小正月、二十日正月というのがある。
7日に「七日節句」というのもある。
本土では7日に「七草粥」を食べる習慣があるが、
ここ沖縄でも菜雑炊(ナージュシー)
を作り家の神様であるヒヌカン様や仏壇の供える。
本土の七草粥は、正月で疲れた胃腸を癒す意味
合いがあるが、沖縄では供え物。
小正月と二十日正月はそもそも旧暦の行事で旧16日に
関係してくるので新暦で行うと
ややこしくなってくる。
小正月15日に正月の飾りつけを外す日で、沖縄の神様は
テーゲーを許してくれるので二十日まで猶予を
与えてくれているのが二十日正月。
二十日までに正月を終えなさいという意味だそうだ。
昔は年末につぶした豚でスーチキ(豚肉の塩漬け)を
どこの家でも作っていたという。
大量に作ったスーチキをこの日までに食べ終えて、
スーチキを作った鍋を洗う日であったといわれている。
それがいつのまにか「今日は小正月15日で酒が飲めるぞ!」
「今日も二十日正月で酒が飲めるぞ!」
に変化していったようだ。
本来は旧暦で行う行事であったが、新暦と旧暦で
行うようになった。
