出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

玉川温泉に行ってきました

2012-10-07 | 八戸日記

秋の3連休の内の1日、以前から行きたいと思っていた秋田県の玉川温泉に行ってきました。
玉川温泉のお湯は強酸性のため、温泉水が流れ込む田沢湖に魚が住めないので、川の水を中和してから放流しています。この中和に使う石灰石を納める仕事に関係していたことがあった時に、玉川温泉のpHが1という話を聞き、いつかは行ってみたいと思っていた温泉の一つです。
また、先々週に猿倉温泉に行った時に、蒸し風呂で一緒になった人と話をしていた時、その方が弘前から来た方で、いつも行く温泉は、猿倉温泉と玉川温泉という話になり、玉川温泉が鹿角八幡平ICから車で1時間くらいと言う情報を入れたのが行くきっかけになりました。
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家を出たのが遅かったので、鹿角八幡平ICのすぐ近くにある道の駅「かづの」で「きりたんぽ鍋」の昼食を取ってから玉川温泉に向かいました。
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玉川温泉近くの駐車場は狭いため、道路からの入口で20分くらい待たされた後に駐車料金100円を払い、やっと駐車場にとめることができました。
それでもこの駐車場から温泉までは歩いて5分くらいかかりました。温泉から遠い駐車場は広く無料で、歩いても10分位なので、そっちに止めればよかったと思っても後の祭りでした。
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玉川温泉はもっとひなびた温泉宿を想像していたのですが、大きな温泉宿で、お客さんが非常に多いという印象を受けました。宿泊客駐車場の車のナンバーは地元の秋田や岩手のものはほとんどなく、関東地方や遠くは名古屋、三重のものが目に付きました。
入口に止まっていた送迎用バスから、玉川温泉、新玉川温泉とも、湯瀬温泉と同じ経営ということを知ました。
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600円の入浴料を払い、大浴場に入りました。pH1.05と言われるだけに、内部は全て木造りで、浴槽がたくさんある広い浴場でした。一番広い浴槽が、源泉100%と書かれており、たくさんの人が浸かっていましたが、とりあえず源泉50%の浴槽で十分体を慣らしてから源泉100%に挑戦しました。湯温を少し低くしているせいか、想像していたほどピリピリした感じはなく、ゆっくりと浸かっていることができました。この他にも、ぬる湯、あつ湯、寝湯、浸頭湯、箱蒸し湯、蒸気湯、弱酸性湯、うたせ湯等、いろいろな楽しみ方がありました。湯治客が多く、リピーターが多いというのが肯ける温泉です。
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浴場を出た後は、自然研究路を歩いてみることにしました。宿のすぐ近くには、源泉を冷ましながら浴場に導く設備がありました。丁度、草津温泉で見た湯畑のようなものです。源泉温度98℃という湯温を水を使わずに40℃位にまで下げるのは容易ではありません。
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自然研究路を行き交う人たちのほとんどが皆ゴザを持っているのを不思議に思いながら歩いていくと、皆、岩盤の上にゴザを敷いて岩盤浴をしていました。浴場で見た人の数の比ではありません。何百人という人たちが岩盤浴をしていました。
玉川温泉には北投石と言うラジウムを含む岩(天然記念物)があり、これが癌にきくと紹介されたことがあり、遠くから訪れる人があとを絶たないということです。
なお、ここでは今年の冬に雪崩が発生し、3人の方が亡くなった所でもあります。
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自然研究路から見える源泉吹き出し口からはゴボゴボと音を立てて源泉が吹き出し、蒸気吹き出し口の周りには硫黄が析出して、まさに温泉地の源泉と言える場所でした。

これまでに東北地方の温泉には数多く行っており、また行きたいと思う温泉は数々ありますが、その中でも上位にランクされる温泉です。


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