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映画-楊丞琳主演・刺青(Tatoo)を見たよ

台湾の歌手としては王心凌(シンディーワン)の他に楊丞琳(レイニーヤン)も好きな私としては、
楊丞琳が出演している映画「刺青(SPIDER LILIES)」が気になるところです。

今年の台湾旅行の際に、DVDを買って帰ろうと各所のCDショップで探したものの、何軒回っても見つからない
諦めて帰路に着いたわけですが・・・



帰国後に渋谷の香港王という中華流のDVD・CDショップで買うことが出来ました。

香港版のDVD2枚付(特典ディスク入り)で2580円
概ね現地価格+1000円ですが、売ってなかったので仕方が無い。
というか日本版は定価3990円なので充分安いですね。

本編は音声は中国語・選択できる字幕は繁体中文か英語。残念ながら字幕の日本語は不可。


特典ディスクの内容は
予告編
カットシーンは小緑の「抱我」の台詞の後の小緑と竹子のハァハァなシーン
ベルリン映画祭の授賞式の模様
台湾初上映時の舞台挨拶のようなもの
出演者・周美鈴監督へのインタビュー
メイキング映像は主要シーンを織り交ぜながら監督や出演者の作品に関するインタビュー

字幕は繁体中文と簡体中文が選択可。

レイニー(に限らず出演者)のファンなら見ておいて損はないかな?と思います。


ちなみに本作は「Tatto -刺青-」という邦題で日本発売・公開もされています。
日本語版のDVDの方は、字幕は日本語のみ(吹き替えなし)
内容は本編のみ。特典ディスクの分はなし(ツタヤで借りて確認)でした。


大まかに映画の内容を言えば
主演の2人
高校生でライブチャットガールの小緑を演じる楊丞琳(レイニーヤン)
そして大人の雰囲気を感じる刺青師の竹子を演じる、香港女優の梁洛施(イザベラ・リョン)
によるラブストーリー(実際はそれ以外のテーマの比重が大きいように感じましたが・・)

PV以外の楊丞琳の動画を見るのは初めてですが、今年発売の「雨愛」や「異想天開」の大人の雰囲気なレイニーしか知らなかったので、それとは違う「可愛教主」と称されたという「かわいい系」の雰囲気を感じたシーンが意外な感も・・。


詳細な感想はネタバレになるので追記↓の方に書きます。


 
 
さて、この映画の背景となっている台湾大地震
映画のレビューや日本語版DVDのパッケージでは99年の「台湾大地震」をモチーフにとしていますが、作中では「大地震」があった。という描写だけで、詳細は明確にされていません。

地震の日の夜、
当時高校生だった竹子は「出かけないで一緒にいて欲しい」という弟を振りきって、恋人の家に行って一夜を過ごしている間に地震に遭遇。
家に戻ってみれば、父は瓦礫の下敷きとなり亡くなり、弟は家族に対する記憶を失ってしまいます。
弟を振りきって出かけたのが原因だと思い罪の意識を感じ、恋人とも別れることになります。
この頃に9歳の小録は竹子に出会うわけですが・・・

そして現在(9年後?)
初恋の人に再会してイケイケ気味な小緑に、半ば押される形のようにも見えますが、小緑と一夜を共にする竹子
その一方で弟を迎えに行くのが遅くなり、弟は勝手に施設を抜け出し山道を歩いている内に崖から転落?
病院に運ばれるものの、意識を失い昏睡状態に陥り、医師からは「目覚めるのは難しい」と告げられます。
再び苦悩することになる竹子は、小緑に別れを告げる。

という9年前と現在の繰り返しとなる対比が印象的でした。

小緑が夜な夜な男ども相手にライブチャットをするのも、軽薄で安易な小遣い稼ぎの為というよりも、
深い心の闇のようなものも感じます。
しかし小録が竹子にライブチャットのサイトの名刺を渡したシーンはオイオイ・・という感もしますが、
これも「『空想世界』が本当の自分の居場所」というメッセージだったのかもしれません。

小緑や竹子、竹子の弟のその後は本編では明確には触れられていませんが、

ラストの
弟が目覚め家族の記憶が戻ったことを暗示させるシーン
竹子から小緑へのSMSメール
最後の金髪のウイッグを着けて歩く小緑のシーン

から紆余曲折あったものの、ハッピーエンドな展開が予想出来るのはホッとするかな?と思います。


序盤の小緑が初恋の思い出を語る際
「近所の少年を待っていた」という意の台詞が登場します。
竹子は「少年」ではない。ということに、小緑がいつ知ったのかは映画内で描写されていないので分かりません。
9歳の頃に後からおばあさんに聞いたのか、それとも刺青店で再開した時なのか。
どちらにしろ、小緑の想いは竹子が「少年」であっても「少女」であっても変らないのは確かでしょう。

恋愛において一番大事なのは、相手の性別ではなくてその相手への想いである。ということを感じさせられます。
もし性別が一番大事なら「男なら誰でも良い」「女なら誰でも良い」が成り立つことになります。
でも実際はそんなことはないですからね。


最後に総評すれば
楊丞琳の可愛さに相まって、挿入歌の楊丞琳の「小茉莉」の静かで落ち着いた雰囲気もよく、全体的には綺麗な画の映画で良かったです。もっと何回も見て言葉を覚えねば・・・。



こんな記事を書いていると同性愛を賛美しているとかなんとかで、石原慎太郎が良く思わないというか都条例でこのブログも規制されるのでしょうか?


2010/12/24 0:22(JST)
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