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12個しかない音をどういう風に使っているか

2021-09-11 17:54:00 | 映画DVD(レビュー感想)

クインシーのすべてをNetflixで見た。

2018年 アメリカ

監督は、娘のラシダ・ジョーンズとアランヒクス。






クインシージョーンズのことは、マイケルジャクソンの「スリラー」あたりで知った。「ウィ アー ザ ワールド」でも沢山のミュージシャンが賛同し参加したのには、当時どれだけ感動した、熱中したことか。

次々に自由に歌うアーティストに熱中した。

そのクインシージョーンズのドキュメンタリー。20年くらい前もクインシージョーンズのドキュメンタリー物を見たがそれとは違う映画。


シカゴで産まれ、10代の頃、クラブで演奏を始めレイチャールズなどと演奏。そしてライオネルハンプトン学団でトランペットを吹いた。

その後アレンジャーとして、編曲を手掛けるようになりカウントベイシーなどたくさんのミュージカシャンの編曲を手掛ける。


JAZZ以外の音楽をしたいとクラッシックの管弦楽アレンジを学ぶ。「音はたった12個しかない」「他の人がその12個をどう使うのが学びなさい」と教えられる。


フランクシナトラから、アレンジを依頼受け、シナトラバンドの指揮者とアレンジャーをつとめる。


アレンジは、作曲以上に音楽において重要であると僕は思っている。どんな曲がより、どんな音を誰がどういうふうに演奏するか。

「アレンジは作曲以上に重要だ!」が私の見解。JAZZ、ファンク、ブルース、ロック、ホップスはじめ音楽を聴くたびに間違いなくそうであると確信している。


マイケルジャクソンとの「ウォール」「スリラー」の大成功へと。


そして、ウィルスミスやリチャードボナも出てくる。






国立アフリカンアメリカン歴史文化博物館のイベントへ車椅子に乗りながらも出向き出演するクインシージョーンズ。


リハーサル時に博物館の中でミュージシャンを紹介している展示を見て、「みんないない」と涙ぐみながら呟くシーン、若いボーカル二人組の歌声を気に入り彼女たちに言った言葉「この星に産まれてくれてありがとう」そして、レイチャールズの歌を聴きながら涙ぐむクインシージョーンズなど感動のシーンあり!


病気と戦っていたことや、父親も仕事に対して真面目であり、受け継ぎ仕事づくめとなり、何度かの離婚となったこと、でも沢山の子供と孫ひ孫に恵まれたことなど語られている。











映画を見終わり、クインシージョーンズのアルバムを聴きたくなり、まずはよく聴いた「Q's jook joint」を聴いている。


他にも、日本語の歌詞が登場する

the duke 愛のコリーダ」、クインシージョーンズがアレンジやプロデュースや作曲など手掛けた25曲が聴け、クインシージョーンズ自らがライナーノートも書いている「フロム Q ウィズ ラブ」、夏の終わりはボサノバを聴きたくなる。ボサノバをやっている「soul bossa nostra」を聴いてみようとCD棚から取り出してきた。

素晴らしいサウンドに浸ろう♪



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