うんたま森のキジムナー

暴落

港で漁師たちが暇そうにしていた。
それもそのはず、季節風が吹いてはいるが、漁師にとっては
凪も同じ。しばらく良い天気が続いている。

台風や低気圧の影響で海が荒れて船が出せない状態が続けば、
当然のことながら水揚げが入ってこない。
「漁師殺すには刃物はいらぬ!」と言われている。

しかし、その逆で海の凪が続けば魚の値段は下がる。
夜釣りの時期と重なって、趣味で船を持っている人に乗せて
もらい夜釣りに出かける人が多くなる。
大漁してきたら近所に分けたりするので、魚が売れない。

最近では、テレビの釣り番組の影響もあり、港や海岸付近で
釣りをする人も増えている。

魚の値段は暴落する。
「安くても海に出ればいいのに。」と言ったら、「札も入らないさぁ」
と怒っている。札が入らないというのは、セリに出しても
仲買人が魚を買わないという意味。売れなければ仕方がない。
海が荒れるのを待つしかないが、当分は期待できない。

海に出られない漁師が行くところは「マシン」(スロットマシン)
これも元手がかかり、勝つ確率より負ける確率の方が
圧倒的に大きい。昔ならパチンコで遊ぶこともできたが、
賭博性が強い今の遊技場では、勝か負けるか!
港でブラブラしているということは、マシンに行くお金もいよいよ
底を尽きたというわけ。

自然相手の商売だから仕方がない・・・・


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