うんたま森のキジムナー

漁師仲間

夕方、漁に出る、出ないは別として、漁協へ
行くのが日課のようになっている。
潜り漁に出漁しているのは、ウチの船以外に
他2隻。「昨日はどこで潜ったか?大漁したか?
今日はどこまで行くのか?」
他の船の動向が気になるのは、誰も同じこと。
同じ場所で続けて漁をすると魚が激減して
しまうし情報は大切だ。

昨晩は八重干瀬でイタチザメ(凶暴)が出て、
大変な思いをしたそうだ。
「しばらく、八重干瀬はやめた方がいい」と言う。
しかし、セリに並べられた魚を見ると大漁
している。とても途中で漁をとりやめ、
帰ってきたとは思えない。
「で、今日はどこへ行くのか」と聞くと、
「八重干瀬以外だな」といいながら
船は八重干瀬に進路をむけて出漁していった。

20年以上の付き合いのある仲間なのに、お互い
騙し合いながら仲良く付き合っている。
「あそこには魚がいない」と言いながら、同じ
場所でバッティングすることもしばしばある。
憎めない連中ばかりだ。


今日は前線の通過で大時化になった

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