出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

夏越の祓

2018-06-30 | 京都日記

夏越の祓(なごしのはらい)
6月30日は夏越の祓いの日である。1年の半分が過ぎることから、これまで半年間の穢れを祓う行事であり、京都市内のたくさんの寺社でこの行事が行われる。
八坂神社
午後3時から八坂神社で夏越の祓いが行われるというので行ってみた。大祓いの神事の後、茅の輪をくぐるのだが、たくさんの人が行列に並んでいた。
  
 

上賀茂神社
上賀茂神社では午後8時より夏越大祓式が行われる。まず最初に宮司全員で茅の輪くぐりをしたのち橋殿に集まり神事が行われる。
  

その後、橋殿では宮司が参拝客から託された罪穢れを移した人形や車形を「ならの小川」に流す祓いが行われる。本殿の扉は閉ざされていたが、たくさんの人が扉越しにお参りをしていた。
  
  
京都に住むようになって初めて「夏越の祓」の行事があることを知り毎年参加しているが、京都ならではの行事であると思っていた。ただ、大祓いという言われているということは他の地方でも行われているのではないかと、ネットで宮城県の塩釜神社や大崎八幡宮のHomePageで調べてみたらやはりまったく同様の行事をしていることが分かった。私の認識不足を痛感した。

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北野天満宮 御誕辰祭

2018-06-25 | 京都日記

北野天満宮 御誕辰祭
菅原道真公の誕生日である6月25日は北野天満宮の御誕辰祭(ごたんしんさい)である。入口の鳥居から露店が連なり大変な人出である。境内では猿回しの芸も行われている。
また、境内には6月末の夏越の祓(なごしのはらい)に向けての茅の輪(ちのわ)が置かれ、茅の輪くぐりが行われていた。
毎月25日は天神祭と言われ、たくさんの露店が店を出すそうだが、この日も骨とう品や古着を扱うたくさんの露店が店を出していた。
  
 

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梅宮大社 あじさい

2018-06-21 | 京都日記

梅宮大社のあじさい
6月のこの時期は毎日のように雨が降っているが、雨の晴れ間を縫ってアジサイの名所である梅宮神社に行ってみた。
  
神苑の池には睡蓮の花が咲き盛りを過ぎた花菖蒲がいくらか咲き残っていた。草の中に真っ白で滑らかなキノコのようなものがあった。帰ってきてから調べたらGiant Puff Ballと呼ばれるキノコのようだが、詳しくはわからない。
  

勾玉池の周囲にはいろいろな種類のアジサイの花が咲いていた。色といい、花弁の形といい、様々な種類のアジサイを見ることができる。
神苑を出たら、境内に面白い花の鉢があったので写真に撮り、これも帰って調べてみたらカヤツリソウという名前だった。
  
  

松尾大社(まつのおたいしゃ)
梅宮大社の近くにある松尾大社にはまだ行っていないことに気づき、行ってみた。この神社は平安遷都になる以前の飛鳥時代からある古い神社だそうだ。
  

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瑠璃光院

2018-06-09 | 京都日記

瑠璃光院(るりこういん)
八瀬にある瑠璃光院に行ってみることにした。地下鉄に乗り、国際会館駅で京都バスに乗り換え、八瀬駅前で下車。高野川沿いを歩いて瑠璃光院へ。
瑠璃光院の前には拝観券を買う人たちが列をなして待っていた。土曜日のせいもあるのか大変な人数である。山門を入ると途端に青もみじと苔に彩られた緑の世界が広がる。
  

玄関を入るとまず2階に進み、書院で瑠璃の庭を鑑賞する。庭の青もみじと書院に置かれた漆塗りの大きな机に映し出される景色が一体となって美しい。
瑠璃の庭は青もみじと緑の苔だけで華やかな色のついたものはなにもないが、それが美しい。
     

瑠璃光院の中には飛鳥時代を起源とする「かま風呂」があったが、現在も利用されているのだろうか。
  

下の階に下りてきて臥龍の庭を鑑賞する。
  

この瑠璃光院は、もともと京都電燈(現在の京福電鉄の前身)重役の別荘として大正から昭和初期に数寄屋造りで建てられたものが、現在は岐阜の浄土宗寺院の支院になっているとのことである。春と秋にしか公開されていないが、よく手入れされており、維持するだけでも相当の費用がかかかると思われる。高い拝観料も納得。
   

梅雨の晴れ間ということもあり、来た時期も関係すると思われるが、ここの苔の庭は絶品である。雑草一つ無く、枯れている苔もない。これまで京都の庭を数々見てきたが、ここまで手入れされた苔の庭は他にはないと思われる。西芳寺(苔寺)以上である。
  

鴨川デルタ(出町柳付近)
瑠璃光院に来るときは地下鉄とバスを乗り継いできたが帰りは叡山電鉄で出町柳に出ることにした。出町柳では「さるぅ屋cafe&bar」の「さるぅバーガー」でランチ。
  

鴨川デルタは賀茂川と高野川が合流して鴨川が始まる出発点。中央のデルタ部分には下鴨神社の糺の森(ただすのもり)がある。
初夏の日差しを浴びて、河原では子供連れの家族や若者たちが水遊びをしていた。
  

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建仁寺塔頭 霊源院・両足院

2018-06-05 | 京都日記

建仁寺塔頭 霊源院・両足院
初夏のこの時期に祇園の建仁寺(けんにんじ)塔頭(たっちゅう)の2寺で特別公開が行われていたので、行ってみた。
霊源院の甘茶
霊源院の特別公開のポスターによると、ガクアジサイの花の庭が公開されているという印象を受けたのだが、行ってみると、「甘茶」という木が植えられた「甘露庭」という庭が特別公開されているということであった。
   

ボランティアガイドの話によると、「甘茶」と「ガクアジサイ」は外見は似ているが違う木であり、甘茶の葉は普通の茶の葉のように蒸して揉み、乾燥させて飲むことができるがガクアジサイの葉には毒があり、同様にして飲むと吐き気がするということである。帰ってからネットで調べたらその通りであり、「甘茶」の甘さはショ糖の500倍もあるとのことであるが、素人目にガクアジサイと差別できない。また「甘茶」は仏様が生まれたことを祝う「花まつり」の時に仏様にかけるものとして知られている。
  
  

両足院の半夏生
両足院の半夏生(はんげしょう)は昨年は6月の末に見に来ているが、いかにも夏らしい風情の花で印象に残っているので、今年も観賞することにした。
まだ白い花は咲いていないが、初夏を感じることができた。
  
  
  

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大神神社の「ささゆり」

2018-06-04 | 京都日記

大神神社の「ささゆり」
TVのニュースで奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)で「ささゆり」が見頃だと紹介されていたので行ってみることにした。大神神社は昨年の9月に行ったことがあるが、今回は神社が目的ではなく、花が目的である。今回は前回通らなかった大鳥居や一の鳥居を通って神社に向かう。
  

二の鳥居を通って神域に入ると、鬱蒼たる樹々でそれまでの暑さが和らいで感じられる。
  

拝殿で参拝した後、祈祷殿の前の「ささゆり園」でささゆりを鑑賞する。ほんのりとピンクかかった白色のユリで、大神神社の御神花とされているだけあって、いかにも日本古来のユリという感じである。中部以西で見ることができ、関東より北では見ることができないというユリである。支柱がなければ倒れてしまいそうな感じで、ヤマユリほどの自己主張はなく、テッポウユリのような優美さはない可憐な花である。
   
   

大神神社から足を延ばして大美和の杜展望台からは大和三山をはじめとする大和の景色が展望できる。
  

三輪に来たからにはそうめんである。大神神社二の鳥居横の店で冷しそうめんをいただく。今日は30℃を超す暑さなので冷えたそうめんがおいしい。
  

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