２４会メンバーの安永さんのアメリカからの便りです

現在アメリカで暮らしている
２４会メンバーの安永さんからの便りのご紹介です。


世界遺産のヨセミテ国立公園の大自然をご紹介致します。
が、行く途中で日系社会に衝撃を与えた歴史の跡があり、それをまずご紹介致します。

ロスアンジェルスから車で高速を北上すること約８時間、砂漠の中を走り続けます。
途中、日系人約２万人が強制収容所に送り込まれたマンザナー収容所がありますので、
そこを簡単にご紹介致します。

真珠湾攻撃の後、ルーズベルト大統領は、アメリカに住む日本人と日系人は敵国人間である理由で、
ＦＢＩが突然家にやって来て家族全員を連れて行きます。
その為に多くの日本人と日系人は財産（家・土地・自分の大事な物など）総てを失う事になります。

一時的に列車で送り込まれる前に、競馬場の馬小屋に入れられた人たちもいたそうです。
ロスアンジェルスから、列車とトラック、バスを使って５－６時間ほど行った砂漠の中の強制収容所です。
当時の写真です。
　 　　




　 　

リーガン大統領は日本人、日系人を強制収容所に入れたのは、憲法に違反しているとして国として謝罪し、生き残った人に賠償金一人当たり２万ドルを１９８８年に支払いました。
その裏では日系３世４世の若いひとたちが相当努力をした事が知られている。
アメリカでこの歴史的事実を理解せずに、日系社会では仕事は出来ない。
私もアメリカに住む前は、この事実を一切知らなかったので、とても衝撃的で、
日本政府がどこまで真実の歴史を伝えているのか？伝えなくてはいけないかを、
未だに疑問が色々とあります。
戦争が色々な悲劇を生む事実を少しは知ったような気が致しました。
そして強制収容所に入った人たちから何度も当時の話しを聴く機会があり、
そのたびに老いていく日系人をみて、
あなたたちの苦労があって、現在の日系社会の礎が出来上がった事を、とても誇りに思いました。
私がアメリカで思う存分仕事が出来たのも、実はこの犠牲があったからだと思っています。

強制収容所に入れられ、総ての財産を失い、どうやって希望を持てと言うのか？
私の頭には自然に東日本大震災と重ね合わせてしまいます。
津波で家族、親戚、大事な人を何人も亡くし、あまりのショックで希望を持てない人がいる事を
ニュースをみると、とても心が痛みます。

日系人の強制収容
⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B3%BB%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%BC%B7%E5%88%B6%E5%8F%8E%E5%AE%B9

どんなにその事実を知ったからと言って、当人の心の辛さを計る事はとうてい出来るものではありません。
だから退職した今、日系社会の中で私に出来るボランティアを少しですが、参加して行っています。
本当にありがたい事です。

菊間夏祭り２０１５

昨日、恒例の菊間夏祭り２０１５が開催されました。

夕方から始まりましたが、



終わる頃には多くの人が訪れていました。



夏祭りの様子の一部です。







最後は港で花火が打ち上げられました。

菊間町 ギャラリー3.3㎡ ７月の展示

菊間町の小さなギャラリー3.3㎡の

７月の展示は、

菊間町の原正憲さんご夫婦展です。

原さんの絵文字と奥様の手芸品の

コラボ企画だそうです。

とても可愛い作品の数々で、

ぜひ多くの方々に見ていただきたいそうです。



なお、ギャラリー３．３㎡の展示は、

基本的に、毎週水曜日～土曜日の

１０時～１７時になっているそうです。