氣まぐれ剣士の言いたい放題

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226 占い

2005-10-13 16:43:04 | Weblog
気まぐれ剣士の言いたい放題

226 占い

占い師の常套手段は、客が目の前に座ったら「あなた、悩みがありますね」というそうです。すると客はこの占い師は当たると思ってしまいます。だが、考えてみれば、考えなくても同じですが、当たり前ですね。悩みがあるから相を見てもらう気になったのですから。

次に、人間の悩みというのは色々あるようで、実は案外パターンは決まっているそうです。お金、健康、異性問題、この3つにたいていは収まります。後は客にしゃべらせるようにもっていくそうです。すると客のほうで全てしゃべります。こうなればご託宣を述べるのは簡単なことですね。

ある人が今まで何人もの家相家にみてもらったそうです。それぞれいろんなことを言われるので、どうゆう家を立てたらいいか分からなくなってしまいました。それで東京の家相見で日本一の名人と言われる人に見てもらいました。その料金が一回80万円だそうです。昭和40年代の80万円だから大変なものですね。

家の設計図を持ち出して色々相談したそうです。そして、その答えは何だったと思います? 「あなたの好きなように建てなさい」です。これで80万円です。これをバカバカしいと思うか、ありがたいと思うかはその人の価値観によりますね。

バカバカしいと思うならそれも良し、ありがたいと思い安心して家が建てられるのならそれも良しですね。この家相見の先生は、まさに日本一の結論をだしているかも知れません。

ついでに「鬼門」について。昔、中国の長安の北東の方からいつも蒙古などの騎馬民族の軍勢が攻め込んできました。東北から鬼のような顔をした連中が攻めてくるということで北東は鬼門となったそうです。

また、西南の方向からはチベットなどの軍勢も攻めてきました。そこでこちらは裏鬼門となったそうです。

さすが日本一の先生ですね。これなら気まぐれ剣士でも言えそうですが。でも誰も相手にしてくれないでしょうね。要するに、人は言っている内容を見ているのではなく、その人の人格を見ているのですね。

同じ「ボールを良く見て打て」でも、イチローが言えば皆がうなずきますが、気まぐれ剣士が言へば、「そんなことは言われんでも知ってるワイ」と言い返されそうです。 

皆を納得させるのは、正論を吐くことではなく、人格を磨くことだったのですね。
妙に納得した気まぐれ剣士でした。

次回もお楽しみに。
以上