季の花X

  稽古記録ー茶花と茶菓子

花見団子

2013-03-30 05:53:00 | 3月の菓子
ハナミダンゴ


「明日香食品」の花見団子です。
ちゃんと蓬が入った団子は意外に珍しいです。非常に美味しいとまでは言えませんが、良心的な味です。

以前に使った別の店の同じ菓子「花見団子
以前に使った「明日香野」の別の菓子「山帰来餅



黒侘助椿/木瓜

2013-03-30 01:50:00 | 3月の花
クロワビスケツバキ/ボケ

花入:竹一重切 銘松風


くろわびすけ


ぼけ

「黒侘助」は別名「永楽エイラク」です。暗紅色の筒咲きで一重の小輪。筒蕊は赤みを帯びる。不思議なことに「侘助ワビスケ」でも「侘芯椿ワビシンツバキ」でもない「藪椿ヤブツバキ」系の椿なのに侘助の名前が付いています。
茶花に棘のある植物を入れないとは誰が言い始めたのでしょう。棘があっても使う花があったりします。細かい棘なら構わないとも言われますがどのくらいからを細かいと言うのかその境目は何でしょう。「木瓜」は棘を取って入れなさいと言う。棘があってこその「木瓜」だと思いますし、もちろん立派な茶花です。



花見団子

2013-03-26 05:42:00 | 3月の菓子
ハナミダンゴ


鳴海餅本店の花見団子です。
シンプルな味、色も淡くて綺麗です。
茶席の菓子としては本来反則だと私は思っていますが、やはり季節ものですから。出されれば茶をたしなむものとして美しく食べたいものです。『水の茶の湯の徒然』に茶席の菓子の頂き方として描いた記事を是非ご覧ください。





木瓜/辛夷

2013-03-26 01:18:00 | 3月の花
ボケ/コブシ

花入:朝日焼 御本徳利


ぼけ


こぶし

木瓜」は中国、朝鮮原産の落葉低木で、日本へは平安時代に渡来したとされます。「放春花」の別名が綺麗ですね。園芸品種としては200種くらいあるそうです。
辛夷」の純白の花が咲き始めました。日本原産の花で、中国で「辛夷」は「木蓮モクレン」のことを言います。