KIRAKUjin~ Let's enjoy "Photo" together ~

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☆光と影の魔術師☆

『花々 Kyoto~』

2012-04-26 22:51:08 | ライカマウント
『花々 Kyoto~』


 仕事疲れがたまってくると、否が応でもリフレッシュを求めて、ひたすら京都散策をしたくなります。

 レンズは主に、エルマリート 90mm F2.8 1stと、エルマー 50mm F2.8 2nd、です。
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『Sakuraサク咲く』 Elmarit 90mm F2.8

2012-04-20 22:03:04 | ライカマウント
『Sakuraサク咲く』


 大阪に桜の名所はたくさんあるけれど、造幣局の桜の通り抜けは、とりわけ有名かもしれない。
 実際、満開の八重桜の間を歩く通り抜けは圧巻で、これをタダで、しかも仕事帰りに楽しめる大阪人は、ホンマに得やなあ、という心境かもしれません。
 ただ実際の撮影となると、立ち止まっての撮影も注意される場合もあるし、かなりの混雑なので、それなりのコツが要求されます。
 今年は通り抜けの前に、行きつけのカメラ屋さんで、90mmの望遠を調達してきました。1960年製のライカ、エルマリート 90mm F2.8。いわゆるオールドレンズですが、これをリコーGXRに装着して撮影しました。
 小型のカメラとレンズで、レンズ交換しないのが私のスタイルだから、今回の機材はこれだけです。
 エルマリートの描写はひたすら軟らかく、ボケも美しくなだらかなので、これを選んで調達したのは極めて正解、大成功でした。
 ひさびさに、喜びに満ちた撮影です。堪能しました!
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-Wollensak Velostigmat 90MM f4.5- 純正だけど 純正でないライカレンズ

2012-04-13 19:53:33 | ライカマウント
 2件続けて京都の話だったが、今回はやっと、機材の話をしましょうか。
 現在の私のお気に入りは、ライカマウントレンズ。それも1950-60年代のものが好みだろうか。もちろん他の年代でもよいのだが、いずれにせよあまり高価なビンテージレンズではなく、さらに棚に鎮座して飾っておく類のものでもなく、あくまでも実用的なレンズでないといけない。
 最新のレンズは非の打ちどころがない、発色もキレイだし、逆光にも強い。ピントはAFでビシッと合うし、痛いほどシャープで、眩しいほど美しく写る。。。 でも、人間の感覚は不思議なもので、私にとっては、今のレンズはあまりにも眩しすぎる。。。

 それが私を、旧いレンズに向かわせるきっかけになっているようだが、レンズによっては個性が強いので、ボケ味を利用する場合も、色を引き出す場合も、フレアを拾う場合も、ピントが甘い場合も・・・そのすべてをレンズによって把握しようとして、そのプロセスが楽しいのだと、最近わかってきた気がする。

 Wollensak Velostigmat 90MM f4.5。ウォーレンサック社はアメリカのレンズメーカー。第二次大戦直後の生産能力が一時落ちたライツ社の代わりに、ニューヨークライツ社の依頼を受けて、レンズの玉の部分の生産と鏡胴の組み立てを行ったといわれている。
 1945-50年の間に、50・90・127mmの3種類が生産され、そのご生産可能となった本来のエルマーなどに戻る形になり、一時ラプター銘になったようだが、その後生産を終了してしまったようだ

 たとえ敗戦国になったとはいえ、ライカという最高のブランド力を保持したライツ社。そして戦勝国であり、文字通り世界一豊かなアメリカ・・・ その物量から言って、いい加減なレンズを造るわけはない、ともいえよう。ほぼ非純正ではないのに、ライツ社純正扱いという、とても微妙なバランスのレンであるが、ゆえに歴史の中からわずか5年で消えてしまったのであるが、とてもしっかり造られたレンズは現在も立派に、私の目の前に現存する。

 発色は優しくもあり、繊細でもあり、黒がぐっと引き締まるので、全体的にローキーにしてハイライトを画面に作ると、とても趣のある画が撮れる。空気感が伝わるようにも撮れるし、ボケが好きならそれも表現できる。90mmが好きなら、とても小型でよい選択しだと思う。ヘリコイドも絞り環も大きくて、とても操作しやすく、すばやく設定を変えることが可能だ。

 今回の写真がその3枚目。最近の3枚はいずれもこのレンズを、リコーGXRに装着して撮影している。
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『光悦寺 2012春』-Wollensak Velostigmat 90MM f4.5-

2012-04-13 19:15:46 | ライカマウント
 京都フリークにもいろいろあるし、それぞれお気に入りの場所があるだろう。私にとってそのひとつが、鷹峰の光悦寺。大伽藍もないし、大きな本堂もない。今をトキメク桜など1本もない。
 しかし、落ち着いた佇まいと、庭を散策して季節の変化をゆっくりと満喫できるのが、このうえない幸せなのである。

 京都の桜の最盛期なのに、たった一か所で喧騒に飽き、ひとけの無い場所を求めてまたお気に入りの光悦寺に来てしまった。桜は好きだけど、人ごみは嫌いという、典型的なただのワガママに間違いない。
 ただこの場所は期待を裏切らず、夕刻に向けての斜光が、とても体に心地よい。

 小さな門は真冬の間に改修が終わり、真っ直ぐで魅力的な門からの道もすっきりした印象に思える。茂みの中の池の中は、きっとおたまじゃくしなどがいっぱいいて、夏のカエルの合唱が今年も期待できそうだ。

 小さな道を抜けると、お目当ての光悦垣。斜めに少しずつ低くなる垣根の高さは、入り口方向からみると、その湾曲も相まって、あたりの空間に対して、とても微妙な立体感を創り出す。
 この垣や庭の配置が、果たして本阿弥光悦翁の時代の設計なのかどうか、私にはわからないが、この光悦垣を中心とした空間が、当時の芸術家たちのセンスを刺激したと信じたい気がする。なぜならこの場所にくると、私も気負うことなく神経を研ぎ澄まし、心地よい陶酔の中で、光の被写体を探すことができるからだ。

 ここからの一枚は、光悦寺の回収が終わった入り口の写真。旧いレンズは、優しい光を逃さずに捉えてくれている。
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『雨 宝 院 2』 -Wollensak Velostigmat 90MM f4.5-

2012-04-13 18:28:08 | ライカマウント
 春の京都もいよいよ桜の季節。洛中を車で走っても、道端の桜はどこも満開だ。
 西陣はもちろん織物の名所だが、いにしえの応仁の乱のまさに、「西の陣」でもある。
 狭い町中を歩いていると、小さな繊維工場も連なり、中小企業の町で育った私には、どこか懐かしい臭いがした。

 雨宝院も2度目だから、迷わずに赤い提灯を見つけることができた。しかし残念がら、桜の名所だがタイミングがずれてるようで、咲いているのは枝垂れ1本のみ。桜目当ての団体観光客や、大きな一眼レフを2台も提げたカメラ趣味人もいるが、咲いている枝垂れに集中していた。

 私は雰囲気をのんびり楽しみたいだけだから、桜だろうが、紅葉だろうが、ピークでなくても一向に構わない。さらに人嫌いだから、どちらかというと真冬の京都向きなのかもしれない。でも春は心がうきうきして、思わずスナップしてみたくなる。

 昔と違い、カメラは大げさなのは嫌いだし、ましてや連写などもってのほか。半世紀は経った旧いレンズが好みで、フォーカスもヘリコイドゆっくり回して、クリックのない絞りを少し絞ったりして、光の変化を思う存分楽しむ。そんな撮影の姿は、他人が見たら、変わったひとに見えるかもしれない。ただこれでも本人は、春を満喫しているのである。

 他の方のペースに合わせる必要もなく、狭い境内をのんびり、ぐるぐる散策する。光の溜まっている場所をを見つけては、すくいとるように、カメラでスナップする。

 そんなふうにして撮影した一枚をアップしましょう。枝垂れ桜の繊細さと軟らかさが写っているでしょうか?
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『雨 宝 院』

2012-04-05 22:05:56 | ライカマウント
『雨 宝 院』


 西陣の狭い道を慎重に探しても、見逃してしまいそうなほどのお寺。
 でもとても素敵な、「雨宝院(うほういん)」です。

 名前のとおり、雨がとても似合うお寺です。今日は初回の訪問でしたが、ちょうどよく、小雨が降ってくれました。しばし境内の中で静かに佇んで、その微妙な空気感を堪能させていただきました。

 ここは桜の名所でもあり、ちょうど咲く直前でしたが、咲いてしまうと喧騒に見舞われるのかな・・・ でも見てみたいな、と思いました。


 Summarit 90mm F2
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『淡春桜花』

2012-04-05 01:26:02 | ライカマウント
『淡春桜花』


 まだ淡い光の桜花です。
 昨日は春の嵐に見舞われて、人も自然も難儀な一日でしたが、今日は好天に恵まれたのか、新たな桜花の息吹が感じられました。
 夜の桜花はまだ見頃ではありませんが、喧騒とはかけ離れた、淡い美しさをすでに周囲に放っています。
 酒宴に溺れながらの桜花は好まない・・・そんなタイプには、今回の桜花はきっと、目に優しいかもしれません。

 Summicron 50mm F2 (2nd)
 Summarit 90mm F2.5
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