不登校 きっとこれから…

小6登校渋りから始まった不登校。中3は完全不登校だった息子は、現在、大学1年生になりました。

不登校息子の高校受験…息子の場合

2017-10-20 21:07:31 | 不登校の末っ子くん
小6の途中から始まった不登校。
中2の1学期まで五月雨登校…学校に行っても車から降りられなかったり、起きなくて休んだり、相談室経由で教室に行けたり、相談室登校したり…
中2の2学期から卒業式前日まで完全不登校。
でも、中3の秋頃から週1くらいで夕方登校する日もあり、数学だけ何度か教室で勉強してました。
そして、卒業式当日。朝から友達と登校し、中3になって初めてクラスメイトと教室で過ごし、みんなと卒業式に参加しました。

そんな息子は現在、全日制の県立高校1年生。
1学期は休み休みの登校でしたが、2学期は休まず登校しています。


昨年私は、息子と同じような境遇で、高校受験を経験した方のブログや関連サイトを探しては読み、息子にどう対応すればいいのか悩み、考えた1年を送りました。

思い出しながら息子の受験について載せます。



いつの頃だったか息子は不登校ながらも
「2020年の東京オリンピックの頃は、一人暮らしをして、大学に行ってると思う」
と言い出した事があり、そのためには
「高校には行く」
と言っていました。



中3の夏休みに県立、私立、通信制など多数の学校が集まる進学フェアに一緒に行き、通信制高校2校のブースで話しを聞き、何冊かカタログをもらい、少しだけ前向き発言してました。でも発言しただけで、実際は勉強はしませんでした。
夏休みは、ほかに学校見学や体験を試みました。申し込むときは「行く」と言う。でも当日ドタキャンするということばかりでした。
結局、進学フェア以外は、合同説明会も学校見学や体験も息子が参加することはありませんでした。
※長男の高校の文化祭だけは行けました。


家庭訪問のときに、担任が持ってきたプリントの中で、数学のプリントを突然解き始めることが何度かあり、そのうち「受験勉強した方がいいかなあ」と言い出し、夕方学校に行って、数学の勉強をするようになりました。
私も担任も息子のペースを守りながら、息子の様子を見ながら、学校や家で進路の話をしてきました。


私は、通信制高校の合同説明会に行ってみたり、カタログをネットで取り寄せたり、高校に出向いて話を聞いたりしてました。他に昼からの科がある県立の定時制高校も1人で説明会に行きました。

担任からは、たびたび
「先生の会議では、◯◯くん(息子)は通信制高校がいいのでは…と話してる」
そう言われてました。
進路は本人次第…と思ってましたが、私の中では昼からの定時制なら通えるのではないかと思ってました。でも、もしも通信制になるなら、知り合いの子が通ってる、家計に優しいA高校しかないと思ってました。魅力的な通信制高校は高いから無理だなあって思ってましたから…(>人<;)



ある日の夕方。学校での三者面談での会話です。
※質問は担任がし、たまに私が口を挟む感じだったと思います。

どんな高校に行きたい?

息子「…」

電車に乗って行く高校がいいとか、自転車で通えるところがいいとかは?

息子「…」

普通高校がいいとか工業高校がいいとかは?

息子「…」

週1日がいいとかはある?

息子「…」

ブレザーがいいとか学ランがいいとか?
男子校がいいとか?

息子「…」

朝から登校するとか午後から登校するとか、夕方から登校するとかは?

息子「…」

高校には行く?

息子「うん」

このときは決められなかった。
後で息子に聞いたら、どんな高校があるのかわからないし、何を基準に選べばいいのかわからない。と話してくれた。
そうだよね…確かに。



ある日担任から、勧められた私立高校受けることになりました。もし県立高校を受けるなら、練習にもなるから…と。
受験科目は国語数学英語です。
息子は「受ける」と決めました。
見学などはしていません。
私は、当日まで試験会場に行けるのかとドキドキでした。
無事に受験はできました。
帰りに
「私立も落ちて、県立も入れなかったらどうしよう…」
と息子は心配と不安を持っていました。
「通信制もあるし、入る高校はいっぱいあるから大丈夫!」
みたいに答えたと思います。

結局、私立は不合格
そこから、息子は、夕方学校(数学)に行けなくなりました。秋から再開した週1の英語教室(家の近所)だけは通ってました。

私立の不合格から、私や担任と話し、ゆっくり時間をかけて県立高校を受ける話になっていきました。

県立の受験には、不登校の子が受けられる特別選抜があります。出席もなく、内申点もない。そのため、みんなと同じ試験を受ける前に、ちょっとした作文を書かなくてはなりません。高校に入ってからのやる気を見せるような文章です。
放課後や家庭訪問時を利用し、先生にアドバイス受けながら、なんとか書きあげました。

そこには高校に対する前向きの言葉が並んでました。


受験勉強は英語以外は相変わらずやりませんでしたが、受験でき、無事に合格しました。

全日制の県立高校に入学することになりました。


不登校のとき、14時ころまで寝ていた息子は、高校生になって、朝も起きられるようになりました。遅刻はしません。
この先、また不登校が再発するかもしれない。
でも見えない未来を考えて不安がるのはもうやめました^_^
今の息子を見て、笑顔が見られるならそれでいいと思うようにしています。
私は私!息子は息子!
見守る姿勢を忘れないようにしています。

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