新聞の募集広告には、葉タバコの収穫作業募集の広告が
ズラリとならび、そして夏野菜のゴーヤの出荷が
ピークを迎えている。
周りを見るとすっかり初夏を感じさせるが、暦では旧暦の2月が
始まったばかり。
啓蟄後半の3月15日頃から、沖縄は「春の荒れ」に入る。
「春の晴れは3日続かない。」と昔から言い伝え。
旧暦の「二月廻り」として、古くからよく知られた海上で
大しけの続く期間である。
近海に東西にのびる前線が停滞して、その前線上に低気圧が、
次々に発生し、通過していく。このため、短い期間に風向きが
目まぐるしく変わって、天気も急変する。
とくに突風を伴うので、小型船の海難が多くなる。
サバニや帆船で海に出ていた時代「二月廻り」が過ぎたか
どうかを知るのは、命にかかわる大事なことだった。
これだけ発達した天気予報でさえ、昨日の発表と今日の
発表が大きく変わることもある。
海に出て行くには、常に直前の天気予報を確認して
変化していく空模様に気を配らなければならない。
旧暦の2月が終わるまで初夏の陽気に浮かれてはいられない。
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