しばらく前にチュンサンとユジンはゴリラの自主勉強時間をサボって、南怡島に行った結果、二人一緒に冷やかされながらゴリラに怒られて、落ち葉焚きの当番を罰として与えられた。2人は散散クラスメイトに冷やかされ、ユジンはチェリンには怒鳴られ、サンヒョクをひどく落ち込ませたが、公認カップルになったようで、ひどく嬉しかった。
それでもやはり恥ずかしくて、クラス内では必要な会話しかしなかったし、普通の友達として振る舞うように用心深く過ごしていた。
ある日2人はいつものように、落ち葉焚きをしていた。
ユジンは言った。
「前に落ち葉を🍂燃やしながらって言う詩を習ったんだけど、落ち葉を燃やすと、ハシバミのにおいがするんだって。どんなにおいかずっと不思議だったの。でもわかったわ。昔パパがママに隠れてタバコを吸っていた時のにおい。秘密だよっていつも笑ったの」
そして、とっておきの秘密を共有するようなとびきりの笑顔を見せた。
チュンサンは少し考えてからポツリと言った。
「ユジナはさ、二度と会わないと誓った人がいたら会いたくても我慢する?それともまた会う?」
ユジンは意味が分からないと言う顔をしていたが、にっこりと笑って
「わたしならまた会うと思うわ。だって会いたい気持ちに理由なんてないでしょ」
チュンサンはとても嬉しそうにニッコリと笑った。ユジンに真っ直ぐな目で言われると、心の奥から勇気が湧いてくるから不思議だ。チュンサンは父親かもしれないキムジヌ教授、つまりサンヒョクの父親にまた会いに行ってみようと決心をした。
そしてもうすぐ初雪が降るだろう❄️という日、そろそろ2人の罰も終わろとしていた。ユジンは空を見上げて、ポツリと呟いた。
「初雪はいつ降るのかな」
すると、チュンサンは枯葉を両手いっぱいに抱えて
「雪を降らせてやるよ」
と台の上からユジンの上に降り注いだ。ユジンは嬉しそうに、クルクル回りながら歓声をあげている。
「ユジナは初雪の日に何をする?」
「チュンサンはどうするの?」
「僕は湖で誰かさんとデートかな」
チュンサンがあのとびきりの笑顔でユジンを見つめた。
「わたしも」ユジンもニッコリと笑った。
またひとつ、2人の秘密が増えた。2人ともその日が待ちきれなかった。