うんたま森のキジムナー

モズク

今年は暖冬の影響で、海水温が24度前後、
2月でも海の中は温かくてダイビングに来られた
かたにはありがたかったかも知れない。
しかし、この海水温の上昇が漁業にあたえた
影響は大きかった。最新の機器を積んだマグロ漁船や
イカ釣り漁船は、衛星や暖かい海流を探して
魚影のこい場所を探し当て、大漁してくる船も
いたが、まったく不漁が続いた経費倒れの船も
あった。モズクの養殖業では、モズク網を張る
場所のわずかな違いで豊作した人もいれば、売り物に
ならない人もいて、全体的には不作だったようだ。

毎年、トライアスロンが終わる頃には、モズクを
養殖している誰からモズクのおすそわけがあるけ
れど、今年は声もかけづらい。あいにく自分で採りに
行く暇もなく、あきらめかけていると、
「今年は豊作だったさぁ」
と知り合いがモズクを持ってきてくれた。
頂いたのはいいが、それからが大変!モズクの掃除を
して、塩漬け作業、そして小分けする。
すぐに作業を始めないと、せっかくのモズクがいたん
でしまうので、時間との勝負。久しぶりに休みを
取って家にいた珠ちゃんを呼び出しての手作業。
夕方には宅配便業者に手渡して作業終了!
早ければ今日、明日にも届くことだろう。

モズクは塩漬けになっているので、一年以上は
日持ちする。食べる前に塩抜きをしてから、三杯酢で
そのまま食べるなり、お汁に入れるなり、二日酔い
ならモズク粥がうまい。スーパーなどで宮古産と
書かれたモズクを見つけたらお買い求めください。

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