うつ病日記 

8年前うつ病に罹り躁状態にもなった夫
思い出しながら8年間のこと
現在の状況など夫婦二人で書き綴ります

ようやく今年も終わりました

2009-12-31 18:19:37 | 日記
今日は最後の大掃除をしました。
完璧にこなすことは出来ませんが、
カーテン取り付け取り外し、大窓拭き、小窓拭き、網戸の掃除、
玄関前(高いところ)掃除が私の役割分担です。

普段は家の手伝いをほとんどしないので、
年末が私の出番となります。

終了後、口の中が埃っぽく、両肩が筋肉痛になりました。

こらから年越しそばを食べて、紅白を見ます。
静かに今年も終えようとしている・・・

明日から少しゆっくり過ごせるかな?


入院直前

2009-12-30 14:57:48 | 日記
入院直前、躁が激しくなった頃のことです。
帰宅時間は深夜から朝方になることが多くなりました。
夜の街を出歩く日々がほぼ毎日。
馴染みの飲食店に行けば、そこで出会った人やお店の方とすぐ
に意気投合出来ます。以前の私では考えられなかったことです。
躁状態とは常に酒酔い状態に近いのかも知れません。   
     
その頃は、とにかく寝る時間も惜しいほど動き回っていました。
たとえ眠らなくても、翌日は不思議なほど頭が冴えているの
です。

会社の売り上げにならなくとも、ただ外に出向いていれば仕事
をしている気になっていました。
色々な人と会い、他愛のない会話をしてそれで心が満たされます。
有り余るほどのエネルギーがあり、じっとしるのが苦痛だった
のです。実情はただ時間やお金の無駄使いにすぎなっかたので
すが・・・

家族が寝静まった頃、帰宅。
誰も私の帰りを待ってはいません。妻はもしかしたら私の帰宅
時間を知っていたのかも知れませんが、あきれて声も掛けなか
ったのでしょう。
周囲にははらはらさせるような身の程知らずの行動を取ってい
ましたが、私にとってはパラダイスな毎日です。

そんな気が触れているかのような躁状態の私でしたが、入院先
では更にひどい人を沢山見ました。こんな私でさえ関わりたく
ないと感じたくらいなので、きっと自分もそう思われていたの
でしょう。

後に医師から聞いた話ですが、躁状態が激しいほどその反動で
深い鬱に逆戻りするそうです。
そしてその通りのことが起きることになるのです。

躁状態とは

2009-12-29 12:26:49 | 日記
昨日が仕事納めで、今日から休みに入りました。
午前中は少しだけ家の掃除を手伝って、一息ついているところ
です。

さてここ数日、妻は私が躁状態になった頃について書かれてい
ますが、当時はきっとかなり辛い思いをしたに違いありません

私もその頃の事を覚えている範囲で書きましょう。

始めに行ったクリニックで処方された薬が私には強すぎたよう
で、鬱から一気に躁に転じてしまいました。

鬱病は今でこそ一般に広く知れ渡り、珍しい病気でないとされ
ていますが、躁についてはどうでしょう?
「頭がおかしい人」に見られていて、病気の一種ではないと思われ
ているかも知れません。

私の躁状態の時は、自分でないもう一人の自分がいたようでし
た。それは普段表に表れない影に潜んでいた自分といったとこ
ろでしょうか?
周りに方は、その頃の私の行動を克明に覚えているでしょうが
、私自身はかすかな記憶しかありません。

とにかく気が大きくなり、高額な買い物をしたのは覚えていま
す。
ゴルフクラブセット、ギターとアンプ数台、メガネ、洋服から
始まり、ついにはゴルフ会員権、不動産まで購入しようとしま
した。
そこでスットプをかけられたから良かったのですが、そうでな
ければ多重債務者になっていたかも知れません。

喧嘩の内容も記憶がなく、妻以外にもいろんな人と口論したそ
うです。

車を何度もぶつけ、修理に出している間にも代車をぶつけてし
まう始末。
周囲には金銭的にはもちろん、大きな精神的苦痛を負わせてし
まいました。
それでも本人は能天気でいるのだから、手に負えなかったにち
がいありません。

入院治療しか手段がなかったのでしょう・・・
しかし本当の壮絶な戦いはこれから始まることになるのです。

躁状態の時 3

2009-12-28 09:00:00 | 日記
そんなひどい躁状態になっていても気がつかない妻・・・
ちょっとおかしいなとは感じていましたが
それが、そんな病気がこの世の中にあるなんて思いもしませんでしたから。


躁状態であるということを気がつかせてくれたのは
懇意にしていただいてた主人の仕事関係の方から電話があったからです。


躁状態は仕事場で発揮(!)されていたようで
大人ばかりの仕事場にいきなり大の字に寝ころんで
「あー 疲れたー」とか

普段無口な主人が大変なおしゃべり(仕事に関係のない話題)になったとか

お電話で数々のおかしな行動を教えていただきました。



私はすぐに義両親に相談

当時、鬱病に関して全く知識のない家族は
その電話を期に本人を入院させることを思いつきます。
入院さえすれば治る、そう思ったからなのですが・・・

躁状態の時 2

2009-12-27 10:00:00 | 日記
どんなことで喧嘩をしていたのかあまり思い出せないけど・・・
犬も食わない喧嘩だったのでしょうね。

喧嘩をすると主人はこんなことを言い出してました。

「占いの先生に、もっといい人が現れるからって言われてるから」

私とは離婚してもいい、っていう意味だったのでしょう。


危なかったのは車の運転
それはそれは四角い車が丸くなるほどぶつけていました。
人身事故がなかったのが救いです。


もうひとつ不思議だったのは顔がつやつや生き生きしてたこと!
精神年齢が下がったせいか顔が若々しく見えました。