風合瀬

自分の専門である、土木や衛生工学のことについて語り、聞いていくページです。その他もろもろよしなしごとも。

親の過保護を助長する大学-に、ついてきちんと見てほしいものだ

2008年09月17日 | Weblog
少し前に、ネットで、大学の入学式に親が出席するのは過保護か否か?というような記事があった。

私は、今の大学の親は過保護だと思っており、また、大学自体もそれを助長する方向に動いていると思う。今、大学の売りは「面倒見の良い大学」であり、大学と親が緊密に連絡を取り合うことが当然のようになりつつある。

私はこれははなはだ良くない傾向だと感じる。若者を明らかにスポイルしてしまう環境だと思う。

(上記のような緊密な対応によって具体的に救われる学生はいる。逆にそれによって不幸に陥る学生はいない。そのことは状況をややこしくしているとは思う。)

で、先の入学式に親が出席する、うんぬんの話だが、入学式に親が出席するのは過保護かも知れない。そうでないかも知れない。
しかし考えてほしいのは、入学式に親が出席することそれ自体は、親の過保護とは直接に関係のないことである。

床屋談義ならば、あるいは第一の直感として、入学式の件から親の過保護の兆候を読み取ることは、もちろん有りだと思うのだが、マスコミュニケーションに携わる人だったらば、そこから一歩入っていって、では本当に今の大学のあり方は?というところを調査して、その上で議論をしてほしいと思う。なにしろ上記の大学運営の方法などは、秘密でもなんでもないのだから、ちょっと調べればいくらでもわかることだろうに。