2ch経済板の有志が日本語に翻訳してくれたものをコピペ。翻訳は大意は間違っていないかと思いますが、細かな誤訳がある可能性があります。
また、Europe2020では英語で有料版も配信しています。お金がある方はそちらをご利用ください。
英語原文 Global systemic crisis: June 2009 - When the world steps out of a sixty-year old referential framework
http://www.europe2020.org/spip.php?article602&lang=en
その1
GEAB№35は入手可能!
グローバルシステム危機
:2009年6月-世界が60年にわたる準拠枠組みから抜け出す時
ここ2ヶ月株式市場のトレンド、金融指標、政治の評論解説の中心にある
金融現実主義は実際には1945年以来世界が生き続けてきた準拠枠組み内
で最後の活躍となる。
2007年1月にGEAB№11でLEAP/E2020は2006・2007年の転換点は景気後退突入
に特有な”統計的混乱”であると同時に、まるでタイタニックがまさに沈む際、
乗客の間に疑念を引き起こすように作られると述べた。(1)
我々チームはこの2009年春の終わりがグローバル経済・金融・政治プレイヤー
が60年間にわたり意思決定してきた準拠枠組み、特に1989年に共産圏が崩壊し
て以来頻繁に利用してきた”単純化された”準拠枠組みから抜け出ることに
特徴付けられると確信している。(準拠枠組みが極度にアメリカ中心である時
)。実際問題として、これは皆が投資決定、収益性、配置、パートナーを
見つけるなどする際に慣れ親しんだ指標がすでに時代遅れで、悲劇的な決定
を避けるには関連する新しい指標を他に捜す必要がある。
この陳腐化のプロセスは2つのトレンドのプレッシャーの元で過去数ヶ月間
を通し劇的に進行した。
まずグローバル金融システム、特にアメリカとイギリスのシステムを必死に
助けようとする試みである。これは金融機関と政府、中央銀行が権力を使って
操作をした結果、事実上”壊れた羅針盤”を持つシステムを助ける試みである。
これらパニックに打ちひしがれた指標の中で、株式市場はGEAB本編で詳しく
みるように完全に典型例である。下の2つのグラフはこれら死に物狂いの努力
でも大激変から世界中の銀行の序列を守れないことを鮮やかに示している
(米英のランキング優勢の終焉に引き金が引かれたのはほとんど2007年内
である)。
21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:01:22 ID:px2I3Y82
その2
第2点として、天文学的な量の流動資金が1年間でグローバルシステムに、
特にアメリカの金融システムに投入され、金融・政治プレイヤーは現実
に触れることで全損に見舞われるに至った。
確かにこの段階で、彼らは水鳥の窒素酔いに見舞われるようだ。
つまり弱った影響で、水面に出ることなくどっぷりと沈み込むことになる。
金融の窒素酔いには水中での窒素酔いそれより効果がある。
壊れたセンサーあるいはゆがんだセンサーで、金融・政治のリーダーの中で
方向感覚が失われる。これらは過去数十年間の準拠枠組みから国際システム
の脱却を加速させる2つのキーファクターである。
図1 1999年時点でのトップ20金融機関の時価総額(単位:10億ドル)
図2 2009年時点でのトップ20金融機関の時価総額(単位:10億ドル)
もちろんこれはシステム危機の特徴である。
国際システムにおいて、増大したイベントやトレンドはこの旧世紀のフレーム
ワークから脱却し始める。この危機が近代史においてどれだけ独自なもので
あるか説明することは簡単だ。
進行中の変化規模を計る唯一の方法は数世紀前に戻ることである。
数十年程度の統計データを集め調べるだけではグローバルシステム危機の
詳細は見えても限りがあり、全体を見通すことはできない。
ここにある3ケースは2世紀あるいは3世紀に一度おきる時間上の変化に我々
がいることを示している。
1.2009年イギリス中央銀行の金利はこの由緒ある機関がつくられた1694年
以来(315年間)最低レベル(0.5%)に達した。
図3 発足当初の1694年以降におけるイギリス中央銀行の金利推移
2.2008年フランスの金融部門である銀行預託金庫は1816年以来フランス
の全政治形態(王国・帝国・共和国)にわたって初めて年間損失を計上した
(193年間)。(2)
3.2009年4月中国はブラジルの最大の貿易相手国となった。
このイベントは通常グローバルリーダーシップの変更に伴い宣言される。
200年前にイギリスが3世紀にわたるポルトガルの優位を終焉させて以来、
これがおきるのは2度目である。アメリカは1930年代初頭にイギリスから地位
を取って代わり、ブラジルの最大の貿易パートナーとなった。(3)
22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:03:51 ID:c+DIz+oW
その3
多くのアメリカトレンドが過去と比べ、全世界的な準拠枠から飛び出すことは
検討に値しない。(アメリカにあるものより古い関係した準拠枠は存在しない
)準拠枠組みから逸脱したものとしてドルの価値喪失、財政赤字、
公的負債の増加、貿易赤字の増加、不動産市場の崩壊、金融機関の損失など。(4)
しかしもちろん、国内のグローバルシステム危機の中心おいて、2006年の
GEAB以来何度も、この種の例は非常に多くかつ広範に議論されている。
実際、関連する多くの国、エリアでは世界中で現在の準拠枠から飛び出す兆候
を示している。仮にただ1国あるいは1セクターが影響をうけるなら、
1国あるいは1セクターは単純に通常ではない時間をすごしていることが
示される。だが国際システムの中心にいる国々、激震の渦中にある経済・金融
セクターは”旧世紀の道”から離れたところでの動きに同時に影響されている。
図4 株式市場のトレンド-過去の四大経済危機中における
(インフレ調整済み)
灰:1929 赤:1973 緑:2000 青:現在
歴史的な結論に達すると、1世紀古い準拠枠組みから飛びしているということ
は単純にグラフカーブがこの過去のグラフカーブつまりフレームから飛び出し
て目にみえることである。
フレームは数世紀にわたるトレンドの進行と価値を表しているからである。
この伝統的な準拠枠からの突出は速さを増し、増加する多くの部門、国に影響
を与え、株式市場や政府あるいは公的統計により日々のあるいは月々に用いら
れる指標の意味喪失を強化する。様々なところで”通常の指標”はもはや何の
見通しもあたえず、また今の世界状況でさえも示していない。世界が2009年夏
になる頃には信頼にたる指標は存在しない。
23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:07:31 ID:px2I3Y82
最後
もちろん個人が自由に少ないながら経済・金融指標の月別変化の増減を考える
ことはできる。だがそれ自体が当局や銀行の介入を何度も受け多大な影響を
受けている。これらは旧世紀の基準枠組みから飛び出していくことより
現在の危機の進展において更に数値データを伝えている。危機であるのか
それとも単に強烈であるのかを予測する人々を自由に信じることはまた
これが終わるときはいつなのか正確な日時を知るためのポジションにいる。
我々チームはこういった方々に映画”マトリックス”(5)を見に行くこと
をお勧めし、与えられた環境でセンサーや指標を操作された場合の結果を考え
ることを勧めている。2009年の特別な夏(GEAB36)で詳述するように、
来るべき数ヶ月は”クライシスリローテッド”と呼ぶにふさわしい。(6)
このGEAB35では指標についてアドバイスする。すなわち2つ準拠枠移行期間
において、この指標が危機や経済・金融環境の進展についての独立した情報
を提供できるといえる。
2009年5月のGEABにはほかに2つのテーマを展開する。まず、2つの経済
刺激策がプログラム障害にあること、はっきりいえば中国とアメリカの計画で
ある。そしてもうひとつは2009年夏の終わりまでにイギリスがIMFへ金融支援を
懇願することの2つである。
アドバイスの中で、我々チームはGEAB35の中で世界最大の不動産市場の進展
および短期米国債市場の進展を予測する。
referential frameworkは準拠枠組みとしておきましたお
行動の結果、グラフに現れる形でも意味は通じると思いますお
本編の米中の経済刺激策失敗の原因となる
absorption capacity barrier(吸収能力の壁)がなんなのか知りたいところですお
また、Europe2020では英語で有料版も配信しています。お金がある方はそちらをご利用ください。
英語原文 Global systemic crisis: June 2009 - When the world steps out of a sixty-year old referential framework
http://www.europe2020.org/spip.php?article602&lang=en
その1
GEAB№35は入手可能!
グローバルシステム危機
:2009年6月-世界が60年にわたる準拠枠組みから抜け出す時
ここ2ヶ月株式市場のトレンド、金融指標、政治の評論解説の中心にある
金融現実主義は実際には1945年以来世界が生き続けてきた準拠枠組み内
で最後の活躍となる。
2007年1月にGEAB№11でLEAP/E2020は2006・2007年の転換点は景気後退突入
に特有な”統計的混乱”であると同時に、まるでタイタニックがまさに沈む際、
乗客の間に疑念を引き起こすように作られると述べた。(1)
我々チームはこの2009年春の終わりがグローバル経済・金融・政治プレイヤー
が60年間にわたり意思決定してきた準拠枠組み、特に1989年に共産圏が崩壊し
て以来頻繁に利用してきた”単純化された”準拠枠組みから抜け出ることに
特徴付けられると確信している。(準拠枠組みが極度にアメリカ中心である時
)。実際問題として、これは皆が投資決定、収益性、配置、パートナーを
見つけるなどする際に慣れ親しんだ指標がすでに時代遅れで、悲劇的な決定
を避けるには関連する新しい指標を他に捜す必要がある。
この陳腐化のプロセスは2つのトレンドのプレッシャーの元で過去数ヶ月間
を通し劇的に進行した。
まずグローバル金融システム、特にアメリカとイギリスのシステムを必死に
助けようとする試みである。これは金融機関と政府、中央銀行が権力を使って
操作をした結果、事実上”壊れた羅針盤”を持つシステムを助ける試みである。
これらパニックに打ちひしがれた指標の中で、株式市場はGEAB本編で詳しく
みるように完全に典型例である。下の2つのグラフはこれら死に物狂いの努力
でも大激変から世界中の銀行の序列を守れないことを鮮やかに示している
(米英のランキング優勢の終焉に引き金が引かれたのはほとんど2007年内
である)。
21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:01:22 ID:px2I3Y82
その2
第2点として、天文学的な量の流動資金が1年間でグローバルシステムに、
特にアメリカの金融システムに投入され、金融・政治プレイヤーは現実
に触れることで全損に見舞われるに至った。
確かにこの段階で、彼らは水鳥の窒素酔いに見舞われるようだ。
つまり弱った影響で、水面に出ることなくどっぷりと沈み込むことになる。
金融の窒素酔いには水中での窒素酔いそれより効果がある。
壊れたセンサーあるいはゆがんだセンサーで、金融・政治のリーダーの中で
方向感覚が失われる。これらは過去数十年間の準拠枠組みから国際システム
の脱却を加速させる2つのキーファクターである。
図1 1999年時点でのトップ20金融機関の時価総額(単位:10億ドル)
図2 2009年時点でのトップ20金融機関の時価総額(単位:10億ドル)
もちろんこれはシステム危機の特徴である。
国際システムにおいて、増大したイベントやトレンドはこの旧世紀のフレーム
ワークから脱却し始める。この危機が近代史においてどれだけ独自なもので
あるか説明することは簡単だ。
進行中の変化規模を計る唯一の方法は数世紀前に戻ることである。
数十年程度の統計データを集め調べるだけではグローバルシステム危機の
詳細は見えても限りがあり、全体を見通すことはできない。
ここにある3ケースは2世紀あるいは3世紀に一度おきる時間上の変化に我々
がいることを示している。
1.2009年イギリス中央銀行の金利はこの由緒ある機関がつくられた1694年
以来(315年間)最低レベル(0.5%)に達した。
図3 発足当初の1694年以降におけるイギリス中央銀行の金利推移
2.2008年フランスの金融部門である銀行預託金庫は1816年以来フランス
の全政治形態(王国・帝国・共和国)にわたって初めて年間損失を計上した
(193年間)。(2)
3.2009年4月中国はブラジルの最大の貿易相手国となった。
このイベントは通常グローバルリーダーシップの変更に伴い宣言される。
200年前にイギリスが3世紀にわたるポルトガルの優位を終焉させて以来、
これがおきるのは2度目である。アメリカは1930年代初頭にイギリスから地位
を取って代わり、ブラジルの最大の貿易パートナーとなった。(3)
22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:03:51 ID:c+DIz+oW
その3
多くのアメリカトレンドが過去と比べ、全世界的な準拠枠から飛び出すことは
検討に値しない。(アメリカにあるものより古い関係した準拠枠は存在しない
)準拠枠組みから逸脱したものとしてドルの価値喪失、財政赤字、
公的負債の増加、貿易赤字の増加、不動産市場の崩壊、金融機関の損失など。(4)
しかしもちろん、国内のグローバルシステム危機の中心おいて、2006年の
GEAB以来何度も、この種の例は非常に多くかつ広範に議論されている。
実際、関連する多くの国、エリアでは世界中で現在の準拠枠から飛び出す兆候
を示している。仮にただ1国あるいは1セクターが影響をうけるなら、
1国あるいは1セクターは単純に通常ではない時間をすごしていることが
示される。だが国際システムの中心にいる国々、激震の渦中にある経済・金融
セクターは”旧世紀の道”から離れたところでの動きに同時に影響されている。
図4 株式市場のトレンド-過去の四大経済危機中における
(インフレ調整済み)
灰:1929 赤:1973 緑:2000 青:現在
歴史的な結論に達すると、1世紀古い準拠枠組みから飛びしているということ
は単純にグラフカーブがこの過去のグラフカーブつまりフレームから飛び出し
て目にみえることである。
フレームは数世紀にわたるトレンドの進行と価値を表しているからである。
この伝統的な準拠枠からの突出は速さを増し、増加する多くの部門、国に影響
を与え、株式市場や政府あるいは公的統計により日々のあるいは月々に用いら
れる指標の意味喪失を強化する。様々なところで”通常の指標”はもはや何の
見通しもあたえず、また今の世界状況でさえも示していない。世界が2009年夏
になる頃には信頼にたる指標は存在しない。
23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 00:07:31 ID:px2I3Y82
最後
もちろん個人が自由に少ないながら経済・金融指標の月別変化の増減を考える
ことはできる。だがそれ自体が当局や銀行の介入を何度も受け多大な影響を
受けている。これらは旧世紀の基準枠組みから飛び出していくことより
現在の危機の進展において更に数値データを伝えている。危機であるのか
それとも単に強烈であるのかを予測する人々を自由に信じることはまた
これが終わるときはいつなのか正確な日時を知るためのポジションにいる。
我々チームはこういった方々に映画”マトリックス”(5)を見に行くこと
をお勧めし、与えられた環境でセンサーや指標を操作された場合の結果を考え
ることを勧めている。2009年の特別な夏(GEAB36)で詳述するように、
来るべき数ヶ月は”クライシスリローテッド”と呼ぶにふさわしい。(6)
このGEAB35では指標についてアドバイスする。すなわち2つ準拠枠移行期間
において、この指標が危機や経済・金融環境の進展についての独立した情報
を提供できるといえる。
2009年5月のGEABにはほかに2つのテーマを展開する。まず、2つの経済
刺激策がプログラム障害にあること、はっきりいえば中国とアメリカの計画で
ある。そしてもうひとつは2009年夏の終わりまでにイギリスがIMFへ金融支援を
懇願することの2つである。
アドバイスの中で、我々チームはGEAB35の中で世界最大の不動産市場の進展
および短期米国債市場の進展を予測する。
referential frameworkは準拠枠組みとしておきましたお
行動の結果、グラフに現れる形でも意味は通じると思いますお
本編の米中の経済刺激策失敗の原因となる
absorption capacity barrier(吸収能力の壁)がなんなのか知りたいところですお