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KIRAKUjin~ Let's enjoy "Photo" together ~

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☆光と影の魔術師☆

スナップ撮影向きのカメラ・レンズとは?①

2006-02-10 00:44:17 | デジ一眼+純正レンズ
 スナップ撮影の定義も簡単なようで難しいが、自然な事象(基本的になんでもよいが、主に人物や周囲の出来事)を切り取るということになるであろう。もちろん私なりの解釈である。一般的に人物撮影というと、例えば旅行に行って、いい風景があれば背景に沿って人物を並ばせて、カメラに向かってはいチーズとやりながら写る昔ながらの写真である。年齢と服装と背景が違うだけで、アルバには同じ写真が並ぶ、ということになってしまう。しかしスナップ写真ということを心がければ、家族写真も全く違ったものに生まれ変わることになる。
 ではスナップ向きのカメラ、レンズといえばどんな機種だろう? 古今東西を問わず、スナップの名手と呼ばれるカメラマン、そしてそのカメラマンをイメージさせるカメラというのはあるものだが、アンリ・カルティエ・ブレッソンと、ライカM3と50mmと言えば、カメラ好きなら王道と言ったイメージになるのだが、街中で今からライカだらけになるとはとても思えない。普通の人にはピント合わせすら、何が何だかわからない、ということになるクラシックカメラである。あくまでも35mmフィルムサイズで、50mm画角相当というのが、スナップに使いやすいひとつの選択肢だということである。
 ライカは今でこそ大きめのカメラだが、当時は最小のデザインであったわけで、今の時代にそれに相当するカメラはやはり、普通のデジカメであろう。最近のデジカメはポケットに入り、いつでも持ち歩けるモノが理想だ。いくらいい被写体に出会っても、カメラがなければどうしようもない。だからまず、その人にとっていつでも持ち歩けるスタイルのカメラこそ、スナップカメラとしての資格があるといえる。
 今の時代にこの条件を満たすものといえば、やはり小型デジカメなのであろうか。
 35mmフィルムがメインだった時代は、パトローネの厚みは最低限あったわけだし、それ以上の小型、薄型カメラは物理的に不可能だった。フィルムサイズも110などが流行った1970年代もあるが、今は最も隆盛した35mmフィルムの存亡すら不安を覚える時代である。
 デジカメのセンサーは35mmよりもかなり小さいのでレンズも小型化できるし、屈曲光学系(潜望鏡のようなもの)を採用すれば、レンズが出っ張ることもない。最近のデジカメの画質は素晴らしく、マクロも使えるし、デジタル一眼と比較して欠点だった高感度ノイズにも配慮されてきている。また小型になればなるほど手ブレしやすくなるが、万能ではないとはいえ、手ブレ補正はある種のトレンドになっているのである。
 また、リコーGRデジタルのように、所持していて物として満足感を与えるような品質の製品も発売されている。選択肢は極めて広いといえる。
 一人で散歩に出かけて、また仕事の行き帰りに、さらに家族の自然な表情を、と思えば当然このサイズになるのだが、多少のシャッタータイムラグと、ボケ味が期待できないということから、最近なら小型デジタル一眼も選択肢に入るという、ありがたい時代になってきた。2000年に入ったくらいなら、デジタル一眼は50万円以上というのが相場だったし、プロ用の超大型機種しかなかったのである。この数年でデジタル一眼は、本当に小型に、安価になってきたのであるから、この恩恵を受けない手はないのである。

 長くなってきたので、今回はこの辺で。いつになかわからないが、続きはまた書こう。

 ちなみに写真は、EOS 5D + EF50mm F1.4USMである。一般的にスナップにはちょっと大きい。しかしこれも立派にスナップ撮影が出来る。
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