日本と違う部分もありますが、外国といってもあまり違和感は感じないですね。
一度乗っている区間ということで
「ここはこんなんだったんだ~

という発見があったりするのが面白いですね。

撮影時点では未開業の新烏日駅付近
台湾高鉄の工事中です。
驚くべきことは撮影列車の停車駅が、「松山・台北(7:30)・台中・彰化(9:31)」となんと、台北から彰化まで2駅停車という超速達列車な点。台北~彰化の所要時間は約2時間
ちなみに私が乗った時は、
「台北(8:00)・板橋(8:10)・桃園・中壢・新竹・竹南・苗栗・豊原・台中・彰化(10:30)」と台北から9駅停車でした

手持ちの2009年6月版の時刻表だと、板橋は全列車停車で数本だけ板橋~台中ノンストップの列車があります(但し曜日限定運行)
撮影列車に相当する台北7:30発の自強号はやはり停車駅が増えて、彰化まで所要2時間34分になっています。
撮影時点の全体のダイヤは分かりませんが、高鉄(新幹線)開業前のダイヤが偲ばれるような感も?
展望映像を見ていると、気になる箇所を発見したりで、
ますます、また行きたくなりますね~

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