高校生くらいの若者がバイクに乗って大きな爆音を
響かせていた。信号で止まっても空ぶかしさせて
大きな音を立てていた。
すると前に停車していたタクシーの運転席から
ドライバーが降りてきて、丸めた週刊誌でいきなりバイクの男の子の
頭をヘルメットの上から引っ叩いた。
そして何事もなかったかのようにタクシーは走り去った。
バイクの男の子はヨロケながらもおとなしく走り出した。
沖縄には独自の宗教観がある。
仏教などの宗教信仰がほぼなく、先祖崇拝が基本。
小さい頃からお盆や晴明などの伝統行事に参加しているためか、
ちょっとヤンキー風な若者でも先祖の大切さを説くような
古風さを持っていたりする。
青年会に入ってエイサーに打ち込む若者が多いのも
沖縄ならではの現象である。
また親を大切にするといった教訓を盛り込んだ唄が唄いつがれているのも沖縄。
那覇であれば「てぃんさぐの花」
八重山であれば「デンサー節」
そして宮古島では「なりやまあやぐ」
これが沖縄の三大教訓歌といわれている。
沖縄は先祖崇拝、そして目上の人の言うことは聞く。
子供たちが悪さをしていればまわりの大人たちは知らない子で
あっても叱る。少し前まではヤンキー風な子たちも親を助けて畑仕事を
手伝うのは当たり前の光景だった。

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きじむな

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