ドイツ、ポルトガルを破り３位

最後にめぐってきた出番でポルトガルの前に大きく立ちはだかった。ドイツの守護神、３７歳のカーンは好セーブを連発し、３位に貢献。



前回大会は準優勝ながらＧＫとして初のＭＶＰに輝いた。







前大会、決勝戦でブラジルに敗れる







有り余るほどの実績がありながら、今大会は控えに甘んじた。その悔しさをプレーで表現した。前半１５分のパウレタのシュートをはじめ、１対１の場面をことごとくはね返す。そのたびに「オリバー・カーン」の大合唱が競技場内に鳴り響いた。



試合後「きょうが代表でプレーする最後の日」と明かし、静かにピッチを去った






この試合は上川徹氏が日本人審判員として初めて決勝トーナメントで主審を務めた









前半は立ち上がりからポルトガルがボールをキープするものの攻めきれず、逆にドイツが２トップを効果的に使って決定機を作った。しかし、ゴールを奪うには至らず、試合は拮抗した展開となる。ドイツがセットプレーを中心に攻めるのに対して、ポルトガルは得意のパス回しからドイツゴールに迫るが、両チーム無得点のまま前半を終了した。



後半１１分、シュバインシュタイガーが左サイドから切れ込んで強烈なミドルシュートを叩き込む






シュバインシュタイガーはその後も１６分のオウンゴールを誘うＦＫ、３３分のミドルと３得点全てに絡む活躍を見せた
うれしさのあまりユニフォームを脱ぐシュバインシュタイガー


しかし、「試合中にユニフォームを脱がないように！」上川主審にイエローカードを出される


３点のリードを許したポルトガルは終了間際、交代出場フィーゴの絶妙のクロスをヌーノゴメスがダイビングヘッドで押し込み、１点を返すにとどまった。




健闘を称えあうフィーゴとカーン


この試合の後、代表チームからの引退を発表しているフィーゴ。最後にファンに手を振る。


ドイツが３－１でポルトガルに快勝。開催国の面目を保った。



スタンドに残されたメッセージ。クリンスマン監督ありがとう


３位決定戦とはいえ、なかなか見ごたえのある試合でした。
ありがとう、フィーゴ、カーン、いい試合でした。