5日間、家を空ける予定でしたが友人の急用にあわせて一緒に帰宅しました。
今日は娘の通う絵画教室の子たちが、ウチにヤギの絵を書きにやってくることになっています。
夫が家にいるので、大丈夫と思い引き受けたのですが
思いがけず私もみんなの様子を一緒にみることができました。
描きやすいように、母ヤギ2頭を近くにつなぎました。
仔ヤギはいつも母ヤギから離れないので、自由にさせておいています。
子供たちが来ました。みんな大騒ぎです。
先日、2頭を産んだヤギと子供は小屋の中に入れたまま
立ち入り禁止にしました。
こんな大騒ぎの軍団が取り囲んだら、出産直後の母子に
どんな精神的ショックを与えるのかは、経験済みです。
私が、先日そのヤギを子供を見せながら、小屋へいれようとした時も
途中までついてきたのに、仔ヤギも見せているのに
クルリと向きを変えて、産み落とした場所へ帰ろうとしたり
小屋の入り口まで来たと思ったら、全然違う方へ走っていったり・・・。
それほど、出産というのは端からでは計り知れないいろんな神経に影響するものなのですね。
仔ヤギがつないだ母ヤギの近くに来ません。
見ると、小屋の中に非難しています。
たくさんの人間の子供が怖いのでしょう。
何をするのかわからない生き物ということをよくしっています。
そして、みんなの絵がどんどん完成してきました。
「動いているから描けない。」生きているということはこうゆうこと。
いい経験をしたようです。
みんなが帰って、新生児室に入りました。
この母ヤギは、もとの性格がいいのか、初めて飼ったヤギでとても大事に接してきて
信頼関係ができているのか、仔ヤギを抱いても、めえとも言いません。
仔ヤギの方も、なんにも言いません。
他の母ヤギは、ものすごい声で、返せ~!!とドスの効いた声を出します。
やっぱり他は、仔ヤギも、助けて~!と鳴きます。
親が安心していると、子供もそれを感じて不安な気持ちにはならないようです。
人間だったら、尚のこと。
言葉には出さずとも、きっと見えないへその緒でつながっている母と子供。
こんな時期は、子供よりも母親の気持ちを大事にしたい。
自然とヤギに気付かせてもらったことが、心から有難い。
今週末まだ、歩くこともできない子供を連れたお母さんたちが見える里山体験。
忘れずに心して、お迎えしよう。
そう思いながら、仔ヤギの頭を撫ぜてあげると
気持ちよさそうに目をつむり、母ヤギはそれを見てもなんとも言わず
そしてまた草をひたすら食べる姿。
そっと仔ヤギをおろして、今度は母ヤギを撫ぜてあげました。
今日も、無事 日が暮れて行きます。
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