先月あたりからクサゼミが鳴き始めている。
沖縄ではクサゼミが多ければ干ばつ兆しという
言い伝えがある。回りの景色や自然を読み取って気候を予知する
言い伝えは、この時期に多くみられる。
ミミズが道に出て死んでいるのは、日照りの兆し。
カタツムリが上にむかって殻を閉じれば、干ばつの兆し。
蟻の家が道端にあるなら、干ばつの兆し。などなど・・・・
農作物の成長には長期を要し、そのあいだに適度な雨が
降らなければ作物は実ら昔なら食糧危機となっていた。
農業では播種、苗おろし、植え付けなど一連の手の込んだ
作業があり、植え付けが始まる立春以降の今頃、一種の不安を
抱きながら、その年の気候を知ろうとしたのだろう。
モズクも海の農業のようなもので、早ければ10月くらいから
網の準備を初めて、11月12月には種付けをし、本来なら今頃、
収穫の時期を迎えている。
今年は海水温が高くモズクはほとんど育たなかった。
モズクの収穫を当て込んでいた人にとっては悪夢のようなもの。
今の日本では気候によって食糧危機が起こり飢えるようなことは
ないが、農家や農業では気候に左右されることが多く、
多大な損失を起こすことがある。
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